小学生になったらお父さんと山登り! 瑞牆山(みずがきやま)編

小さいときは家族全員そろって公園でピクニック。それもとてもいい思い出ですね!

でも、そろそろ小学生になったら、体力もついてきて少し物足りなくなってきませんか?

そこで、いよいよ本領を発揮してくれるのがお父さん!

特に独身時代よく山に登っていたお父さんには、小さなお伴ができてうれしい限りではないでしょうか?

そこで、今回は小学生から挑戦できる親子山登りスポットを紹介します。

 

「基本的装備は必須!だけど登山中の荷物はお父さんに任せよう!」

基本的な装備

・長袖長ズボン
・帽子
・トレッキングシューズは必須です。

中でも、足首まで固定してくれるトレッキングシューズは多少金額が張りますが、お子さんの足に合うものを選びましょう。

その他の、防寒具や水、行動食、救急道具、カメラなど重たいものはすべてお父さんに荷物は任せましょう。
安全のためにも、子供はなるべく手ぶらか軽い荷物がベストです。

ちなみに、今回は岩をつたいながらあるコースもあるので、手袋も装着しました。

 

「キャンプ場で前泊。翌朝に備えよう!」

今回の目的地は奥秩父の山域にある山梨県の2,230mの瑞牆山(みずがきやま)です。

富士見平キャンプ場から瑞牆山山頂へ2時間、往復で約5時間のコースです。その子の体力にもよりますが、小学生だと5~6時間以内が限度でないでしょうか。

しかし、登山口に来るまでのロングドライブで疲れている場合は、キャンプ場での前泊がお薦めです。

富士見平キャンプ場はテント設営の他に、下の駐車場近くに瑞牆山荘が、キャンプ場には富士見平小屋があって宿泊もできます。もちろん、食事だけの利用も可能ですが、山小屋初の「地ビール」もありますよ。お父さんには魅力的ですね。

ちなみに、テント設営料は子供は無料です。

さて、翌朝に備えて早寝です。慣れないテント泊でドキドキして眠れない?いえいえ、子どもは案外すーっと眠ってくれるものですよ。

 

「さて出発!お目当ては山シャクナゲ!」

5月のこの山の魅力は山シャクナゲ!ゴツゴツとした大きな岩が連なる山容とは対照的に、山肌に大きくて可憐なシャクナゲの花が咲き誇ります。

なんとなく、自然に親しむという目的よりも「山シャクナゲを見に行こう!」という具体的な目標を立てたほうが子どもはテンションが上がるかもしれませんね。頂上制覇!の方が分かりやすい子もいるかもしれませんが。

途中大きな岩が見えてきて危険に思えますが、岩登りのような急な斜面ではないので落ち着いて。お父さんから「3点支持」の登り方を教わって、ゆっくりと登れば大丈夫。ちなみに、3点支持とは腕2本、足2本のうち常に3点は地面をとらえた状態で、1点を伸ばし小刻みに進む方法です。

途中、「よく頑張るね!」「もう少しだよ。頑張って!」と登山客から励ましの言葉をもらいながら、いよいよ登頂です。

360度の大パノラマ。山頂道標の前で写真を撮って達成感満喫です。(くれぐれも山頂の岩場は端まで行かないでね!転落事故があったそうです。)

子どもと一緒の山登りに地図持参は必須ですが、地図上のコースタイムにこだわる必要はありません。子供のペースや休憩を多く入れたりして、片道1時間半くらい余裕を持った方がいいでしょう。くれぐれも、日暮れの時間を逆算しながら行動するのが肝心です。

一つ山を登るごとに、子どもは自分に自信を、大人は子供の成長を感じることができるのではないでしょうか。

 

 

 

 

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