買い物は大丈夫? 買い物時の新型コロナウイルス予防を考える

新型コロナウイルスは食品からの感染は確認されていません。
新型コロナウイルスの主な感染ルートは、飛沫感染・接触感染だと言われています。

この新型コロナウイルスに感染しないためには、マスクなどの予防も必要ですが、食品に触れる際の注意も必要です!

新型コロナウイルスは付着するモノによって感染力を維持する時間が違う!


画像出典:PhotoACより

新型コロナウイルスは体内で長期間感染力を維持することが知られていますが、新型コロナウイルスが付着するモノによっても、感染力を維持する時間が異なります。

  • ・ステンレス、プラスチック:7日
  • ・ガラス、紙幣:4日
  • ・加工木材、布地:2日
  • ・ボール紙:24時間
  • ・印刷物(紙類)やティッシュペーパー:3時間


※研究室で行った実験結果です。

つまり、人が良く触れるステンレスやプラスチックには、長く新型コロナウイルスがいるかもしれないので、なるべく触れないようにする。

ちなみにマスクの外側に付着した新型コロナウイルスは、7日経っても感染力があるため、マスクの外側は感染予防のためにも絶対に触れないようにしてください。

「もしかしてコロナが潜んでいるかも……」不安なときは1日放置を!

2020年5月1日現在、輸入食品などに新型コロナウイルスが付着していたというケースは報告されていません。

また食材の場合は、加熱処理をすれば新型コロナウイルスは死滅すると考えられており、しっかりと火を通せば大丈夫。

パンや野外に置かれていた食材に、コロナウイルスが付着しているかもしれない、と心配な場合は清潔な袋の中に入れて、1日放置していれば新型コロナウイルスの感染を防げられると考えられています。

ただし、冷凍保存では2年間も生存する可能性も!

WHOの報告書では「コロナウイルスは冷凍状態で安定しており、零下20度で最長2年間は生存するという特徴も示す」と書かれており、冷凍する前にかならず加熱処理をしてから、冷凍したほうが良いかもしれません。

感染予防と感染拡大を防ぐために買わないものは「触らない」を!

新型コロナウイルスは、ものによっては7日以上も感染力を維持し続けるため、買い物際には「買わないものは触らない」が感染予防と感染拡大を防ぐことにつながります。

もちろん「買わないものは触らない」とセットで、アルコール消毒や手洗いうがいを徹底することで、新型コロナウイルスから自分と家族を守ることが出来ます。

買い物だけでなく、外出の際には必要以上にものに触れないことが、感染を防ぐ1つの予防法と言えるようです。

[参考1]『新型コロナウイルス、モノの表面にはどのくらい残り続ける?──実験結果』|NEWSWEEK より

[参考2]『食べ物から感染する? WHOが推奨する調理方法とは』|西日本新聞より

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