長男の赤ちゃん返り劇 -私の反省点ー
お兄ちゃんになった息子
長女が生まれた時、長男は2歳2か月。
まだまだ甘えたい、やんちゃ盛りの男の子でした。
不思議とお腹に長女が宿った時から、とても赤ちゃんに興味を持つようになり、
長女の誕生を誰よりも喜んでくれました。
可愛い可愛い妹ですが、その反面これまでどっぷり一人で甘えてきた時間が奪われたことから
徐々に、心配していた赤ちゃん返りが始まってしまいました。
それは長女が半年を迎えるころには、とても激しいものになっていました。
長男の赤ちゃん返り劇
上の子を大事にするようにと良く言いますが、私も精いっぱいケアしてきたつもりではありました。
赤ちゃんが泣いたら、まずお兄ちゃんを抱きしめて。
赤ちゃんが寝ている間は、いっぱいいっぱい独り占めさせてあげる。
そんな風に過ごしている中で、頑張ってお兄ちゃんしてくれているなぁと思っていた私ですが、
その考えがどこまでも甘かったのだと反省する結果となりました。
お話が楽しくなってきたころだったのに、急に口を聞かなくなり、
いつもムッとしていました。
時には妹に攻撃的になることがありました。
平日は寒い外にまだ生まれたばかりの赤ちゃんを連れだすこともできず、家で過ごすことが多かったので、
主人がお休みの日は、息子を動物園や水族館、公園や鉄道博物館などに毎週連れて行ってもらっていました。
私も長女が寝たら少しの間休憩できますし、息子も外へ連れ出してもらえることで、リフレッシュできていると勝手に勘違いしていました。
私の反省点
特に、お母ちゃん子だったこともあるかもしれませんが、
これがそもそもの間違いだったのかもしれません。
平日も私を独占できないのに、週末はお母ちゃんから離されるのかという寂しさがどんどん息子の中にたまっていってしまったのではないかと思います。
それに気が付いたころにはもう手遅れでした。
初めての二人育児。私は本当に余裕がありませんでした。
それでも、できる限り子どもたちと心穏やかに過ごそうと頑張りました!
自分の顔を鏡で見る時間はなかったけれど、大好きな子どもたちの成長を見逃すまいと必死に目を開けて生きていた、という感じでしょうか。
だけど足りていなかった。抱きしめる時間が半分になってしまったのですから。
抱きしめても抱きしめても足りない。そう考えて接するべきだったのかなあと思っています。
声をかけるだけじゃなくて抱きしめる。どうしてもできないときは手を握るだけでも、伝えられた愛は変わったのかもしれない、と後になって気づかされました。
まだまだ完璧に過ぎ去ったわけではありませんが、3歳半を迎える今はもちろん当時に比べ随分と落ち着き、本当に優しいお兄ちゃんになってくれました。
激しく、長く続いたこの赤ちゃん返り劇からどう抜け出したか、というお話はまた別の機会に☆