ぴかぴかの新一年生になった妹に!おそらの絵本「かぶとむしランドセル」を読み聞かせ
この春より、一年生になったわが娘。ランドセルの色は?デザインは?というのは、新一年生を持つママなら気になる関心ごとですよね。わが家の新一年生になった妹は、お兄ちゃんがとっても大好き。なので、「お兄ちゃんと同じブランドの赤!」と揺るがず、ランドセル選びは特別悩まずに済んだのですが、学校で目にする、色とりどりなランドセルを見ると、親御さんそれぞれの想いやストーリーがあったのだな…と、感慨深いものがあります。
今回は、新一年生にふさわしい、ランドセルとその一年生の男の子が主人公になった、おそらの絵本「かぶとむしランドセル」を選んでみました。
「かぶとむしランドセル」のあらすじをお話ししましょう。みっちゃんという男の子の入学祝いでもらったランドセルは、なんとかぶとむしランドセル。いたずらしたり困ったことばかりされて、怒ったみっちゃんは、ランドセルを学校の裏山に置いて帰ってしまいます。その帰り道に、大きな犬に遭遇し、逃げ回っていたところ、かぶとむしランドセルが助けてくれた…というコミカルかつちょっぴりほっこりもする友情ストーリーになっています。
かぶとむしのランドセルっておもしろい!お話に夢中
今日は、おそらの絵本の中で一番楽しみにしていた、「かぶとむしランドセル」です。兄妹がベッドに集まってきました。
「どんなお話なんだろう?」「ランドセルにかぶとむしが入ってるのかな?私もかぶとむし欲しい!」
パッケージに描かれたかぶとむしランドセルはインパクト大で、かなり気になっていた子どもたち。おしゃべりが止まりません。
お話は、おじいちゃんの入学祝いでランドセルが届くところからスタートします。子どもたちの予想に反して、ランドセルそのものがかぶとむしだったことに、兄妹は大笑い!
「え~!そんなランドセル絶対やだ!」という妹と「ランドセルがしゃべってる!おもしろいじゃん!」というお兄ちゃんです。
妹は、かぶとむしそのものは大好きなのですが、かぶとむしランドセルについては、苦手のよう。夜中に動いて眠れなくさせたり、先生に怒られてる間にいたずらしたり…と、みっちゃんに悪さをするので、かぶとむしランドセルが許せないそうです。
一番嫌がっていたのは、ランドセルのツノが、前から見ると「とのさまのチョンマゲ」に見えるので、みっちゃんは、お友達に「とのさま」と呼ばれ、笑われていた場面でした。
実は、小学校入学後に読み聞かせしたのですが、入学式前夜は、眠れなかったり、ちょっとしたことで泣いてしまったり、結構ナーバスだった妹。
幼稚園のお友達はいるけれど、新しい場所でほとんど知らない人たちと、親から離れて一日の中の大半を過ごしていく…その慣れない環境に入っていくのは緊張しますよね。
お話が進んで、かぶとむしランドセルを置いてみっちゃんが帰っていくシーンに。
みっちゃんは、帰り道に大きな犬に追いかけ回されてしまいます。大ピンチのみっちゃんを救ったのはかぶとむしランドセル。
置いていかれたのに助けてくれるなんて、勇気ある行動ですよね!ここから妹のかぶとむしランドセルへの想いは変わっていきました。かぶとむしランドセルもいいことするじゃん!となったようです。
おともだちの大切さを学んで学校生活を楽しんでほしい!
「おもしろかった!」「いい話だった!」と大好評だったおそらの絵本「かぶとむしランドセル」。
この本は、どんなタイプのお友達とも、友情をはぐくむことができる。そんなことをそっと気づかせてくれます。
小学校では親と離れた本格的な集団生活が始まります。学校でお友達と仲良くできているのか?というのは気になるところですが、さりげなくお友達の大切さに気付かされたストーリーでした。 まだまだ子どもたちは、わかってないかもしれませんが、どんなときでも友達を助ける優しさを持ってほしいです。小学校に入ると、子育ても親だけでなく、先生や周りのお友達や他人から多くのことを学ぶことが増えていきます。どんな人にも手を差し伸べることができるような、優しい子になってほしいと思ったのでした。