赤ちゃんのスキンケア
毎日のスキンケアの重要性
乾燥や乳児湿疹が出ていなくても、毎日のケアが大切です。
今出ていなくても、保湿をすることでアトピー性皮膚炎などのアレルギー予防にもなるんです!
アレルギーは遺伝との認識が強いですが、両親がアレルギー持ちで遺伝的にアトピーになりやすい赤ちゃんに生後1週間以内から毎日保湿を続けると、生後8ヶ月までのアトピー性皮膚炎の発症率を32%下げるという結果も出ています。
アトピーだけでなく、オムツかぶれの予防もできると言われています。
アレルギーマーチの予防にも
アレルギーマーチという言葉をご存知でしょうか。
乳児のアトピー性皮膚炎から始まり、食べ物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎など、次々とアレルギー症状を発症してしまうという現象です。
赤ちゃんの毎日の保湿をすることで、このような喘息や食べ物アレルギーなどのアレルギー疾患までも予防できる可能性があることが近年わかってきました。
乳児期にアトピー性皮膚炎を起こしてしまうと、その後の食べ物アレルギーの発症リスクが6倍にもなるという研究結果もあるんです。
卵や小麦などのアレルギー物質は、離乳食が始まってから徐々に試してクリアしていきますが、
それ以前の生活空間でも、それらのアレルギー物質がホコリに紛れて赤ちゃんの肌に着くという可能性は多々あります。
乳児期に食べ物アレルギーが出てしまった赤ちゃんは、実はそれが初めてではなく、それ以前に炎症している皮膚から、そのアレルギー物質を取り込んでしまっていた可能性が考えられるのです。
皮膚からのアレルギー物質の侵入を防ぐために、保湿をして肌のバリアをつくっていくことが
アレルギー疾患の予防になります。
生後すぐからはじめましょう!
しかしもう生まれて数ヶ月、1、2年経ってしまったという場合も、今日からでも遅くありません!
今からでも、毎日のスキンケアをはじめてみましょう。
乳児湿疹が出たらスキンケアをすればいい、乾燥している場所だけ塗ればいいと思われる方も多いですが全身保湿してあげましょう。
親や兄弟に、アレルギーを持っている、または持っていた赤ちゃんは、遺伝的によりアレルギー疾患の発症の可能性が高いので、さらに毎日のスキンケアが大切です。
なってからの方が、治すのに時間も労力もかかってしまうので、事前に予防をしておきましょう!