「保育士」資格取得にチャレンジ!
保育士になるためには
保育士の資格は児童保護法で定められた国家資格です。
資格を持っていない人が保育士を名乗ることはできません。
保育士の資格を取得するためには2通りの方法があります。
1つは厚生労働大臣指定の保育士を養成する学校や保育士養成施設に通い卒業すること。
もう1つは、保育士試験に合格して資格を取得する方法です。
受験資格、必要書類を確認しよう
保育士試験には受験資格が決められています。
学歴だけでなく、年齢や職歴なども関係してくるようです。
1例ですが、大学、短大を卒業している方の場合は保育士とは関係ない学部学科であっても受験資格はあります。
受験を考えている方は、全国保育士養成協議会のホームページなどで確認してください。
https://www.hoyokyo.or.jp/
ちなみに、受験申し込みの際には、卒業証明書などの書類も必要となってきます。
自分が卒業した大学が遠方の場合でも、郵送などで対応してくれる学校が多いと思います。
ただし、書類の発行、郵送などにかなり時間がかかることもあるので注意しましょう。
結婚等で学校卒業時と姓が変わっている場合は、それを証明する書類が必要(戸籍抄本)が必要となります。
受験申請書の取り取り寄せ、記入をして、証明書類などと共に郵送する必要があるので、必ず申し込み締切日を確認の上、早めに準備するようにしましょう。
受験料支払いや申請書の郵送は「郵便局窓口」でしかできないようです。
郵便局窓口が空いている時間帯に行かなくてはならないので、その点にも注意が必要です。
試験の実施について。
保育士試験には、筆記試験と実技試験があります。
筆記試験に合格した人だけが、実技を受けることができます。
試験は全国47都道府県に会場が設けられ、実施されます。
試験は年に2回実施されています。(2018年現在。)
筆記試験は4月と10月。
筆記試験に合格した人だけが受けられる実技試験は7月12月に実施されています。
筆記試験の出題方法はマークシート方式です。
筆記試験の科目は、
保育の心理学
保育原理
児童家庭福祉
社会福祉
教育原理
社会的養護
子どもの保健
子どもの食と栄養
保育実習理論
以上の9科目です。
実技試験(筆記試験合格者のみ)は
音楽表現に関する技術
造形表現に関する技術
言語表現に関する技術
以上3つの中から受験申請時に2分野選択することになっています。
ただし幼稚園教諭免許所有者は免除の科目があるようです。
合格するには
合格するためには各科目、6割以上の点を取得することが条件となります。
保育士試験の合格率は20%前後のようです。
数字だけ見れば、20%・・・狭き門と感じてしまうかもしれませんが、養成校に通わなくても、市販のテキストのみで合格している方もいます。
3~6か月の期間で取得できる資格として、子育て中のママたちからも注目されている資格の1つでもあります。
子育て中ママも資格取得で自分磨き!
保育士資格取得のための勉強は、本屋さんで売っているテキストでスタートすることができます。
(各出版会社から、上下巻で2冊として販売されていることが多いです)
テキストのみで独学で取得する方法が一番、費用は掛かりません。
独学で自分で勉強は自信がないわ~という方の場合は、少々費用はかかりますが通信講座などもあります。
家庭の中で、子育てしていると子ども中心の生活となり、日中ママの自由になる時間も限られてしまいます。
ママ自身、自分を見失いがちになり、社会から取り残されているような気分になることもあるかもしれません。
この子育て時間を有効に使うためにも、毎日のすき間時間を使って、資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。