子供と過ごす1日をHAPPYに。おうちで【食品サンプル作り】に挑戦!
子どものいうのはどうしてこんなに体力があるのでしょう。小さい体で、いつも全力で。
近頃雨の日が多く、そうでなくても外出がしづらい今日この頃、
週末の我が家の三太郎(1才、3才、9才)は、室内だけでは発散しきれない体力を持て余しています。
果てしなく散らかっていく部屋。頻発するけんか。
静かなのは食べているときだけで、「もういいから少し黙ってて!」と何度思ったことか。
だからといって一日中youtubeを見せておくわけにもいかないし。
雨の日の、自粛期間中の、家での過ごし方に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
でもどんな日も、できれば笑顔で穏やかに過ごしたいですよね。
それがとても難しいことだと分かってはいるのですが…。
みんなで楽しめそう!アイスの食品サンプルを作るキットを発見
今日も朝から雨。屋根を叩く雨音で目を覚ましました。
「あぁまた雨か、今日一日何をしよう、どうやって乗り切ろう…」と憂鬱な気持ちが広がります。
時計を見ると目覚ましがなるまであと30分。
今更寝なおしてもしょうがないなと思い、携帯を手にとってネットを見ることに。
そこでチョコミントアイスの食品サンプルを作るキットというのを見つけました。
作業時間は約1時間と書いてあります。これは…いい時間稼ぎになりそう。
工作が好きで暇があれば段ボールを切り貼りしていて、
「アポロ」などの駄菓子を自分で作るキットや、100円ショップの恐竜を組み立てるキットを
買って買ってとうるさく言う長男にぴったりです。
次男はちょっとお手伝いをしつつ見学して楽しめるし、
その間三男は誰にもおもちゃを取り上げられることなく自由に遊べるし、
みんながハッピーな1時間になりそうです。早速注文ボタンを押しました。
失敗も大切な経験。いざチョコミントアイス作り!
届いた週末の朝、長男に「今日これやろう」とキットを見せると大喜び。
楽しみで仕方ない様子で、テーブルにキットを置いて眺めながら朝食を食べました。
パッケージを見た次男が「アイス?食べたい、食べたい!」と騒ぎだし、
「これはね、食べられないアイスなんだよ」と長男が答えるも、
「えー…アイス…食べたい」とめげずに主張する次男。
一悶着ありましたが全員になんとか朝食を食べさせ、後片付けもそこそこに作業をスタートしました。
まずはコーンを作ります。溶かしたロウを型に流して広げるのですが、ロウがすぐ固まってしまって難しい…。
何度か失敗して心が折れそうになる長男を励ましながら、何とか型全体に広げました。
固まったロウを型から外し、くるっと巻くとコーンが完成。「できたね!」と心底ほっとした様子で喜ぶ長男。
私も本当にほっとしました。
さて次はアイス部分です。ミント色の粘土をこねてアイスの形に。
砂場で「泥団子」を作るのが得意な長男は慣れた手つきでこなしていきます。
歯ブラシを当て、表面を粗くガタガタにしていくと本当にアイスのよう。
お店のショウケースの中にいくつも並んだ容器から大きなアイススクープですくい取ってもらう、あのアイスクリームです。おいしそう!
次にこげ茶色の粘土を小さくちぎってアイスにつけ、チョコチップにします。
配置や形を考えながら、もくもくと作業する長男。ずいぶんチョコチップたっぷりのアイスになりました。
最後に、コーンの上にアイスをくっつけ、コーン用ペーパーとアイススタンドを組み立てて、アイスを置いて、完成です!
ちょっとバランスが悪いアイスクリームだけれど、
「あー楽しかった!もう一回作りたいな」と満足げにいう長男を見て、良かったねと心から思ったのでした。
何かを作るという遊びは、作る段階で工夫する智恵、試行錯誤する応用力、
最後まで仕上げる集中力を養えるし、「できた!」という達成感、
成功体験を積むことができるので素晴らしいなと思います。
そういえば子どもというのは幼い頃から作ることが好きですよね。
砂場とか、積み木とか、お絵かきも、同じことだと感じます。
我が家のおもちゃ箱にチョコミントアイスが仲間入り
出来上がったアイスクリームを「アイスだよ…うふふ」と差し出された次男は
最初「あーん」と口を開けましたがすぐに「ボンドくさい!」と逃げだし、
三男は本物だと思ったらしく、よだれを垂らして欲しがっていましたが触らせてもらえず。
アイスを中心とした追いかけっこでしばらく遊んでいました。なんて平和な光景。
付属の冊子には食品サンプルの紹介も載っていて、食品サンプルというものを知らなかった長男は興味深く冊子を眺め、
「将来は食品サンプルを作る人になる」と目を輝かせていました。
チョコミントアイスを飾った棚は爽やかな夏の雰囲気になりました。
子どもの工作は不格好だけれど、それがまた可愛いものです。
作業中はもちろん出来上がり後も楽しく遊べ、夢が広がる良い体験ができたようで私も満足。
子どもたちと過ごす毎日、今は行き詰まってしまうことも多いけれど、過ぎてみればきっとあっという間なのでしょうね。
ついつい怒ってばかりになってしまいますが、こうやって楽しく過ごせる時間を作りだすことは大切だなとしみじみ感じたのでした。