内気な我が子は大丈夫?
大人としては、誰とでも仲良く出来る活発な子どもになってほしいと、ついつい考えてしまいますよね。
特におとなしい子の場合は「成長してもこのまんまなんじゃ……」と不安になってしまうのではないでしょうか?
でも、お子さんの性格は周囲の環境と心と身体の成長によって変わっていくので安心してくださいね。
年齢的に内向的な時期がある!
画像出典:PhotoACより
ある程度の年齢になると、子どもは社会性を身につけて自分から積極的にコミュニケーションを取ろうとします。
ただ、そういった社会性が身につくのは3歳、4歳になってから。
2歳までの子どもが内向的なのは、子どもの性格のせいではなく「内向的な時期」なのです!
気質は変わらないけれど性格は子どもが自己改造できる!
「三つ子の魂百まで」ということわざにもあるように、その子どもの個性や生まれ持った気質は、成長しても変わらないことがほとんどです。
しかしある程度の年齢――思春期ごろになると子どもの中に「なりたい自分」というのが生まれます。
そうなると子どもは自分で「なりたい自分」になるために、コツコツとトライ・アンド・エラーを繰り返し、自分の性格を”自己改造”していくのです。
だから、子どもの気質は変わらないけれど、性格は十分変わる可能性があります。
どんな風に成長するのか、どう性格が変わるのかは、その子がどんな「なりたい自分」を目指すか次第かも?
親が持つ子どもへのイメージが子どもの性格に影響を与えます。
子どもは生まれたときから、親の言葉を受けて育ちます。
例えば「アナタは暗い子ね!」と親から言われ続けた子は、その子の気質が活発で明るい子どもだったとしても「自分は暗い子なんだ」と思い込みやすくなります。
実はアナタが思っている以上に、子どもはアナタが思っていること、言っている言葉に大きな影響を受けているのです。
だから「内向的だな」と思ったとしても、それをマイナスに捉えず「優しく見守るタイプなんだ」「慎重派だから、将来うまくいくぞ!」とか、その子のプラスな面を認めて褒めてあげましょう。
そうすることで子ども自分の良いところを伸ばして行くことが出来ますよ!
コミュニケーション能力が高ければ良いというものではないかも?
人と仲良く出来ることは、出来ないよりも出来た方が良いかもしれません。
でも、それがその人のすべてではないことを社会に出ているママやパパたちが1番わかっているのではないのでしょうか?
コミュニケーション能力が高い。自己アピールが出来るだけで社会人として成功出来るわけではありません。
「コミュニケーション能力が高い」ということは、あくまで1つの個性です。
だから今の子どもの性格を良い方向に解釈して、それを伸ばしてあげるようにしてくださいね。