ワーキングマザーの経験談~休日の過ごし方~

仕事が休みの日には、たまっている家事をこなしたい。

普段からなかなかじっくり子どもと向き合う時間がとれないことが、私自身引け目に感じていました。
もともと、外出することが好きだったこともあり、連休や長期の休みは思い出づくりもかねて、子どもたちを連れてのおでかけの計画を立てていたのですが、最近ちょっとだけ考えが変わりました。

 

24時間年中無休

専業主婦で24時間子どもの世話と家事を完璧にこなしている方が、もしかしたら仕事をしているよりも大変かもしれません。
仕事をしていても、いなくても家事や子育てに休日はありません。

子どもたちが小学生になった今は、座ってホッとする時間もできましたが、乳児期はこちらの都合なんておかまいなしに子どもの世話に追われ、家事も思うように進まず、自分の事なんてすべて後回しが日常でした。

育児休業から復帰したときには、お昼を座って同僚とおしゃべりしながら食べられる事や、日本語が通じる(例えば少し待ってくださいが通じる)そんな当たり前の事にも喜びを感じていました。

そのくらい子育ては大変だと思うのですが、私自身はその生活から少し離れて1人になりたいとは思うタイプではなく(1人でゆっくり寝たいとは思いましたが)休日に誰かに預けてリフレッシュという時間をもらっても、かえって罪悪感の方が生まれてしまって落ち着きませんでした。

 

子どもとおでかけ

家にいるとあれもこれも目についてやりたくなってしまうので、休みの日はとにかく最低限の家事を済ませて外出していることが多かったです。

子どもが大きくなって習い事をはじめると、土日の休みに遠出はしなくなりましたが、連休や夏休みなどは子どもが好みそうなイベントなどを調べて出かけていました。
夏休みは絵日記などもありますし、子どもの喜ぶ顔がみたい気持ち半分、一緒にいる時間が少ない日頃の償いの意味もありました。

最近は下の娘の習い事が忙しくなり、長男はお付き合いの時間が増えたので、長男の好みに合わせた内容の外出が多かったです。

 

限られた時間と体力

目的を持って出かけるとなると、時間で動くことになります。
私自身が行き当たりばったりというのは好きではないので、この時間から始まるなら、せっかくだからこのくらいから並んでと計画を立てて、子ども連れなので時間に余裕を持って予定を組むようにしていましたが、「早く」という言葉を出さないわけにはなかなかいきません。

それなりにお金もかかりますし体力も使います。当日までの健康管理も注意がいりますよね。

特別どこかへいかなくても子どもたちが喜ぶ方法ってあるのかもしれないと、最近少し考え方を変えてみました。

きっかけは、娘の習い事の発表会がありとにかくハードスケジュールで、私自身が疲れきってしまったこと。
終わったあと、長男のご褒美でおでかけに行ったのですが、溜まった疲れもありイライラしてしまったこと、今後も娘の習い事の予定が結構つまっていること。

子どもの喜ぶ顔がみたいと計画しても、親子共々体力がついていかなければ楽しくもなんともないですものね。

 

子どもたちが求めていたこと

秋の連休は敬老の日がありました。
いつもお世話になっている祖父母の似顔絵クッキーを作ることにしました。

材料を買うところから子どもと一緒にでかけることにしました。時間におわれているときは車でサッと済ませていたのてすが、今回はお散歩しながら行くことに。

その日の食事の時間はずれずれになってもいいやと、気軽な気持ちで家を出ておしゃべりしながらお店へ到着。買い物を済ませて出てくると、子どもたちの目に飛び込んできたのは隣の公園。子どもたちは声をそろえて言ったことは

「遊びたい!」

クッキー作りするんですけどと思って悩んでいると、私の返事を待たずに遊び出す子どもたち。
いつもなら「帰るよ」の一声で、もめながらも強引に帰るところなのてすが少し様子をみることに。
なかなか帰るタイミングがなく、鬼ごっこをしている子どもたちの中に入り「私が鬼でみんな捕まえたら帰る」という約束にしました。

結局、捕まえることができずギブアップしたんですけどね。

へとへとの私がクッキー作る元気を残して帰りたいと提案すると、子どもたちも賛成してくれました。
その帰り道に娘が

「なんだか今日とっても楽しい!」

と言ったんです。

 

最近の休日

敬老の日の出来事から、子どもたちはどこかへ連れていってほしいのではなく、一緒に何かをしたいのかなと思うようになりました。

休みの日は録画した映画などを見て一緒に笑ったり、料理を手伝ってもらったりと、「こうしたらおいしくなるかな」とか話したりしています。

子どもたちの成長とともに、求められることが変わってくると思っています。
そのうち、親より友達と過ごす年頃になるのかなと思うと、今から少しさみしい気持ちにもなりますが、子離れする準備も自分がしておかなくてはいけないかもしれません。

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