子ども4人で取り合いに?!子どもの笑顔と楽しい時間を「つかめる水」でつかんじゃえ!
ある夏の日の昼下がり。
お昼を作るのも面倒な「メンドーママ」である私は、近所に子ども2人とランチに来てました。
予定のない午後を乗り切るある秘策をバッグに忍ばせて…。
「ねぇ、今日これやってみない?」
ドラ〇もんのひみつ道具ばりに出したものは、「つかめる水」。
いつもシャワーやじょうろで水を流して遊んでいた小4・小1の姉弟コンビは、
「ナニコレ!?水なんてつかめるわけないじゃん!」
「でもつかめるって書いてあるよ!中に人形入ってる!」
と、箱を見ただけで大興奮!!
「ねぇ、開けていい?いま開けちゃってもいい?」
「早く帰ろうよ~すぐやりたい!」
まだランチも食べてないのにうずうずしてたまらない様子にニンマリしていたら、偶然ご近所さんが子連れで隣の席へ。
「ねぇ、これ一緒にやりたい!」
ということで、合計子ども4人と私で夏の不思議実験を開始したのでした。
1.さっそく準備を始めよう
ボウルやペットボトルなど、用意するものも家にあるものばかり。 子どもたちは嬉々として準備を手伝います。
中に入れる人形を持ってきては、「これ大きすぎて入らないよ」「重すぎるんじゃない?」などとわちゃわちゃしながら準備完了。
説明書にはひらがなが振ってあったので、子どもたちは自分で読んで試していきます。
「違う!そっちの粉じゃない!」「これ水多すぎ」
私が手伝ったのはペットボトルに粉を入れる作業だけで、後はすべて子どもたちが自分たちだけで挑戦していました。
子どもたちにとって大変だったのは、ペットボトルを振る作業。
粉は2種類あって、「アルギン酸ナトリウム」と「乳酸カルシウム」のうち、ナトリウムはペットボトルを振り続けること10分間!
「疲れた」「腕が痛い」と言いつつも、タイマーを持ってきて自分の順番になると楽しそうに振っていました。
親にとって大変だったのはこの後。
混ぜたペットボトルを20分くらい静かに置いておくと透明で綺麗なお水になるのですが
この20分が子どもたちは待てない。
「ねぇまだ?」「もういいんじゃない?」
とにかく早く作ってみたくてしかたない様子で、ちょこちょこやってきてはペットボトルを触ろうとしていました。
2.いざ!
20分の待ち時間の暇つぶしと熱中症対策を兼ねたアイスを食べ終わる頃、お待ちかねの水をつかむ作業へ!
ほんの数秒待てばつかめる水になるのに、それすら待てない姉は「あーっやぶれた!」と騒ぎ、
慎重派で一発目から成功させた弟は「出来た!すごい!」と自慢げに見せつけて、
人形を入れては「はみ出た!」、大きいのを作っては「あ、あ、あ、こぼれる!」と手のひらから落とし…。
液体が無くなるまで、終始大騒ぎで楽しんでいました。
最後、もうお片付けするという段階になって、娘が一言。
「ねぇ、これ何日も置いといたらどうなるの?」
…どうなるんだろう?
じゃー置いといてみようってことで、玄関先に3日ほど置いてしてみました。
3日たつとつかめる水は小さなグミのようになってました。
外側はぷにぷにやわらかく表面の膜がやぶけると中身は何も入ってませんでした。
それはそれで子どもたちは面白かったらしく、一緒にやらなかった子どもたちも集まってきては
「うわ、スゴイ!」「これ水だったの?!」「ちょっとスーパーボールっぽい」
と2度おいしい状態で楽しんでいました。
3.その後
終わってからも「つかめる水おもしろかったね!」「またやりたい」と言うところを見ると、子どもたちもかなり楽しかった様子。
メンドーママはほぼ見ているだけでいいし、子どもたちは「自分でやった」という達成感を感じられて
一石二鳥の午後になったのでした。
息子は夏休みの絵日記にこの日のことを書こうとして、
「ねぇ、つかめる水って何色で書いたらいいの?」
といって私を困らせたりしましたけどね…。
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