情報モラルって知ってますか?子どもに情報モラル育成を!

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regulation_shinpai_anshinネットワーク化が進んでいく現代、情報を取り扱ううえで必要とされる行動範囲の事を『情報モラル』といいます。

この『情報モラル』こそがしっかりと身に付いていないと、自分も相手も傷つき取り返しのつかない事になりかねません。

今回は、そんな『情報モラル』の育成とは何かについてご紹介します。


情報モラルの育成?


情報モラルとは、わかりやすく簡単に言うとネットワーク社会における倫理・道徳のようなものです。

一般的に、子どもは何年もかけて知識と経験を身に付けて大人へと成長します。

しかし、ネットワーク社会では色々な情報が経験や挫折・成功も味わうこともなく知識だけが簡単に入ってくるため、途中経過を飛び越えていきなり「大人の社会」へ足を踏み入れられてしますのです。よく言う「頭でっかち」状態ですね。internet_earth

なぜ、それがダメなのか?

成功や挫折・経験を積んでいないと、何が良くで、何がイケないか、などの基準がわからず、そして、自身で感情をコントロールする力、すなわち、感情制御力不足などによりネットワーク社会関連の犯罪や事件に発展しやすいようです。computer_network_virus

そのため、子どもがトラブルに巻き込まれないようにネットワークの影の部分について、子どもたちに理解させるとともに、ネットワーク上のマナーやルールを身に付けさせることが大切です。


インターネットを利用してこんなことができます


○Webページ
人や企業、学校などで誰もが情報を発信できます。そして、誰もが多くの情報をいつでも得ることができます。

○電子メール
界中の人たちと手軽に素早く意見交換ができます。

○掲示板やチャットによるコミュニケーション
ンターネット上のコミュニケーションとして、自由に情報交換(掲示板)やリアルタイムに文字で会話(チャット)をすることができます。

○オンラインショッピング
お店まで行かずに、コンピュータ上にあるサイトで様々な商品を購入することができます。

○その他
キップの予約、ホテルの予約、列車の乗り継ぎ案内、地図、辞書、天気予報等のサービスを無料で利用することができます。


家庭で考えたいこと


○子どもにネット社会の危険を伝えましょう。
子どもには、情報通信ネットワーク社会におけるインターネットの利便性とともに陰の部分についてもしっかりと理解させましょう。
インターネットを利用する上で、気をつけなければならないことを知り、子どもにも自分のことは自分で守る力を育てていきましょう。
知らない間にトラブルに巻き込まれたり、関わってしまう事柄には次のようなものがあります。virus_ransomware_smartphone

代表的なものをいくつか紹介します。

・知らない間に有害サイトを開くこと

・出合い系サイトに入ること

・掲示板等への書き込みで加害者や被害者になること

・著作権を侵害すること

・虚偽の情報を信じること

・個人情報(住所や名前、写真等)が公開され被害にあうこと

・子どもがオンラインショッピングで保護者に無断で商品を購入すること

・メールで架空請求が届き、支払ってしまうこと

・保護者に無断でネットオークションに参加し、商品を購入すること

・一方的に大量のダイレクトメールが送られてくること

・ウイルスが添付されたメールによって被害者や加害者になること

・プライバシーを侵害すること

・ネット上のゲームなどにのめり込むなどして生活のリズムを乱すこと等

 

ネット上でのマナーやエチケットを守らせましょう。


ネット上では、お互い顔が見えないので安易な気持ちで誹謗中傷をするなど他人を傷つけたり、無責任なことをしがちです。見えない相手だからこそ、相手の気持ちや立場に配慮する必要があることを教えましょう。net_sns_iyagarase_woman
情報の収集や発信などの活動は、相手の顔は見えないけれども基本的には「人と人とのコミュニケーション」であることを常に意識させていきましょう。
子どもにインターネットでの危険性を伝え、ネット上でのマナーやエチケットを意識させ守らせていきましょう。computer_crime

○家庭で使用上のルールを決めましょう。

庭において、子どもにインターネット等を適切に活用させるため、活用する場所や時間等のルールを決めるようにしましょう。

○保護者が子どもと一緒に触れましょう。

保護者が、インターネット上での情報検索や電子メールの利便性、あるいはトラブルについて知るよう努めましょう。小学生の場合は、コンピュータを家族が集まる場所に設置するなど保護者の目の届くところに置き、子どもの利用状況に目配りするようにしましょう。困ったことが起きたときにはすぐに保護者に相談させましょう。

○ブラウザやフィルタリングソフトを利用しましょう。

子どもに見せたくないサイトについては、あらかじめブラウザ※1での規制やフィルタリングソフト※2による制限をかけましょう。
インターネット上では、有害情報や無益なもの、偏った内容の情報等が無制限にやりとりされていますから、家庭でも学校同様に子どもを守る環境づくりをしましょう。
※1ブラウザ:ウエブページなどを閲覧するためのソフトウエア
※2フィルタリングソフト:特定のWebサイトのアクセスを禁止するソフトのことを指し、主に学校や家庭で、アダルトサイトなどの子どもにふさわしくないコンテンツへのアクセスを止めるために用いられる。

○携帯電話の使い方を話し合いましょう。

保護者として、緊急時の連絡や安全確認等の心配もあって、携帯電話を持つ子どもが急増しています。その使用については、親子で十分に話し合うようにしましょう。
携帯電話による「架空請求」「チェーンメール」「出会い系サイト」などによるトラブルが多くなっています。「出会い系サイト」は決して利用しないことやトラブルに巻き込まれそうになったときには、必ず保護者に相談するように、日頃から声をかけるようにしましよう。

また顔の知らない相手からの呼び出しに興味本位に応じて事件に巻き込まれることがあることを知らせましょう。
携帯電話からインターネットに接続し、トラブルに巻き込まれる例も増えています。パソコンと同様に、保護者が、携帯電話の危険性を十分に知らせた上で、利用のルールやマナーをしっかりと子どもと話った上で利用させましょう。

 

まとめ

いかがてしたか?

今回は『情報モラル』についてご紹介しました。日に日にネットワーク化が進んでいく現代ならではの育成ですよね。

ちょっとした、あやまちが大きな事に巻き込まれたり、巻き込んでしまったりしやすい社会だからこそ、大人になる前にしっかり身に付けたいものですよね。少しでもお子さんと話し合う機会になってくれたら幸いです。

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