「絵本のくつした」が誕生してから約2年。
くつしたを見かけて「この絵本知ってる!」といった子どもの声や、「懐かしくて思わず手に取っちゃう!」という大人も少なくありません。
親子でさりげなく足元をお揃いコーディネートするのにとても人気で、保育園や幼稚園にこの靴下を履いていくと大人気になれたり、「絵本のくつした」がお気に入りの子どもが一人でお仕度をするようになったという嬉しい成長のお話も。他にも出産お祝いや、卒園時にプレゼントとして贈ってとても喜んでもらえた!などなど…

「絵本のくつした」は、いろんな人に愛されていると感じる”お声”がたくさん届きます。

そんな「絵本のくつした」に寄せられた、たくさんのメッセージの中で

「子ども用にもう少し大きなサイズが欲しい」

という声が多く寄せられていました。
確かにキッズサイズだと、16cmくらいの足サイズの場合には途中で靴下が下がってきてしまうことがあるんですよね。特に子どもは遊んでいる最中だとお構いなしなのでそのまま履き続けてしまうのですが、親としてはもう少し大きいサイズが欲しいけれど、レディ―スのサイズでは大きすぎるし…
そう感じているママ、パパからの他サイズご希望のお声をいただいていました。

そうしてやっと販売できるようになったのが「ジュニアサイズ」です。

キッズサイズとジュニアサイズどう違うの?

そもそもキッズサイズって何センチだっけ?と思うママも多いはず…
今回新しくジュニアサイズが加わることで、
「絵本のくつした」のサイズラインナップがこのようになりました。

レディースサイズジュニアサイズキッズサイズベビーサイズ
サイズ22~24cm15~20cm13~18cm9~12cm
対応年齢9歳~3歳~8歳1歳~5歳くらい0歳~1歳

小学1年生の男の子だとキッズサイズはちょっと小さく、ジュニアサイズはピッタリに感じるようです。
女の子は男の子より足のサイズが小さい場合が多いので、上記に当てはまらない事もあります。
ですがどの子でも言える事は、滅多に自分から「靴下が小さくなった!」とは教えてくれないという事です。

靴下のサイズアウトに気を付けて!

気付いたら子どもの靴下のつま先が薄くなっていたことはありませんか?
身長と一緒で足もあっという間に大きくなっていて、そのことを見落としがちなのです。

靴下のサイズアウトの目安は「かかと」です。
ぜひお子さんが遊んでいる時に、こっそり後ろから見てみてください。

普段18cmの靴を履いています

右のかかとを見てください。かかとの部分が合っていません。
実は右足にキッズサイズ、左足にweb公式サイト限定発売のジュニアサイズを履いています。
この子の素足のヌードサイズは約17cmで普段の靴は18cmですが、1年前から絵本のくつしたのキッズサイズは履けなくなっていました。

大人になってしまえばなかなか足のサイズが変わるという事はないので意識が向きにくく、洋服に比べて子どもの靴下や靴がサイズアウトするという事を忘れがちです。

ですので一度、お子さんのくつしたのかかと部分をチェックしてみてください!

公式サイト限定販売のジュニアサイズは6デザイン

今回のジュニアサイズは公式サイトだけの販売なので、書店のコーナーにある「絵本やさんMOE」の絵本グッズ売り場に並ぶ絵本のくつしたにはラインナップされません。
デザインは全部で6種あり、絵本のくつしたの中でもロングセラーの靴下です。





親子の時間研究所公式サイト限定販売です。

絵本のくつしたのご購入はこちらから

「絵本のくつした」に新作が入荷しました!
今回は3種類の新しい絵本のデザインが加わり、それぞれレディースとキッズの2サイズがそろっています。それでは新作のくつしたをご紹介しましょう♪

こんとあき

林明子さんの柔らかく優しいタッチで、ハラハラドキドキするストーリーの絵本「こんとあき」。
2人で見つめあっている様子がかわいいデザインです。子どもと一緒にお揃い靴下にして、こんとあきのように大冒険のようなお出かけをしたくなりますね。イヤイヤの子どもに「おでかけしようか!」の声掛けにもオススメの靴下です。

実は靴下を作るときの色は機械の関係で10色しか使えないのですが、その限られた色の中で絵本のタッチをどう表現するか、この靴下を企画したスタッフはとても悩んで試行錯誤したそうです。
絵本に詳しい書店員さんにも「こんとあきの優しい雰囲気がよく表現されている!」と評判です!!

しましまぐるぐる

絵本「しましまぐるぐる」はベビーグッズのお店でも取り扱いがあるほどの人気があるの絵本で、一度は見たことがあるというママも多いのでは。キッズソックスが履けるように大きく成長した子どもも、繰り返し見ていて覚えている絵本のひとつではないでしょうか?思わず「しましましま ぐるぐるぐる!」と呟いてしまいそうなかわいいデザインの靴下です。

赤ちゃんの目でもしっかりと認識できるようコントラストのはっきりしたイラストがこの本の最大の特徴であり魅力なのですが、シンプルな絵本をどう”かわいい靴下”としてデザインしたらいか?と絵本の世界観を守りつつ「絵本のくつした」としてのオリジナリティを出すのに苦労したそうです。

どんぐりむらのぼうしやさん

どんぐりむらのぽー、ちい、くりんの3つぶたちが仲良く遊んでいる様子がかわいい靴下です。「どんぐりむらむらのぼうしやさん」は、読みながら子どもと一緒に「みーつけた!」をしたくなる絵本だと思います。同じように靴下を履いた時も「あ!ぽーがいる!」と一緒に遊べるのが、この靴下の良い所。左右が異なるデザインなので、ぽーとちいとくりんと一緒に右と左を楽しく覚える方法もオススメです。

どんぐりむらシリーズの絵本は、たくさんの登場人物がいてそれぞれの絵本に楽しいシーンがいっぱい詰まっているので、どのデザインで「絵本のくつした」を作ったらいいかととても悩み、サンプルつくりを繰り返してやっと!ちー、ぽー、くりんが楽しく帽子をデザインしている様子のこの靴下が生まれてきました。(後日このお話をじっくりしたいと思います。お楽しみに!)

ぜひ新作の靴下をお手に取ってごらんください♪

いかがでしたか?靴下を作る機械は10色しか使えないのも驚きですが、その限られた中で絵本のキャラクターのかわいい様子が表現されていると知ると、「絵本のくつした」がとっても身近で特別な靴下になった気がします。

新作の「絵本のくつした」は書店に設置された絵本雑貨の「えほんやさんMOE」コーナーや、絵本グッズwebサイト「親子の時間研究所STORE」にて販売中です!ぜひ探してみてくださいね!!

えほんやさんMOE設置書店リスト

親子の時間研究所STORE

「絵本のくつした」で子育てを少し楽にするおはなし

こんにちは、親子の時間研究所の松倉です!
実は先日ある新聞の取材に同行し、「絵本のつみき」で遊んでくれているご家庭にお伺いしました!その様子を踏まえてレポートしたいと思います。


ご協力いただいたのは都内在住のK様ご家族ママ、パパ、4歳長女、3歳長男、1歳次男の5人家族のご家庭です。お宅に伺って早々に長女ちゃん、次男君がかわいくお出迎えしてくれました!
「絵本のつみき」についての新聞記事の為の取材で、実際に遊んでいる様子やご家庭での様子を取材記者の方がインタビューしました。

実はK様は以前より絵本のつみきを愛用してくれていて、お家にはしろくまちゃんのパンケーキセットとノラネコぐんだんがいました!
日常でもよくママと長女ちゃん、長男くん、時に次男くんも加わりごっこ遊びをしているようです。

ママと3人でパン屋さんをしている様子を、取材カメラマンが撮影中!


初めて「絵本のつみき」に出会った時も、「キャー!」と興奮してくれたそうです。いつもは30分ほどで飽きてしまう遊びも、その時は1時間も集中して遊んでくれたようでママも驚いたそう。

取材当日も、一緒にパン屋さんをしながら
「パンケーキはまだなまでーす!」
「チョコのパンもやいちゃう」
「おかいけいしまーす!300えんです!」と、ストーリー仕立てて遊んでくれていました。
普段もつみきで遊びながら「パンくださーい!」とやり取りしたり、たまにクレームがあったりするそうです。(クレームもできるのがすごいです!ちゃんと頭の中でイメージできているのでしょうね!)
1歳の次男君も、つみきを口に入れながら一緒に遊んでくれているようで当日も3人仲良くお店屋さんごっこをしていました。

一方3歳の長男くんは、今並べる事にハマっているようでつみきを上手に一列にしたり、高く積んだりしていました!

ご挨拶すると早速つみきを並べて見せてくれました!

取材中「しろくまちゃんのほっとけーき」の絵本のつみきを通して絵本の絵だけでは伝わらないことが体験できた、とママが教えてくれました。
しろくまちゃんも苦戦していたほっとけーきをフライパンで焼く作業。ほっとけーきをフライパンでひっくり返すってとっても大変なことなんだというのを、長女ちゃんは実際につみきを使ってなかなかうまくできないことを実感し
「たいへんなんだね!こぐまちゃん(しろくまちゃん)すごいね!」
と言っていたそうです。

時として大人が思っていた以上の発見や体験をするのが、こどものすごいところですよね。
ごっこ遊びはイメージがつきますが、実際の体験を通して気付きがあることがとても素晴らしいと思いました。
このような体験の積み重ねが子どもの成長のきっかけになっていくのでしょうね。

また子どもたちが「絵本のつみき」で遊んでいる様子を見て、平面の絵本だけではなく知っているキャラクターが立体になることで、想像力が一段階上がったとママは感じるそうです。
実際に手に持って動かすことができるというのも重要なポイントなのかもしれませんね。

そして実は!寝かしつけに便利な、おやすみシアター「おそらの絵本」も愛用してくれていました!夜に「おそらの絵本」を使うようになると、自分から寝室に向かってくれるそうです。
(嬉しい!!!)
今ではママがおそらの絵本をアレンジして読んでいるようで、ながく楽しんでくれているとのこと!!1歳の次男君も大きくなったら一緒に楽しんでくれるかな?楽しみです。

姉弟で仲良く遊んでいる様子をうかがえ、とても嬉しく思いました。3人一緒に「絵本のつみき」で、たくさん遊んでね!

K様、取材にご協力いただきありがとうございました!

こんにちは、いつも子どもの朝のお支度に怒ってしまっていた親子の時間研究所の松倉です。

忙しい朝に限って子どもがのんびりとしてしまうのは、子育てでもよく聞く”ママの悩み”のひとつ。ですがちょっとしたことで、いつも「ほら!時間がないから早くして!!」と言っていたのに、大きな声を出して怒らなくて済むようになることも。実はキッズソックスも、ちょっとしたことでママのストレスを減らすことができるアイテムだって知っていましたか?

朝は急かしてばかりだった毎日

子どもはおもちゃやテレビに夢中になると、何を言っても動かずで困ってしまいます。
我が家の4歳の子どもも正にそうです。早く保育園に連れて行かなければならないのに!とドタバタと家事を済ませているときに限ってテレビに夢中。「お支度してー!」と何度も言っても返事もしてくれません。結局最後は毎回怒って靴下を履かせ上着を着せて準備を進める事になり、怒ってしまう罪悪感とストレスで毎日ぐったりでした。

ある日お出かけの準備をしているとき、おもちゃで遊ぶことに夢中な子どもに「おかあさん、今日は”きんぎょがにげた”の絵本のくつしたなんだ!いいでしょ!」と言ってみました。すると「えっ!?ぼくも!」とすぐに振り返り、お揃いで持っているきんぎょがにげたのキャンディデザインの靴下を自ら探し始めました。
(今まで何を言っても見向きもしなかったのに…そんなにお気に入りなんだ!)
そして「あった!これはく!」と自ら靴下を履いてくれてました。正直目からウロコ状態で、嬉しいやら今までの苦労はなんだったのやらと、内心とても驚きました。
もちろんその日のお出かけの準備はとってもスムーズにでき、怒ることなくお出かけができたのです。

ただの靴下が、お出かけ前の”頼もしい相棒”に

それ以来朝の忙しい時にも、「今日は何のくつしたにしようか?」と声をかけるだけで進んでお出かけの準備をしてくれるようになり、ママにとってはまるで魔法のアイテムのようです。
いつも正直怒った瞬間から心の中では罪悪感と、また声を上げてしまったという後悔でいっぱいですが、一つでも怒らないで済む事があることでこんなにも気が楽だという事を知り、今までの朝のストレスの大きさに驚きました。

こどもだって楽しくお支度できるならそれに越したことありません。
毎回「いってきまーす!!」とご機嫌に玄関を後にしてくれるような毎日でありたい。
その為には我が家には「絵本のくつした」の靴下は欠かせないアイテムのようです。

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こんにちは、親子の時間研究所の松倉です。
今日は頭を抱えたくなるイヤイヤ時期に活躍した”魔法の靴下”のお話です。

子どもが成長して好きなものが出てくると、自然と好きなもののグッズが増えて来てしまうもの。買ってあげることで喜んでくれるのはもちろんなのですが、それを身に着けることによってご機嫌になってくれるんですよね。
しかも時により子育ての悩みを助けてくれる事さえあるキャラクターグッズは、子育ての強力な助っ人かもしれません。

好きなものは自慢したくなる

子どもって、自分がお気に入りの物を良く見せてくれることがあります。 それはおもちゃだったり、好きなキャラクターだったりと、その子によって様々。ですが共通して言えることは、すきなものを教えてくれる時、とても笑顔でご機嫌で「あのね!」と教えてくれること。きっとみんなにお知らせしたいのでしょうね。何度も教えてくれるし、たくさんの人に言いたくてウズウズしている様子が見て分かるほどです。

あるママはあえて靴下をキャラクターのキッズソックスにしているそうです。 そうすることで、お出かけ自体を嫌がる子どもが自ら靴下を履こうとするようになったとか。以前はお出かけ前のイヤイヤで、玄関を出るまでとっても時間がかかってしまっていたようですが、 「”ねずみくんのチョッキ”のくつしたの、ねずみくんがお外に行きたいみたいだよ!靴下はいて一緒におでかけしようか!」 と言うと喜んで靴下を履いてくれて、嫌がることなくお出かけができるようになったと教えてくれました。

また、次の日に履く靴下を一緒に選んでいるママもいるようです。
「明日この靴下を履くから、はやく寝よう!」
とおやすみ前のルーティンに組むことで、「はやくねる!」と自ら進んで布団に向かって行ってくれるので、寝る前に遊ぶことに夢中になってしまっている時に実践しているそうです。

まずは靴下から、子どもの好みをそろえてみるのも

おかげで4歳と0歳のこどもがいる我が家も、買うつもりのなかったキャラクターの服やグッズがいつの間にか増えてしまっています。以前はシンプルな無地の靴下ばかりだったので、「あれ?!片方がなくなった!」という時にも同じくつしたでなんとか対応できていた事もあり、それはそれで便利でした。
ですが今は好きな乗り物や絵本のデザインのくつしたが履けると喜び「どれにしようかな?」と選ぶようになった4歳の上の子にとって、かわいい”絵本のくつした”はお気に入りのお出かけアイテムで、機嫌が良い状態でお出かけできるのでもっぱら頼りきりです。
時には、くつしたを選ぶときに子どもの好みを優先してあげてもいいのかなと思います。

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こんにちは、親子の時間研究所の松倉です。
今日は靴下で子どものできた!をサポートできたというお話です。

子どもは、ひとりでできた!が増えてくるとまた一つ、また一つと挑戦することが増えてきます。
洋服を自分で着るように靴下を自分で履けるようになるのもその一つです。ズボンと異なり、靴下は履く向きがあり、なおかつ引っ張って足にかぶせなければならないのでズボンより少しハードルが上がります。
ですが靴下のチョイスによって、その「できた!」の経験を増やす後押しすることができるのをご存じですか?

むずかしい靴下も、かんたんにひとりで履けるように

靴下を1人で履く練習を始める時期にまず立ちはだかる壁は、かかと上下逆問題です。
子どもはとりあえず足を突っ込んで靴下を履こうとするので、かなりの確立でかかとが逆の状態になってしまいます。
その時に便利なのが、絵柄のある靴下。特にキャラクターなどのデザインがある靴下です。
「お顔を上にして足を入れようね」とサポートしてあげることで、靴下の上下を探して履けるようになり、回数を重ねることで次第に上下を理解するようになるので自分でキャラクターを探すようになります。

きんぎょはどこかな?こっちがうえ!

あるママも、五味太郎さんの絵本「きんぎょがにげた」が好きな子どもに”絵本のくつした”で靴下を履く練習をしたところ、今では「きんぎょどこかなー?いた!こっちがうえ!ほらできたー!」の声が聞こえるようになったと教えてくれました。

また左右で異なるデザインの「ねずみくんのちょっき」や「ねないこだれだ」の絵本のくつしたで練習することで、右と左も覚えられたと教えてくれたママもいました。自分の知っている絵本のデザインなので、子どもも自ら頑張って靴下を履こうとするようになったようです。
靴下が履けた。左右が覚えられた。の経験が積み重なって、もっと他に自分でやりたい!とやる気が出てきたそうです。

時にはキャラクターの力を借りて、肩の力を抜いて成長を見守るのも

こどもが成長する過程で必ず訪れる、しなければならないしつけや日常生活のステップは、忙しいママやパパにとっては”分かってはいるけどなかなか手が出せない”ことのひとつということも。

ですがキャラクターのキッズソックスを取り入れることによって、イライラを減らしながら気軽に靴下を履く練習をすることができるかもしれません。

前回は、遠山さんから伺った遊びと子育てについてのお話でした。

今回はこのインタビューコラム最終回になります、遠山さんと小川先生に共通する「ぜひ親子で遊んでほしい」という思いをお伺いしました。

松倉弥生
では最後の質問です。
お2人から、このキャスリングとかなコロンを通して
ぜひ遊んでいただきたいという思いを最後にいただけたらと思います。

小川大介先生
あの、子どもたちはそもそもが才能を持っていて、それを大人たちが見つけてあげられるかどうかが大切なんですね。
子どもの才能に気付いてあげられるかどうかは、大人側が見る目を持っているかどうかにかかっている。
その点、子どもと一緒に遊んでいるだけで、我が子のさまざまな可能性を”見つけ上手”な親御さんになっていけると間違いなく楽しいので、幸せだし。
自分の子どものことを信じられるようになると、子どものことが待てるようになる。
待つと、子どもはもっと自分の心のままに表現してくれるから自分の軸が育っていく。

そんなわが子の才能発見のきっかけだったり、入り口になればと思って今回の「遊びで才能診断!」シリーズを作っているので
難しいことを考えずに一緒に遊んで、見守り手帳をどんどん使って欲しいですね。

そうすることで、自分の子どもを遊ぶ前よりも
遊んだ後の方が少し、もっと好きになっていたり、もっと信じられるようになったり、
といった体験を楽しんでもえたらいいなと思います。
親御さんにはそう思います。
子どもたちはゲームそのものに普通にハマると思うので、楽しんでください。

松倉弥生
そうですね。ゲーム面白いですもんね。
自分の子どもを信じられるようになると、自分の自信にもつながりそうですよね。
子どもに対する”親の視点”養っていきたいです。
ありがとうございます。

では遠山さんはいかがでしょうか?

遠山彬彦さん
そうですね。
楽しいゲームなので、ただ慣れていないものだと最初のとっかかりって遊び始めるまでが難しいと思うので、面白いと思うタイミングに子どもが辿り着いたら、とことんそれを遊ばせてあげて欲しいなと思います。
それにやっぱり親が楽しんでいる姿を見ると、子どもってやってみたいなと絶対思うと思うんですよね。
これは両方とも大人同士で遊んでもしっかり面白いので。

松倉弥生
そう!大人でも面白いです!

遠山彬彦さん
なので、もし子どもが興味を持たなかったら、ぜひ大人がまず遊んで。
大人が遊んでいるうちにやってみたいなと思わせるのも一つの手だと思うので、大人同士で遊んだりしながら子どもにきっかけが入ってきたら親子で一緒に遊んで。
というように、子どもの為よりかは一緒に楽しむというツールとして使ってもらえたらなと思います。
説明書はあるんですけど、それを超えてこれを好きなように遊んでもらえるのが一番だなと思うので、ゲームなんですがそれに捕らわれず、一つの”遊び道具”として使ってもらえたらなと思いますね。

さっき小川先生がおっしゃったみたいに、(今までの人生で)やれることを探していたら辿り着いたというのと一緒で、自分も遊びたくて遊んでいるのはもちろんあるんですが、なんかかっこいいじゃないですか。
この人遊んで生きてる。寅さんみたいな(笑)

姉がめちゃめちゃ頭がいいんです。父も母もめちゃめちゃ頭がいいんです。
自分の環境下で、自分が劣等生っていうのはもう家族の中でそう感じていて、学校でもそうで。
頭いいやつはいくらでもいるし。運動だったら、もっと運動できるやつもいるし。
となった時に、その優秀な奴らの中でなんとか個性を光らせようと思うと
「じゃあ遊ぼうぜ!」っていう声掛けや、何をして遊ぼうぜっていう提案が出てきて・・・
そういえばやってるな。ぐらいのが気づきというか。
逆にそれくらいしか輝けるものがなくて、じゃあこれをやろうという感じになった。
もちろんなりたくてなった部分も強いんですが、自分がやれる事を追求していったら辿り着いたというのが強いかなと思います。
本当に遊ぶくらいしかできないので、本当にそんな感じなんです。

松倉弥生
気付きもそうなんですが、考える事ってすべての人がやっているわけではないと思うので
考えれない人、考えることをしない人もいる中で、その力を養う事というのは
すごく重要性を感じますし、それを正に形にされているお2人なんだなと、今日お話を伺っている中ですごく思いました。

遠山彬彦さん
ライバルがいないんですよ。現段階で。
この商売って。
だから負けないところに進んでいってる。それが結果的には商売としてやっている人がいないから、注目してもらえるというのはもちろんあると思うんです。

松倉弥生
ママからしたら
キャスリングもかなコロンも、それぞれに付く「小川式見守り手帳」も今までに見たことがなかったというか、目から鱗状態なものばかりで、そのものが発見ばっかりでした!

佐藤亜希さん
遊びっぱなしじゃないという。

松倉弥生
そうですよね。
こういうものに今出会えてうれしいです。

小川大介先生
僕のところでも、このキャスリングとかなコロンを使って
ワーク(ショップ)をしたりとか、施設に取り入れたいという相談が来ているから、保育園だとかいろんなところで、実際に使ってもらうという事実を広げていることもできると思う。
そんなことを広げていけたら良いですね。

 

 

以上、コロナ禍の中
教育家の小川大介先生、ボードゲーム作家の遠山彬彦さんにお越しいただき、
ママの代表としてママニエール佐藤亜希さんと共に、インタビューをさせていただきました。途中から”一人のママ”としてお話を聞き入ってしまったほどですが、遊びに対して、子育てに対しても、少し肩の力を抜きながら子どもが今何を感じているのか、どんな遊び方をしているのかを観察できる大人になれると
もう少し気持ちに余裕が持てるのかなと、強く感じました。毎日ついつい大きな声を出してしまったり、怒ってしまったりする自分がいて
その度に「またやってしまった・・・」と心の中で後悔ばかりですが
そんな毎日の後悔を減らしていけるきっかけが、今回のお話の中にたくさんあるのではと。遊びを通して、たくさんの大人が何かを感じ、自信や発見につながっていけたらなら
それは大人になってもまだ成長や学びができるという事であり、とても素敵なことだなと思いました。親子の時間研究所 松倉

前回は小川先生に伺った、「子育ての中の遊びの役割」について意外なお答えをいただいたと同時に、凝り固まった遊びについての考え方に気付かされた内容のお話でした。

今回は遠山さんに、遊びと子育てについて伺いたいと思います。

松倉弥生
それでは次に、遠山さんにご質問です。
遊びの中での教育や子育てはどうあるべきだと思いますか?

遠山彬彦さん
うーん、遊びの中での教育や子育てとはどうあるべき?
そうですね、その遊びの取り組み方とか
遊んでいるという事に対して、しっかり集中させてあげるべきかなと思います。

というのも、うちはトランプをやるにしても何をやるにしてもテレビを絶対消すんですね。
なので友達の家に行った時に、ビデオ(テレビ)を流しながらトランプをやっているとか
逆に遊んでいる最中に、他の子が違うことにちょっと集中しだしちゃうことがすごく嫌だったというか。
そう(いった環境)じゃなかったので、嫌だったという思いがあります。

今やっている事に対して、しっかりと集中して、それをやるんだったらとことんやろうよ、やめるんだったらやめようよ。
その選択はしてもいいと思うんだけれども、遊ぶってことに対してどれだけ真剣に向き合うか。
やるんだったら、真剣にやりな。ということが、遊ぶということに対してとても大切かなと思います。

小川大介先生
この小川式:見守り手帳の中にも
真剣に遊ぶってありますね。

遠山彬彦さん
そうなんです。
なので真剣に遊ぶっていうところですね。

さっき遊ぶってことは人生だと、小川先生がおっしゃったのはその通りで。
結局突き詰めていくと、昔やった遊びって意外と社会に出たときに「これってあの遊びと似てない?」というのが多いんですよね。例えばお買い物ごっことか。
幼稚園とか小学校低学年で、自分で折った折り紙を紙のお金で交換するとかあるじゃないですか。
あの時も遊んでいるんですけど、隣のお店で出しているものよりもクオリティの良いものをより安い値段で出せば売れますよね、っていうのが遊びの中に含まれているんですよね。

なので結局遊びを真剣にするっていうのは、何のものであれ、真剣に取り組むっていう事に対して必ず転嫁されると思うんです。
なので今やっている遊びをやるんだったら真剣にしようよ、興味ないんだったらやらなきゃいいじゃんっていうスタンスかなと思います。
なので”真剣に遊ぶ”って書いておいてください!

松倉弥生
分かりました。しっかり書いておきますね!

小川大介先生
今の話で”遊ぶ”って漢字の語源の話をしておくと
”遊ぶ”っていうのはいろいろな所を見物して見て回る、歩き回るっている意味があって。

”遊”って漢字自体のしんにょうは道を示すので、道を行く。
で、残った字は、神様の霊がふらふらとあちこち気ままに動いていくという意味がある。
だから広く言うと、人生を歩むこと自体が「遊」になる。そもそもの語源がね。
心のままに行動する、あちこちに行く、何かをするという全体が遊びだから

言葉自体の語源として、心の向かうままに動くことなんですね。”遊び”って。

それがどっかの段階で、本来やるべきこと以外の無駄な時間みたいな価値観が植え付けられた時代があって。いつからそうなったのか僕も分からないですが・・・
でも少なくとも江戸時代の時点では違った。
明治以降だと思うんだけど、西洋的な価値観が入ってきて遊びとは無駄なことなんだということが、ずいぶん出てきたんだと思う。
改めて現代において、遊ぶという言葉には、字そのものの”心の向かうまま”っていう意味を取り戻していいんじゃないかなと思いますね。

遊ばないと心向かわなくなるから、不健康ですもんね。

松倉弥生
本当にそう思います。
”遊び”って二の次になりがちですが、実は大人にとっても大切なものなんですね。
お2人にお話を伺っていて、気付かされることばかりです。

 

小川先生のおっしゃる通りで、「遊ぶ」ということ自体を無駄な時間のような大人の都合で考えてしまっていた自分に気付いたお話でした。
遠山さんから頂いた「真剣に遊ぶ」ということも、心が向かうままに動くという事なのだと思います。

次回はいよいよ最終回、遠山さんと小川先生が共通する「ぜひ親子で遊んでほしい」という思いをお伺いしたお話です。
次回もぜひお楽しみください。

前回は遠山さんと小川先生に「もし親として子どもにキャスリングとかなコロンで遊ばせるとしたら?」という質問をし、とても参考になる遊び方と、新しい視点もいただきました。

今回は小川先生に伺った、「子育ての中の遊びの役割」について意外なお答えをいただいたお話です。


松倉弥生

ではそろそろ最後の方の質問です。
小川先生にご質問ですが
子育ての中での遊びの役割とは何だと思いますか?

小川大介先生
子育ての中での遊びの役割?
人生はそもそも遊びなので・・・

遠山彬彦さん
僕もちょっと思ってました。

小川大介先生
偶然出会った親子が一緒にいるだけですごく嬉しい事なので。
でも目的意識をもって、何か計画的に進もうと行きがちだし
人生は目標をたてていかなければならない。みたいな考えがありますよね。
目的をもって、一度きりの人生だからやれることはやりつくそうみたいな。
今時の人の中で。インフルエンサーの人とか。
僕あれ苦手で。

目的意識を持って生きるという事に対して、すごく懐疑的なんですね。
やりたいことがある人は頑張っていいんですよ?
でも僕自身がまず、現状この状態を目指して生きてきたわけでは全くないので。

僕の歴史を簡単に言うと、もともと小学校の時弁護士になりたかったんです。

松倉弥生
え!そうだったんですか!

小川大介先生
というのも父親とよく議論してたのもあるし、ちょうど小学校の時に日本で冤罪事件が多発して死刑囚が無罪になる事件が連続していたんですね。
徳島ラジオ商殺し事件とか。いくつも。なんだこれは?と思ってました。
20年も30年も牢屋に入れられて、国も言い訳ばかり言ってろくに謝りもせず、
3000万、4000万くらい渡せば終わりかと。なんでこんなおかしいことが起きるんだ。
で、それは裁判でそうなったという話を聞くから、親父から。

つまり弁護士が悪かったのか。じゃあ僕が弁護士になる。親父も昔なりたかったのもあるけど。
それで、関西で弁護士になるんだったらどこ(の学校)かと。
一番は東大かな。関西なら京大かな。当時はまだ大阪東京戦争の時代だったので
大阪では全国ネットの番組は方々放送されず、ローカルの番組が多くて。
東京っていうのは冷たくて嫌な奴が多い所という印象なので、
「東京までなんで行かなあかんの。絶対行くか、東大なんか。」ということで京大(京都大学)に行った。

だから小学校の時から、京大法学部に行くことは決まっていたんです。
どうして落ちたか、ね。どうして法学部が落ちたか。
行く気がない学校には試験勉強をしてなかったから。
入試会場に行って、初めて試験時間を知った。

松倉弥生
佐藤亜希さん
えっ!?すごい!

小川大介先生
赤本なんて見たことない。さすがに怒られました(笑)

ここまでは目的を持ってきた感じだけど、あんまり勉強が好きじゃなかったんですね。
暗記が嫌いで。全く向いてなかった。
論争で勝てばいいんだと思っていたけど
論争するには知識がいる事に、ようやくそこで気付いた。

それまでは生活費稼ぐために塾講師をし始めていて。
仕送りはもらわないと決めていたので。
さっき言ったように(子どもの頃から)もともとお金に関して考えていたので、
私立の中学へ行ったのも奨学金を借りる形をとって、
大学出て何年かかかって中高でかかったお金を親に返して。
基本借りて、国立に行っていたらかからなかったはずの300万円を
追加で(親に)払わせていたから、これは「俺が払って当然」と。
そして大学入ったら当然生活費がありません、と。
で時給がいいのは塾講師だったので、教え始めた。
なので、教える仕事がしたかったわけではないんですね。

松倉弥生
本当に歴史の1ページのようです。

小川大介先生
塾講師は僕の”口が立つ力”に加えて、”国語”がすごくできたのでそのアプローチと、時間担当がいいなと。
ちょうど相性が良かった。
そのうち日勤講師になって、種類もあるからということで学校の勉強を教えるようになった。

そうしてだらだらと8年間やってきた。
休役制度があってね、一応司法試験の為にといいながら利用してきた。
で、そのまま卒業して、フリーターの状態。ただ、収入はずっとありますよ。
でも僕は教える仕事は腰掛で、本来の仕事はそうじゃないと思いがあって、できるからやっているだけ。
それで仲の良い人と集まって、一緒に塾関連の仕事もやりました。でも腰掛なんですよ。
みんな収入も必要だから、じゃあ個別指導塾も立ち上げようか、と。
言い出しっぺだから、じゃあ僕が代表いいよと。代表だから責任も伴う。
じゃあそれをやりましょう。でもやるからにはちゃんとしましょう。

でも別にそれをやりたかったわけではない。けど、役割だから仕方なくやっていたんですね。
預かった子どもたちがうまくいかないのは良くないので、そのためにはコーチングをしていました。必要。
必要。必要、だからやってきただけで。

東京に関しても、関西だけのマーケットでは社員を養うのは厳しいので、出るしかないよね。となって。
家族連れて僕だけ出てきて、こっちで立ち上げをして、広げるためにメディアに出て。
宣伝してくれてありがとう。って今までやってきて、本出してまたありがとう、とやってきただけで。
だから、「先生、何の本書きたいですか?」といっつも言われているんだけど
「別に・・・」ってなる(笑)

松倉弥生
意外でした。

小川大介先生
そういうのを今までやってきたて気が付いたら、
業界の中で結構有数の”個別面談をしてきた人”ということで。
かつ心理学も踏まえて、深いレベルでやってきている人が、どう見ても僕しかいないなと。

気が付いたらそうなっていた。だけなんです。
だから本も出しているし、ある程度知られるようになってきているけど
「小川先生目標は?」と言われても「いや、別に・・・」となってしまう。
社会のあちこちに行ってみたいとかも思わないし、穏やかに好きにさせてくれたら。
という生き方をしてきているからこそ目的意識がある人はあってもいいんだけど、無くても人生楽しくできる。

そんなグローバルにしなくても、幸せな生き方はあるんじゃない?それぞれでいいんだ。
という考えがすごく強いからこそ、人生は遊びだというように、どう過ごすかなんてそれぞれ好きにすればいいと思う。
でも、その”好きにしたらいいやん”と思える原体験を持っているかどうかだと思うんですよね。
与えられた評価の軸で、テストがあるよ、点が取れるよという中で”達成した”という事を〇をもらえる事だけで積み上げてきた人っていうのは、目的・目標がないと生きていけないと思うんです。

でも、その場で何でも遊べる。
新聞紙一つあっても、最初は読む、話をする、そのあと三角帽を折る、それから紙でっぽうをやって、あとは梱包に使うとか、一つに対して変わっていく遊びをした人はその場その場でどこでも生きていけると思う。
その感覚っていうのは、一言で言ったら”遊び”ってなるだろうし。
だから子育てに対しての遊びの役割って言われて、「ん?」ってなった。役割ってなんだ?って。

松倉弥生
そうですね・・・
イコールではないんですね。(お恥ずかしい)

 

小川大介先生
そうそう。子育て自体が遊びだと。真剣にね。
真剣だけど、何が起きるか分からない。常にそこは遊びであるし。

遊びとそうでない部分を分けるポイントは一つだと思うんです。
何かを達成するとか、手に入るとか、目的・目標が必要でないものが”遊び”だと思うんです。
今そこにいて、誰かと何かをしている、過ごしている、というのが遊び。
だから僕はお酒を飲むのも遊びだし、映画見ている時間も遊びだし、本読むのも遊びだし、講演を聞くのも遊びだし。っていう感覚ですかね。
子育てっていうのは、すごくさまざまに情報が強く流布していて”すごく難しいもの”のようになっていってるからこそ、遊びっていう感覚を持っていられたらいいなと思いますね。

子育ての中で子どもと遊ぶと、親の方が本来の状態に戻るから。
子どもが楽しみを探し続けているから。
ちょっといろいろな話をしましたけど、そういう全体的な質問でした。

松倉弥生
なんだか自分が、遊びにたいしてひどく凝り固まっていた考え方をしていたように感じます。
気付かないうちに感じている”子育てに対する焦りや不安”もその原因なのかなと思う事ができました。
私もひとりの母親として、今のお話を聞くことができて良かったです。

 

小川先生の意外な半生を伺い、本当に驚きでした!
もっと力を抜いていろんなことを見たり考えたりしたいと思えたお話を伺う事ができました。

次回は、遠山さんに「遊びの中での教育や子育て」についてお伺いします。
次回もぜひお楽しみください。

 

 

 

前回は「笑顔が生まれるボードゲームを作りたい」というボードゲーム作家遠山彬彦さんの、意外な過去についてのお話について伺いました。

今回は遠山さんと小川先生お2人に、「もし親としてキャスリングとかなコロンを子どもに遊ばせるとしたら?」という質問をしてみました。

松倉弥生
それでは、遠山さんと小川先生のお2人にお伺いします。

もし自分に子どもが生まれたとしたら
もしくは自分の子どもが小さいころ
親としてこのキャスリングとかなコロンに出会っていたら
何歳でどのような環境で一緒に遊んでみたいと思いますか?

遠山彬彦さん
僕の方が夢の話になるので僕からしますね。
想像上の話になってしまうのですが、(子どももいなく)子育てをしていないので。

飲み込まなければ、害がないタイミングであれば
もうそこに置いておきたいなと思います。
そこに、どんな遊び方でもいいのでこれをつみきとして遊んでいる中で
これなんなの?と気付いたら教えてあげたいし
それがきっかけで自分で何か遊んでいるような・・・
「あ、色で並べて遊んでいるんだな」とかを気付くのもいいかなと。
そういうのも楽しいかなと思うので、害がなければ横に置いておいてあげたいなと思います。

松倉弥生
では小川先生はいかがでしょう?

小川大介先生
難しいな。
やっていたしな。
観察をしているからな。実際。

ただ基本は遠山さんと一緒で、口に入れてしまうとかいうことがなければ、好きに触らせているかな。
あと、知育玩具というくくりでは見ないでしょうね。
遊び。

ちょっと変わった答えになるかもしれないけど、
僕はうちの子が本当に奥さんのお腹に授かった時点で
観察のアプローチはもう持っていたので。
なのでうちの子は結構視覚感覚を使いながら聴覚感覚も強い子だと見ていたから、
僕よりもどっちかというと奥さんに近い感じだった。

でも僕に近いこともあった。

松倉弥生
へぇ!そうしてどちら側に近いと知れるのも面白いですね。

小川大介先生
うちの奥さんは遊ぶという事に対して、どう遊んでいいのか分からない、といった
決まり切ったことをしてきた人だから、一緒に触ってみたら?と渡して
奥さんは、遊ぶ感覚をほぐすのに使ったんじゃないかな?

その時の様子を聞くことによって、
「あ、こういうところもあるかもね。教えてくれてありがとう」というような、
今もし戻って手元にあるのならそういうことはできると思うかな。
それこそママと子どもだけが遊んでいるときに、
遊び方が分からない方への”遊び方のリハビリ”になればいいな。

松倉弥生
なるほど!
そういう視点はなかったのですが、ぜひパパにも教えてあげたいことですね。

小川大介先生
そう。
一緒に渡してみたら、私と違う遊びをするかもしれない。というのもあるよね。
子どもを2人で発見していくツールとして。会話の糸口としてあればいいんじゃないかな。
1歳過ぎたくらいでいいんじゃないかな?
偶然言葉ができたら、それだけで興奮する。

松倉弥生
絶対そうですね!

佐藤亜希さん
あーそうそう!

松倉弥生
絶対写真撮りますよね!

小川大介先生
くまってできてる!みたいな。笑
だからこれ(かなコロン)なんか絶対近くにずっとある。
これで言葉ができたら、つみきを入れ替えて言葉を変えたりする。
そうすると子どもはきっと図鑑なんかを見て、その文字を作ろうとし始める。

それってスキルに繋がるので、それをし始めたら字を覚えるかな。
最初は絵と言葉、文字のある図鑑の方が入りやすいから。
で、地図とかで地名も作り始められるから、うちの子だと電車が好きだったから
そうすると路線図とか見ながら作れるだろうし。

松倉弥生
路線図も面白いですね。

小川大介先生
女の子で、人形遊びなんかが好きな子なら
キャラクターの名前なんかも作れて、お話遊びもできる。

松倉弥生
何でもできますね。
どうしても(遊び方が)凝り固まってしまうから
その遊び方は発見でした!

小川大介先生
あ!すごい!
こっちから見たら偶然”ちしき”で並んでる!笑
(この時お話しを伺いながら、小川先生がコロンコロンと触っていたかなコロンが
偶然”ちしき”の文字で繋がりました!すごい!!!)

佐藤亜希さん
確かに子どもと遊んでいる時の方が
遊び方の広がりをこちらに教えてくれるというか。
うちの息子もかなコロンが大好きなので、これをし始めてから
ダジャレノートを作るようになったんです!
ダジャレを思いついたらダジャレを書くというノートを作り始めて。

松倉弥生
えーー!!

遠山彬彦さん
すごい!!

佐藤亜希さん
言葉というのが面白い、と。
そういう事を教えてくれるのはやっぱり子どもなので、
(遊び方は)子どもが広げてくれるんだなとすごく思いました。

小川大介先生
そうですね。
そう思います。

一緒に遊ぶと親が育ちます。って言える。

松倉弥生
ぜひその言葉をたくさんの親御さんにお伝えしたいですね。

 

もし自分の子どもが小さい時にキャスリングとかなコロンに出会っていたら?という質問にお2人とも、「まず自由に触らせたい」という共通点がありましたね。
また、小川先生がお話されていた”遊び方が分からない人へのリハビリ”というのも新しい視点で、とても参考になりました。

次回は、小川先生から意外な答えをいただいた「子育ての中の遊びの役割」についてお伺いしたお話です。
次回もぜひお楽しみください。