食育の資格があると得なのはどんな人?タイプ別おすすめ食育系資格
食育基本法が制定されて以降、誰でも簡単に始められて取得できる資格として脚光を浴びているのが食育に関する資格です。ただ、食育の資格は難易度が低いものから最高ランクのものまであるので、自分が望むものを選ぶのがベスト! 誰がどの資格をとればいいのか簡単に紹介しましょう!
幼児や子どもと接する人は食育の資格があると◎
まず、食育は食を通して様々な分野に目を向け、豊かな人格形成ができる国民を育てるために必要とされた教育です。
老若男女関係なく知識を得ることが大切ですが、今は幼児や子どもと接する人は食育の知識が必須! 教育者には、食から世界に目を向け、その内容を分かりやすく子ども達に教えて人格形成に寄与できるような知識と技術が求められます。
農業や水産業などの一次産業や食品ロス問題、環境問題、食料自給率、日本の伝統文化など、食育とひとくちに言っても知識は様々!
なにからどう勉強すればいいのか分からなくなりやすいので効率良く知識や情報を得るためにも、食育の資格を取得するのがおすすめです。
本気で仕事にする&学校に行く時間があるなら栄養士
さて、食育に関する資格を取得する方法はいろいろあります。
学校へ行って勉強する時間と余裕がある人や、食に関する仕事に就きたい人は栄養士になりましょう。栄養士は国家資格。取得すれば栄養士という資格が直接仕事に結びつきます。正に手に職を付ける、ということになるのでおすすめ!
栄養士になるには、厚生労働省が指定する栄養士育成施設を卒業する必要があります。試験はなく、指定された施設で必要な課程を履修すれば卒業と同時に資格が取れます。ただ、夜間の学校はないので既に社会人として働いている方は退職しなければなりません。
学校を卒業すれば栄養士になれるので、資格を取得するなら食に関する仕事に就くことになります。栄養士は学校給食の現場はもちろん、福祉施設や自治体、病院などに就職することが可能です。
栄養士の人で食育のプロになるなら管理栄養士
栄養士になった方で、さらに知識を深めていきたいなら管理栄養士の資格を取りましょう。
栄養士になった後、栄養士として働いて実績を積み、国家試験に合格すれば管理栄養士になれます。
管理栄養士になると介護施設や医療施設で大変重宝されます! というのも、管理栄養士がいると施設は「ここの施設は管理栄養士による食の指導があるところ」と質の高さを宣伝できます。また、管理栄養士を施設に常勤させて食に関する指導を行うと、介護マネジメント加算などの加算があるので介護保険料の請求額が高くなるメリットが! このため、管理栄養士は様々な施設で大変重宝されるのです。
管理栄養士になった方も、常勤の正職員という安定した職に就けるのは魅力ですよね。栄養士の中でも実績と深い知識を持っていることが証明される管理栄養士の資格は仕事に繋がるだけでなく、安定した地位も約束される嬉しい資格です。
食育に興味がある人&在宅試験希望の方は民間通信講座
食育に興味があるけれど学校に通う時間やお金がネックになっていたり、軽い気持ちで勉強したかったり、勉強も試験も自分のペースで進めたい方は通信講座を受けて得られる民間資格がおすすめ! 比較的簡単に取得できるものもあるので、ぜひチェックしてみてください。
どんどんステップアップしていける「がくぶん」食育インストラクター
がくぶんが開講している食育インストラクター養成講座は、食育に関する知識がゼロの方でも3~6か月間学習することで食育に関する知識が深まり、食育インストラクターの資格が取得できます。受講費用は39,900円。食育に関する資格の中では安価な方になります。
与えられる課題をクリアするだけで資格が取得できるので「試験に落ちて受講料が無駄になった!」ということがなく、自分のペースで好きな時間に勉強することができる魅力が!
がくぶんの食育インストラクター養成講座を受けて取得できる食育インストラクターの資格はプライマリーです。ここからさらに知識を深め、より高度な内容を学習したい方は四級、三級、二級、一級とステップアップしていくこともできますよ。
服部幸應先生が理事長を務めるNPO 日本食育インストラクター協会が認定する有名な資格という点も魅力です。
【参考】食育インストラクター養成講座|NPO 日本食育インストラクター協会
https://www.npo-shokuiku.com/
仕事に活かせる食育系資格「ユーキャン」食生活アドバイザー
資格取得で有名なユーキャンには食育に関する「食生活アドバイザー」という資格があります。この資格には「仕事に直接活かす内容が多く含まれた資格」という特徴があります。
例えば、食文化や栄養学だけでなく食品学・衛生学・食のマーケット・税など社会生活といった内容も講座に含まれています。また、資格試験も試験会場に出向いて受けるタイプ。
栄養士や介護士、保育士など。他の資格と合わせて取得して仕事に活かすのもおすすめ! 他の食育系資格より難易度が少し高くなりますが、家庭と仕事両方で役立つ資格を狙う方におすすめです。
【参考】食生活アドバイザー検定|一般社団法人 FLAネットワーク協会
http://www.flanet.jp/ado/
実生活に活かしていく食育系資格「ユーキャン」食育実践プランナー
ユーキャンの食育系の資格には「食育実践プランナー」という講座もあります。
食育実践プランナーというのは、家庭の中で活かす知識が中心の食育系資格! 妊婦さんや子育て中の方、家庭で介護をしている方などが実生活の中で使える知識が身に付けられます。資格を取得したメリットや効果を感じやすいメリットがあります。
受講料は39,000円。通信教育なので自分の都合に合わせて学習を進められ、資格試験も在宅で教材を見ながら受けられるのが嬉しい点! 仕事をしている方や、乳幼児がいて思うように時間を作れない方でもチャレンジできる資格です。
【参考】食育実践プランナー|ユーキャン
https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1358/
初心者向けで就職のサポートもある「資格のキャリカレ」食育アドバイザー
一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する食育アドバイザーも有名な食育の資格です。こちらは資格のキャリカレで通信講座を受け、資格試験に合格すれば取得できます。
受講料は36,000円。気軽にチャレンジしやすい価格ですし、勉強が不安という方でもサポートを受けながら3カ月勉強すれば資格試験にチャレンジが可能! しかも、資格試験は在宅で手持ちの資料を見ながら受けられるので緊張することなく自分のペースで挑戦できる難易度が低い資格です。
資格取得後は就職・転職のサポートを受けることもできるので、ノウハウがなくて不安! という方におすすめの食育系資格です。
食育に関する資格は様々ありますが、仕事に直接活かすなら管理栄養士や栄養士といった国家資格を。自分の生活の中で活かすなら食育インストラクターや食育アドバイザー、食育実践プランナーといった民間資格や、家庭だけでなく社会で活かす内容まで勉強する食生活アドバイザーといった民間資格がおすすめ。自分がどういうところを目指すのか考えてから資格を選ぶようにするのがベストです。