桜の押し花~桜でつくる季節のお便り~
桜は満喫しましたか?
暖かい穏やかな春の陽気が訪れ、桜が満開になった!と思ったら
今年はなんだか一瞬のうちに散ってしまいましたね。
お花見は楽しめましたでしょうか。
桜を満喫できなかった!もっと今年の桜を楽しみたかった!
そんな家族には”桜の押し花”がおすすめです!
桜の押し花
押し花は、自然に咲いている葉やお花を乾燥させたものです。
押して乾燥させて作るので「押し花」と呼ばれるのですね。
子どものころ作ったことがあるお父さんお母さんも多いかと思います。
今年はぜひ桜で押し花を作ってみませんか?
桜は、風が吹くとひらひら舞い落ちてくる様子がとてもきれいですね。
花びらを使うのもいいですが、後半になると花びらが揃った完全なお花形の形で落ちているものが多くなります。
それを使うと、美しい桜の押し花を作ることができます!
ではさっそく、おさらいの意味も込めて桜の押し花の作り方をご紹介しましょう。
作り方
作り方は簡単!
好きな桜を拾ってきます。虫がついていないか、土がついていないか確認しておきましょう。
お家にある適当な本を選び、真ん中あたりのページに新聞紙とティッシュを置きます。
この後お花を挟むので、見開きにして置いてください。
ティッシュの上に、丁寧に桜を並べ、優しく本を閉じます。折れ曲がってしまっていないか確認しながら閉じましょう。
辞典や図鑑などの固く重い本がおすすめです。
あとはこのままおよそ1週間待つだけ!
この1週間は、お子様の手の届かないところに置いておきましょう。
また平面状に乾燥させるために、本は平らな場所に横に寝かして置いておいてください。
1週間ほどたつと乾燥し、お花がパリパリの状態になっています。
優しく優しく手に取り扱うようにしてください。
お便りに
私は学生時代から、海外に住む友人に桜の押し花のしおりを作り、送り続けてきました。
そして今我が家では、こうして作った桜の押し花を使って
毎年子どもたちはおじいちゃん、おばあちゃんへのお便りを作っています。
といってもまだ幼いのでこれまではほとんど私が作ってきたのですが、
今年はきれいにセロテープを貼れるようになったので、一緒にテープ貼りをしました。
絵を描いたり、メッセージを添えて送ろうと思います。
1人暮らしのおじいちゃんおばあちゃん。
遠く離れて暮らす家族。
そんな、大切な人たちに桜の押し花でお便りしてみませんか?
なかなか外に出られない方や、今年は桜を見られなかったという方もきっと同じ季節を感じてくれるはず。
大好きな人の手から渡ったお便りは、心を温かくしてくれることと思います。
子どもたちの学びにも
桜は、私たちにとってとても身近だけれど特別なお花ですね。
ピンクに彩られた景色は、毎年見るのにすぐ去ってしまう。とても惜しく、美しいものです。
桜の押し花作りを通して、桜について、そして季節について、歴史について
学ぶきっかけにもなるのではないかと思います。
3歳半の我が家の長男は、去年までは小石のように花びらを拾っていただけでしたが、
今年は色々と気が付いたことがあったようです。
手に取った桜がすぐに花びらを落としてしまったことを残念そうに、どうして落ちてしまったのと泣いていましたが、
その日の夜、お花には優しくしなければいけないのと呟いていました。
また、手に残った「おしべやめしべ」を不思議そうに眺め、それが何かということについても知ろうとしていました。
帰宅後図鑑を見たり他のお花にも、おしべやめしべがあるのか調べていました。
まだ間に合います
桜がほとんど散ってしまいましたが、まだ桜の押し花作りは間に合います!
桜の木の下の、別の小さな植物の上に落ちている場合などは、クッションになってつぶれていないことも多いです。
綺麗な形で残っていなければ、花びらだけを拾ってもいいですね。
真っ白な紙に、花びらでお花を作ったり、描いた絵の中に貼り付けてみるのも可愛いです。
黒い画用紙を使うと、さくらの淡いピンク色とのコントラストが奇麗です。
もう桜が落ちてもないという地域の方は他のお花でやっていても素敵ですよ!
ぜひ親子でオリジナリティーあふれる桜の押し花を作ってみてください!