今回は遠山さんと小川先生お2人に、「もし親としてキャスリングとかなコロンを子どもに遊ばせるとしたら?」という質問をしてみました。
松倉弥生
それでは、遠山さんと小川先生のお2人にお伺いします。
もし自分に子どもが生まれたとしたら
もしくは自分の子どもが小さいころ
親としてこのキャスリングとかなコロンに出会っていたら
何歳でどのような環境で一緒に遊んでみたいと思いますか?
遠山彬彦さん
僕の方が夢の話になるので僕からしますね。
想像上の話になってしまうのですが、(子どももいなく)子育てをしていないので。
飲み込まなければ、害がないタイミングであれば
もうそこに置いておきたいなと思います。
そこに、どんな遊び方でもいいのでこれをつみきとして遊んでいる中で
これなんなの?と気付いたら教えてあげたいし
それがきっかけで自分で何か遊んでいるような・・・
「あ、色で並べて遊んでいるんだな」とかを気付くのもいいかなと。
そういうのも楽しいかなと思うので、害がなければ横に置いておいてあげたいなと思います。
松倉弥生
では小川先生はいかがでしょう?
小川大介先生
難しいな。
やっていたしな。
観察をしているからな。実際。
ただ基本は遠山さんと一緒で、口に入れてしまうとかいうことがなければ、好きに触らせているかな。
あと、知育玩具というくくりでは見ないでしょうね。
遊び。
ちょっと変わった答えになるかもしれないけど、
僕はうちの子が本当に奥さんのお腹に授かった時点で
観察のアプローチはもう持っていたので。
なのでうちの子は結構視覚感覚を使いながら聴覚感覚も強い子だと見ていたから、
僕よりもどっちかというと奥さんに近い感じだった。
でも僕に近いこともあった。
松倉弥生
へぇ!そうしてどちら側に近いと知れるのも面白いですね。
小川大介先生
うちの奥さんは遊ぶという事に対して、どう遊んでいいのか分からない、といった
決まり切ったことをしてきた人だから、一緒に触ってみたら?と渡して
奥さんは、遊ぶ感覚をほぐすのに使ったんじゃないかな?
その時の様子を聞くことによって、
「あ、こういうところもあるかもね。教えてくれてありがとう」というような、
今もし戻って手元にあるのならそういうことはできると思うかな。
それこそママと子どもだけが遊んでいるときに、
遊び方が分からない方への”遊び方のリハビリ”になればいいな。
松倉弥生
なるほど!
そういう視点はなかったのですが、ぜひパパにも教えてあげたいことですね。
小川大介先生
そう。
一緒に渡してみたら、私と違う遊びをするかもしれない。というのもあるよね。
子どもを2人で発見していくツールとして。会話の糸口としてあればいいんじゃないかな。
1歳過ぎたくらいでいいんじゃないかな?
偶然言葉ができたら、それだけで興奮する。
松倉弥生
絶対そうですね!
佐藤亜希さん
あーそうそう!
松倉弥生
絶対写真撮りますよね!
小川大介先生
くまってできてる!みたいな。笑
だからこれ(かなコロン)なんか絶対近くにずっとある。
これで言葉ができたら、つみきを入れ替えて言葉を変えたりする。
そうすると子どもはきっと図鑑なんかを見て、その文字を作ろうとし始める。
それってスキルに繋がるので、それをし始めたら字を覚えるかな。
最初は絵と言葉、文字のある図鑑の方が入りやすいから。
で、地図とかで地名も作り始められるから、うちの子だと電車が好きだったから
そうすると路線図とか見ながら作れるだろうし。
松倉弥生
路線図も面白いですね。
小川大介先生
女の子で、人形遊びなんかが好きな子なら
キャラクターの名前なんかも作れて、お話遊びもできる。
松倉弥生
何でもできますね。
どうしても(遊び方が)凝り固まってしまうから
その遊び方は発見でした!
小川大介先生
あ!すごい!
こっちから見たら偶然”ちしき”で並んでる!笑
(この時お話しを伺いながら、小川先生がコロンコロンと触っていたかなコロンが
偶然”ちしき”の文字で繋がりました!すごい!!!)
佐藤亜希さん
確かに子どもと遊んでいる時の方が
遊び方の広がりをこちらに教えてくれるというか。
うちの息子もかなコロンが大好きなので、これをし始めてから
ダジャレノートを作るようになったんです!
ダジャレを思いついたらダジャレを書くというノートを作り始めて。
松倉弥生
えーー!!
遠山彬彦さん
すごい!!
佐藤亜希さん
言葉というのが面白い、と。
そういう事を教えてくれるのはやっぱり子どもなので、
(遊び方は)子どもが広げてくれるんだなとすごく思いました。
小川大介先生
そうですね。
そう思います。
一緒に遊ぶと親が育ちます。って言える。
松倉弥生
ぜひその言葉をたくさんの親御さんにお伝えしたいですね。
もし自分の子どもが小さい時にキャスリングとかなコロンに出会っていたら?という質問にお2人とも、「まず自由に触らせたい」という共通点がありましたね。
また、小川先生がお話されていた”遊び方が分からない人へのリハビリ”というのも新しい視点で、とても参考になりました。
次回は、小川先生から意外な答えをいただいた「子育ての中の遊びの役割」についてお伺いしたお話です。
次回もぜひお楽しみください。