こどもが大きくなって振り返る絵本の魅力とは?

はじめまして。絵本に助けられながら子育てをしてきたmihhyです。
現在、7歳と11歳の娘を持つ母親です。

図書館司書の資格を持ち、私自身絵本が大好きなので子育てには絵本を活用してきました。
徐々に絵本を卒業しつつあるこどもたちに一抹の淋しさを感じています。

毎晩、寝る前には絵本を読んで欲しいとせがまれた可愛らしいおねだりは過去の記憶に。
あの時「今日は疲れたな。」と内心億劫に感じながら読み聞かせをしていた夜のことを思い出します。
今となってはちょっぴり後悔をすることも。
親子で絵本を広げる時間は、子どもの反応を見つつ成長を感じられるとっても愛おしい時間だったと気づきました。
そんな経験から、私なりに感じた絵本の魅力をお伝えしたいと思います。

ママやパパが幼い頃に好きだった絵本を覚えていますか?

毎日忙しく過ごしているママやパパですが、自分が幼いころに好きだった絵本が1冊はあるのではないでしょうか?
どんな絵本を子どもに選べばいいか悩んだ時、私はまず自分自身が幼い頃に好きだった絵本を手に取りました。
その絵本を子どもたちに読み聞かせしてみることに。
時を経て再びページをめくるママやパパのお気に入りの絵本。

一緒に読みながら子どもの反応を見ていると、自分とは違った箇所で喜んだり同じような解釈をしていたり。当然、感じ方は親子でも異なります。
我が子と幼かった頃に戻った自分が、一冊の絵本を開いて一緒に楽しんでいるような気持ちになれますよね!

ママとパパのお気に入りの絵本を読むことで、子どもたちとの会話も弾みます。
「へ〜。パパって小さい頃そういうこと考えていたのね。」なんて、ママとパパの間でもお互いの意外な一面が見えてくるかもしれませんよ♪

行事や季節のイベントの絵本を探しに図書館へ!

一年を通してお正月や節分、ひな祭りや七夕など年中行事は子どもたちにとってもワクワクするイベントですよね。
そんなイベントは、お子さんが絵本に興味を持つチャンスです。

「期間限定の絵本をおうちではなかなかそろえられない。」と感じるママやパパも多いかもしれません。
実際に図書館に足を運んでみると、行事に合わせて特設コーナーが作られていることが多く、関連する絵本が集められています。
その中からお子さんが興味を持った絵本を選んでみては?
絵本で読み聞かせをしてワクワク感を高めると、いつものイベントをより楽しく過ごせるかもしれません。

親子だけが知っているストーリーがいっぱい!

現在我が家では、子どもたちそれぞれが自分たちの好きなことに時間を使っています。
それでも私が時々絵本を開いて声に出して読んでみると、自然に子どもたちが集まってきて一緒に絵本を囲むことがあります。
小さいころに何度も何度も読み聞かせした絵本のフレーズを、今でもしっかり覚えているのは驚き!
話しの筋書きは知っているはずなのに、久しぶりだからかページをめくる度に見せる子どもたちの嬉しそうな顔。
「ココ好きだったよね」「まだ全部覚えてる!」「ああ、こういうことだったんだ」と、昔の思い出が溢れ出てきたり、成長した子どもたちの中で新しい発見があったり。

親子で過ごしてきた時間を絵本を通して振り返り、心に刻むことができます。
1冊の絵本の中にも、それぞれ異なった親子のストーリーがあるなんてステキですよね。

時間が経っても色褪せない、絵本の力

いかがでしたか?
現在、お子さんが小さくて「日々のお世話で精一杯。」というママやパパも多いと思います。

絵本を活用した子育てを経験して感じるのは、絵本の読み聞かせは時間が経っても色褪せない子どもたちとの思い出として残るということ。
そしてなにより、小学生になって周りがテレビ・スマホ・ゲームに夢中になっても「絵本の時間」は習慣になっているようで、毎日本に触れる時間は変わらないまま。

「ママやパパのお気に入りだった絵本」「行事やイベントの絵本でワクワクする」など、ちょっとだけ生活の中に絵本を取り入れてみることから始めてみてはいかがでしょう。

子どもたちが幼く、一緒に過ごせる時間は思っているよりあっという間です。
絵本の力をかりながら、親子の時間を楽しんでくださいね♪

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