「おひさまえんのさくらのき」春から入園する子どもたちにおすすめの絵本

おひさまえんのさくらのき

おひさまえんのさくらのき

【おひさまえんのさくらのき】
あまんきみこ/作
石井勉/絵
あかね書房/出版

入園を控えた親子におすすめの絵本

もうすぐ桜の季節。4月から幼稚園、保育園に入園する子どもたちも多いかと思います。
そんな親子にぜひ読んでほしい「おひさまえんのさくらのき」をご紹介します。

お母さんと離れるのが寂しくて、幼稚園、保育園に行きたくない!と言っている子どもたちもきっと前向きになってくれることと思います。

「おひさまえんのさくらのき」

 

この絵本は、幼稚園へ通うことに前向きになれない女の子のお話です。

お母さんと離れることや、新しい環境に入ることに不安になってしまったのでしょうか。
少し強がりながらも、不安な様子を見せる背中は小さくも大きなものを抱えているように見えました。

幼稚園が楽しみで、ずっと張り切っていたのに、入園式を終えた途端「行きたくない」と言ってしまう子は多いそうです。大人でも新しい環境に入っていくことはとても勇気がいることですよね。

お友達ができるかな?お母さんと離れてもやっていけるかな。
そんな気持ちを抱えながらも社会に出ていく子どもたちの勇敢さをもっと褒めてあげたくなりました。

「おひさまえんのさくらのき」では、おばあちゃんから聞かされるお話を通して
次第に女の子が変わっていく様子が描かれています。

女の子の健気な様子、おばあちゃんの暖かい優しさ、沢山の想いが詰まったストーリーです。

 

不安な気持ちに寄り添う絵本です

さくら

初めてお母さんお父さんと離れる子どもたちは、ワクワクと一緒に不安もいっぱいだと思います。

「おひさまえんのさくらのき」はそんな不安な気持ちに温かく、優しく寄り添ってくれる絵本です。

この絵本の中では、おばあちゃんの話してくれた”さくらのき”の不思議なお話が出てくるのですが
女の子がそうしたように、きっとこれを読んだ子どもたちも
”さくらのき”のお話を思い出して、入園に向かって頑張ってくれると思います!

春夏秋冬、また次の春笑顔で満開の桜をみたい!
季節を重ねて毎日を過ごしていく成長の様子を楽しみに、
寂しいお母さんお父さんもきっと、この絵本を読んで子どもたちの背中を応援することができるでしょう。

私も春から長男が幼稚園に通います。
まだまだ「お母ちゃんと一緒に行きたい」と涙涙しています。
私自身も寂しい寂しい毎日ですが、入園までも目いっぱい精いっぱい彼を愛して、幼稚園への第一歩を全力で応援したいと思います!!

この記事を書いた人

TOPICS