褒めて育てて大丈夫?
子どもを毎日のようの褒めていて、ふと不安になることありませんか?
褒めすぎて、打たれ弱い子に育ってしまったら、変にわがままに育ってしまったら、どうしようって。
今回は、そんな「褒めて育てて大丈夫?」というママの疑問に答えます。
褒めることで家が「安全基地」になる
画像出典:PhotoACより
子どもを褒めることは、子どもの成長を促すだけではありません。
もちろん、褒められることで子どもは調子にのることもありますが、褒めることは「何があっても、ここなら自分は守られるんだ」という、子どもにとっての安全基地を作ることでもあります。
どんなに能力がある子どもであっても、自分が「愛されている」「守られている」と言う実感がない限りは、自信を持って行動できません。
ママに褒められて「自分は愛されている、守られているんだな」と子どもが思えたときに、はじめて子どもは自分自身に自信を持つことができるんです!
認めてあげる褒め方も大事
子どもを褒め続けることで、子どもは自分に自信を持つようになります。
しかし、ただ褒めるのではなく「認めてあげる」ことも大切です。
子どもが「できる」「できた」ことだけを褒めるのは、良い褒め方です。
でも「できないこと」「できなかったこと」を認めてあげる褒め方も大切です。
例えば、一生懸命頑張ったけれど逆上がりが出来なかった。
しっかり勉強したけれど、いい点数が取れなかったというときは「出来なかったけどよくやったね」と、子どもの頑張りを認めてあげて、その努力を褒めるようにしてあげてください。
そうすることで、子どもは挫折を感じつつも達成感を得られるようになるので、自信過剰な子どもにはなりにくくなります。
社会の中ではうまくいかないことが多いから、自信過剰にはならない?
親の手を離れて、幼稚園や保育園に行くようになると「社会」の中で育てられるようになります。
そんなとき、子どもにとって全てうまくいくことはありません。
「他の子におもちゃを取られた」
「理不尽に怒られた……」
など、いろんな「うまくいかない経験」を味わい、そういった挫折や理不尽を乗り越える力を身に着けていきます。
逆に家の中で、しっかり子どもを褒めるからこそ子どもは、自信をもっていろんな挫折や理不尽と戦える勇気を持つようになるのです。
だからちゃんと認めてあげるような褒め方をすれば、自信家にはなりませんよ♪
努力した”過程”を認めて、褒めることで子どもは伸びる!
うまく言ったときにだけ、褒めるのではなく。うまくいかなかったときにこそ、褒めて認めてあげることで、子どもは本当に成長していきます。
スタンフォード大学 キャロル・ドゥエック教授が、小学生数百人を対象に行った実験では「能力を褒めた」子どもと「努力を褒めた」子どもとでは、「努力を褒めた」子どものほうが「もっと頑張ろう!」と頑張る意欲が湧いたそうです。
ただ褒めるのではなく、出来ないことも認めて、過程を褒めてあげること。
「出来たから褒める」という条件つきの褒め方をしないほうが、子どもののびのびとした成長につながるようですよ!