子どもは、ママだけが育てるものじゃありませんよね?
当たり前だけど、ママとパパが一緒に願って生まれた子どもなのに、どうしてもパパはママの苦労や孤独をわかってくれない……。

ワンオペ中のママの孤独をやわらげるには、どうすれば良いのでしょうか?

パパはママの孤独も大変さも実はわかっていないんです!


画像出典:PhotoACより

いつも、いつも言いたいことを言えずに我慢していることって、ありませんか?
そして、その積もりに積もった我慢やパパに対する怒りが、ある日、火山のように爆発してしまう……。

出来れば、そうなる前に、パパにママの苦労や孤独をわかってほしいものなのですが、残念ながら”パパはママの苦労がわかっていない”ものなのです。

人間、身勝手なもので、どんなに一緒にいて、愛し合っているつもりであっても「100%相手のことを理解はしていない」ものです。
特にパパは「仕事」を言い訳に、あれやこれや家事や育児をしたくない理由を作って逃げ出します。
そして、仕事と言われたら、ママにいはどうすることも出来ませんよね?

でも、家族って共同経営者です!
パパだけでも成り立たないし、ママだけでもやっぱり成り立ちません。

だから「言うべきことは言う」という意識のもと、パパに対して自分の苦労や大変さをわかってもらえるように説明してあげてください。

残念ながら、男という生き物はハッキリ言われないと相手の気持ちを気づくことが出来ない生き物なのです……!

「言わなくってもわかるでしょ」という気持ちは「言わないとわからない」です!

我慢に我慢を重ねて、ママの怒りが爆発!

改めてパパに文句や相談をしてみると「そんなことなら、言ってくれればよかったのに」と不思議そうな顔をされた、という経験がアナタにもあるのではないでしょうか?

きっと心の中でアナタは「言われる前に気づけよ!」と思ったことでしょう。

でも、残念ながら「言わなくってもわかるでしょ」という気持ちは「言わないとわからない」のです。
ハッキリとパパにあれをして欲しい、これをして欲しいと伝えることは面倒だし、断られたらどうしようって、怖い気持ちもありますよね?

しかし、家族なんだから、夫婦にとっての子育てなんだから、アナタ一人で子育てを頑張る現状は間違っています。
ワンオペ育児に疲れ果てて、パパに愛想をつかして夫婦仲が悪くなってしまうよりも、小さな不安や不満を小出しにして、パパにしっかりと伝えてあげることも大切です。

イクメンパパでも、ママの気持ちはわかってないかも?

子どもの育児に一生懸命になるイクメンパパは増えてきましたが、それではイクメンパパがママの気持ちにちゃんと向き合えているかどうかは、定かではありません。

アナタがして欲しいことと、パパがしたいことにはズレがありませんか?

そのズレを放っておくと、そのズレはお互いにとっての”大きなミゾ”になってしまいます。

アナタの堪忍袋の尾が切れる前に、不満や不安、言いたいことは、しっかりとパパと話し合うようにしてくださいね。

[参考1]『脱・ワンオペ育児』|すくすく子育て

新型コロナウイルス感染症が蔓延する前から、育児に関するサービスを受けられない世帯が一定数いらっしゃいました。

みんな「地域で子育て!」とは口当たりの良いことを言うけれど、実際には育児支援が受けられない世帯が出てきてしまうのは、事実です。

しかし「育児支援が受けられない!」と諦めてしまうのは、ちょっと待って!

1か所でダメでも諦めないで、複数の施設やママ友を頼ることも大切かも

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子どもの急な発熱だったり、仕事がドタバタして子どもを迎えに行くことが出来ない――など、イレギュラーな事態にはどうしても公共の育児支援は弱いものです。

中には「●日までに、予約をしてください」というサービスもあり、ママからすると「先にわかったら、予約をしてるわよ!」と文句の1つや2つは言いたくなることありますよね?

そういった不足な事態を避けるためにも、1か所だけに頼るのではなく、複数の頼れる施設や頼れる人を予め確保して起きましょう。

例えば、行政の施設だけでなく、民間の施設も緊急時に使えるように登録しておく。病気の子どもを預かってくれる病児保育園も1か所だけでなく、複数か所に事前登録をする。

また困ったときにお互いに助け合うことが出来るママ友グループを作っておく――など、困った時に頼れる「自分だけのネットワーク」を作っておくことで「子どもを預けられない」というリスクを分散することが出来るようになりますよ!

リフレッシュのために行政施設や民間施設を使うことは、悪いことではありません!

急な用事やママや子どもの病気の時にだけ、子育て支援サービスを使っていけないわけではありません。

ただ、仕事や家事のスケジュールなどで「この日は忙しくなりそうだ……!」というのがわかっているのなら、前もっていくつか確保(予約)しておくのもひとつの方法です。

本当に忙しくなったなら、そのまま育児サービスを利用すれば良いし。仮にそこまで忙しくならなかったとしても、子どもを預けている時間で、自分のリフレッシュのための時間に使って
少しでも日頃のストレスを和らげるようにしてくださいね。

アナタにあった育児支援はいろいろありますよ!

最近では、働くママを支援する育児支援サービスも以前よりもずっと増えてきました。
ざっと挙げられるだけでも、次のような育児支援サービスがあります。

・病児保育……病気の子どもを病院に預けることが出来るサービス
・ベビーシッター派遣サービス……民間のベビーシッターに子どもを預ける※
・ファミリー・サポート・センター……地域の人に子どもを預けるサービス
・ショートステイ……児童養護施設や保育所などで短期間の宿泊で預かってもらえる
※割引券の利用で手頃な価格で利用が可能です。

意外に思われるかもしれませんが、子育て中に利用することが出来るサービスは従来よりも増えています!

だからワンオペ育児が大変だ、と思ったら上記のようなサービスを利用して、少しでも子育ての不安や負担を減らすように心がけてみてくださいね。

[参考1]『脱・ワンオペ育児』|すくすく子育て

パパがいるのに、全然育児や家事に協力的じゃない!
一昔まえに比べれば減ってきたとは言え、それでも育児に協力的ではないパパは少なくありません。

世間では「イクメン」なんて言葉もあるのに、どうして我が家の旦那は……と憂鬱になっているママに知ってほしい、パパが協力的になる方法をご紹介します。

人生設計について話し合う時期に来ているのかもしれません……!


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仕事が忙しいのはわかるけれど、本来ならばパパだって出来る範囲で育児を手伝って然るべきです。
しかし、それを全くしない。これはすでに、大きな問題です。

アナタは確かに「ママ」かもしれませんが、1人の人間です。
アナタにもアナタらしい人生を生きる権利があるのです。

だから、今後の二人の人生設計について、真剣に何度も話し合う必要があります!

残念ながら、人間は一度や二度言われただけでは変わりません。
少しずつ、少しずつ。それこそ「もう1人の子どもを育てる」ぐらいの感覚で、パパとも向き合わない限り、今のパパが育児に協力的になることは難しいのかもしれません。

私の人生のためにこの関係を精算する――というぐらいの強い決意で、パパに対して何が不満なのか、どんな問題を抱えているのかを、きちんと伝えるようにしてみてはいかがでしょうか?

パパの仕事が忙しいときには、どうすれば良い?

働き方改革やリモートワークが増えて、少しずつですが仕事にかける時間も少なくなって来ました。

だからこそ、パパの仕事が忙しいことをちゃんと誰かに相談したりする必要があります!

それはパパの会社の上司かもしれないし、近所にいるおじいちゃん、おばあちゃんかもしれない。

また育児支援なども積極的に活用して、少しでもママの負担を減らすことも必要かもしれませんよ。

ママだけでなく、パパの人生も変わるべきときが来ているのかも?

サービス残業や仕事のしすぎで、家族との時間がほとんど取れない。
これはパパだけのせいじゃないのかもしれません。

そして、そんな会社で長々と働いてきたら、子育てだけでなく、パパの人生にとっても決して良い影響を与えません。

もしかしたら、アナタが感じている「そろそろ限界!」というワンオペ育児の負担は、アナタだけでなく、パパの人生をより良い方向へと導くためにも、必要なことなのかもしれません。

だからこそ、この機会に思い切ってお互いの人生のこと、これからの未来のこと、子どものことを話し合ってみませんか?

[参考1]『脱・ワンオペ育児』|すくすく子育て

世代や年齢によって子育ての考え方は違います。
当たり前ですが、現役世代の子育て観とおばあちゃん世代の子育て観は、大きく異なっています。

ママの中には「どうしてわかってくれない!」ということを、ついおばあちゃんに言いたくなることもあるでしょう。

今回はそんなおばあちゃんとママとの付き合い方の心得をご紹介します。

子育てに「正しい」は、ない!


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子育ての考え方が世代によって異なるのは、それぞれの生きた時代ごとに子育てのカタチが変容しているからでもあります。

意外に思われるかもしれませんが、子育てにはその時代の思想や社会全体のカタチが映し出されているのです。

だから、どっちの言い分も正しいし、間違っているのかもしれないのです。

おばあちゃんの考え方を変えるのは至難の技です。
だからママとしては、おばあちゃん世代との子育ての考え方の違いを”面白がる”ぐらいの気持ちでお互いに話し合うようにすると、トラブルを防ぎやすくなります。

祖父母世代の子育て方に納得できない場合は、どうすれば良い?

今の時代とおばあちゃん世代では、科学や医学に関する定説や解釈が異なっていることが多々あります。

そして、どうしても祖父母世代の方と意見が食い違ってしまうことってありますよね?

そんな時は「アナタが言うことは間違っている!」と言い切るのではなく。病院や保育園の先生などの”第三者が言っていたこと”という体で、やんわりと自分の意見を伝えるようにしましょう。

「絶対にダメ!」という言葉は余計に相手の反発を招いてしまいます!

おじいちゃん、おばあちゃんが善意でやってくれたことや教えてくれたことの中には「やめて欲しい」ということがあるかもしれません。

そういう時に「二度とやらないでください!」「絶対にダメです!」という言い方をしてしまうと、幾らおじいちゃん、おばあちゃんとは言え傷ついてしまいますし。関係が悪くなってしまうこともあります。

子どもと接するのと同じように、まずは話を聞いてあげる。
その上で「ありがとうございます!でも、●●は保育園の先生に言われて~」というように、共感してあげて、第三者の意見として自分の意見を伝え、最後にまた感謝する――というように、あえて耳を傾けてあげるようにすると、良好な関係を築きやすくなります。

おばあちゃんたちの気持をわかってあげると気が楽かも?

おじいちゃん、おばあちゃんの子育ては、たしかに古いのかもしれません。

でも、パパやママに対してのアドバイスや子どもに対する「なにかしてあげたい」という行動には、思いやりの心や愛情が溢れています。

だからこそ、自分の意見と違ったり、考え方が違っていたりしても、まず受け入れてあげて、その「なにかしてあげたい」という気持ちに素直に「ありがとう」と伝えてあげてくださいね。

ちょっとしたことかもしれませんが、その心遣いがお互いの人間関係をスムーズにしますよ!

[参考1]『おばあちゃんに聞いてみよう!』|すくすく子育て

大人としては、誰とでも仲良く出来る活発な子どもになってほしいと、ついつい考えてしまいますよね。
特におとなしい子の場合は「成長してもこのまんまなんじゃ……」と不安になってしまうのではないでしょうか?

でも、お子さんの性格は周囲の環境と心と身体の成長によって変わっていくので安心してくださいね。

年齢的に内向的な時期がある!


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ある程度の年齢になると、子どもは社会性を身につけて自分から積極的にコミュニケーションを取ろうとします。

ただ、そういった社会性が身につくのは3歳、4歳になってから。

2歳までの子どもが内向的なのは、子どもの性格のせいではなく「内向的な時期」なのです!

気質は変わらないけれど性格は子どもが自己改造できる!

「三つ子の魂百まで」ということわざにもあるように、その子どもの個性や生まれ持った気質は、成長しても変わらないことがほとんどです。

しかしある程度の年齢――思春期ごろになると子どもの中に「なりたい自分」というのが生まれます。
そうなると子どもは自分で「なりたい自分」になるために、コツコツとトライ・アンド・エラーを繰り返し、自分の性格を”自己改造”していくのです。

だから、子どもの気質は変わらないけれど、性格は十分変わる可能性があります。

どんな風に成長するのか、どう性格が変わるのかは、その子がどんな「なりたい自分」を目指すか次第かも?

親が持つ子どもへのイメージが子どもの性格に影響を与えます。

子どもは生まれたときから、親の言葉を受けて育ちます。

例えば「アナタは暗い子ね!」と親から言われ続けた子は、その子の気質が活発で明るい子どもだったとしても「自分は暗い子なんだ」と思い込みやすくなります。

実はアナタが思っている以上に、子どもはアナタが思っていること、言っている言葉に大きな影響を受けているのです。

だから「内向的だな」と思ったとしても、それをマイナスに捉えず「優しく見守るタイプなんだ」「慎重派だから、将来うまくいくぞ!」とか、その子のプラスな面を認めて褒めてあげましょう。

そうすることで子ども自分の良いところを伸ばして行くことが出来ますよ!

コミュニケーション能力が高ければ良いというものではないかも?

人と仲良く出来ることは、出来ないよりも出来た方が良いかもしれません。

でも、それがその人のすべてではないことを社会に出ているママやパパたちが1番わかっているのではないのでしょうか?

コミュニケーション能力が高い。自己アピールが出来るだけで社会人として成功出来るわけではありません。

「コミュニケーション能力が高い」ということは、あくまで1つの個性です。

だから今の子どもの性格を良い方向に解釈して、それを伸ばしてあげるようにしてくださいね。

[参考1]『コミュニケーション能力はどう育つ?』|すくすく子育て

コロナのせいで日常生活は一変しました。
そして、その被害を一番受けているのは、もしかしたら子どもたちかもしれません。

特に子どもたちの中でも「発達障害」と思われる子どもたちにとって、コロナはただでさえ生きにくい生活を生きにくくするモノでしかありません。

私たちは、そんな発達障害の子どもたちに対して、どのように接すれば良いのでしょうか?

不安が苦手な発達障害の子どもに合わせた説明の仕方を


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発達障害の子どもたちは、症状の大きい小さいはありますが、現状を理解することが苦手です。
だからこそ、世の中の変化をどのように受け入れれば良いのか。そして、変化にどう対応すれば良いかがわかりません。

そんな子どもたちを安心させるためには、ママやパパが子どもの”理解度”に合わせて、わかりやすく説明してあげること。

また、新型コロナウイルス感染症はしっかりと予防すれば、決して危険な病気でないことを伝えてあげてください。

ママやパパたちからすると辛いことかもしれませんが、発達障害の子どもたちは周りの大人を頼らざるを得ない状況も手伝って、普通の子どもよりも、ママやパパの不安や感情に敏感です。
難しいことかもしれませんが「新型コロナウイルス感染症を正しく恐れる」ためにも、ママやパパも毅然とした態度を子どもに見せ、それを説明することが重要です。

療育や発達相談に行っても大丈夫?

少しずつですが、世界は日常を取り戻しつつあります。
しかし、もしも新型コロナウイルス感染症に感染することが不安なら、無理して療育や発達相談に行く必要はありません。

風邪や下痢、ぜんそくなどの急性の病気は、すぐに病院での治療が必要になりますが、療育はしがらくおやすみしても、大きな変化は現れないからです。

むしろ、病院に行くことで新型コロナウイルス感染症に感染してしまう可能性も否めません。

また発達相談に関しては、今は自治体によっては電話での相談が出来るようになっているところもあります。
「行けないから」と諦めずに、まずは最寄りの自治体や以前通っていいた発達相談に関する専門の機関に問い合わせをしてみてはいかがでしょう?

散歩やお出かけは決して悪いことではありませんよ!

緊急事態宣言が発令されたばかりの状況と7月現在では、世間の状況も大きく変わっています。

もちろん、依然として新型コロナウイルス感染症の猛威は収まってはいませんが、新しい生活様式に従って行動することによって、新型コロナウイルスに感染するリスクを低く抑えられることはハッキリとしています。

だから、発達障害の子どもの気持ちが落ち着かないときには、マスクは必要かもしれませんが少し散歩に出かけてみたり、県内をドライブしたりすることは決して悪いことではありません。

3密を避けつつも、子どもも、ママやパパもストレスが少ない環境を作ることで、結果的に子どもの心が守られて子どもは安心して育つことが出来るようになりますよ!

[参考1]『専門家からのアドバイス・メッセージ(5)発達が気になる子どもとの過ごし方』|すくすく子育て

ひとくちに嘘と言っても、嘘にはいろんな嘘があります。
「人のためを思って言う嘘」「何かをごまかすためにする嘘」「誰かを陥れる嘘」など。

子どもの嘘は、大人の嘘と違って「自分に関心を持ってほしい」という気持ちから嘘をつくことが少なくありません。

しかし、そんな子どもの嘘の中でも注意が必要な嘘があるって、ご存知でしたか……?

お金・盗み・イジワルな嘘にご注意を!


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子どもはよく嘘をつくもの。ほとんどの嘘は、そこまで注意する必要はありませんが、次のような嘘をつく場合は、注意が必要です。

・お金に関する嘘
・人の物を盗んだ嘘
・人にイジワルするような嘘

子どもは4~5歳になると「物欲」が生まれます。

自然に「お金がほしい」「あの玩具が欲しい」と思うようになります。物欲自体は決して悪いものではありません。

しかし、お金を拾ったのにそれを言わない、友だちのものをとったのに「もらった」と嘘をつくなど、このような嘘は、毅然とした言葉と態度で、子どもの嘘を叱りましょう。

小さな子どもであっても、ママの怒りや悲しみの気持ちは伝わるし、心に残ります。

また拾ったお金やごまかしたお金に関しても後始末をきっちりとして、それを子どもに見せる。
人の物をとった場合は、それをきちんと返す――など、正しい対処の仕方を教えてあげてください。

人をイジワルするような嘘の原因はイジメ!?

まだ小さな子どもの場合、誰かにイジワルをするような嘘をつく場合は、その子自身がいじめられている可能性があります。

子どものつく嘘の多くは「自分に関心を持って欲しい」という気持ちが根底にあることが原因です。

だから人にイジワルをするような嘘は、イジワルのような嘘をつく子どもが、なんらかの被害にあっているからかもしれません……!

子どもも大人も嘘の裏には、理由がある

子どもがつく嘘には、大人へのメッセージ込められていることがあります。

もちろん、嘘をつくことは決して良いことではありません。

でも、大人だって子どもの頃にいろんな嘘を繰り返し、それを怒られて今のように成長していますよね?

今回ご紹介した一部の嘘に関しては、しっかりと叱る必要がありますが、それでも嘘の裏にある子どもの気持ちを理解しようとする必要はあるかもしれません!

もしかすると、その嘘の裏には、アナタが思いも寄らなかった子どもの「本当の気持ち」が隠されているかもしれないから。

[参考1]『叱る? 叱らない? 子どものウソ』|すくすく子育て

小さな子どもは、まだまだ自分のことで頭がいっぱいです!
親の言うことを聞かないし、友だちの言うことも聞いてくれない。

「このまま成長して本当に大丈夫なの?」と不安になってしまうことありませんか?

今回はどうやって人の話しが聞けるような子どもになるのかをお話します。

いつになったら人の気持ちがわかるようになるの?


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小さな子どもがいきなり人の気持ちがわかるようにはなりません。
4歳まで子どもは自分の気持ちと相手の気持ちが違うことがわかりません。

だから親が「こんなことしちゃダメでしょ!」と言っても、子どもは頭で理解することが出来ないのです。

でも、4歳ごろになり「どうやら友だちが考えていることと、自分が考えていることは違うんだな」ということを理解するようになり、そうして少しずつお友だちの心に寄り添うことが出来るようになります。

ママや友だちの言うことを聞いてくれる子どもにするには?

小さな子どもは、なかなか大人の言うことを聞いてくれません。
そして、幼稚園や保育園にいるお友だちの言うことも聞いてくれません。

では、人の話を聞いてくれる子どもにするには、どうすれば良いのでしょうか?

そのためには、まず「親がちゃんと子どもの話を聞いてあげる」ということが重要です。

子どもは大人の姿を見て成長します。パパやママが子どもの言うことを聞いてあげれば、子ども少しずつ人の話を聞いてくれるようになりますよ!

また友だちの気持ちがわからずひどいことをしてしまうような場合は「●●ちゃんは、こういうことをされて、どう思うかな?」「こんなことをされたら●●くんは、どんな気持ちかな?」と相手の気持ちを理解するような機会をつくってあげるのも大切なことですよ。

人の気持を理解できないからこそ、保育園や幼稚園、学校で少しずつ勉強していきます!

保育園や幼稚園、学校に子どもが通うのは「出来ないことを出来るようにするため」です。

だから今は友だちや周りの人の気持ちがわからなかったとしても、いろんな人と関わっていくうちに、少しずつ人の気持ちがわかるようになっていきます。

もちろん、そのためのお手伝いを親がすることで、子どもは周りの人の気持を理解できる優しい大人に成長していきますよ!

[参考1]『コミュニケーション能力はどう育つ?』|すくすく子育て

小さな子どもの中には、嘘の混じった作り話をすることがあります。

例えば「アニメのキャラクターと遊んだ」とか「友だちと不思議の国に行ったよ!」とか、親からすると不安になってしまうような嘘をついてしまうことがあります。

可愛らしい嘘に思える反面、親としては作り話をする子どもの将来について不安になってしまいますが、子どもはどう接すれば良いのでしょうか?

小さな子どもの作り話は心の成長の証かも?


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空想話をまるで本当にあったことのように話す子どもに対して、不安になってしまうかもしれません。

しかし、空想話をするという子どもは、心がきちんと成長している証なんです。

2~3歳になると、子どもはいろんな空想や想像を楽しみます。

そして、その空想や想像の中で「ごっこ遊び」をするようになるのです。

そのごっこ遊びの中でアニメのキャラクターと空想の中で遊んだり、友だちと架空の世界で遊び、その結果として「作り話」をしてしまうのです。

ただ、このごっこ遊びが出来るということは「登場人物の役割になりきることが出来る」「自分の中でお話を作ることが出来る」という力が身についているということでもあります。

4歳までは想像と現実とが混ざりあうのが当たり前

子どもが想像していることが言葉として出てしまうことがあります。
でも大切なのは、作り話をしたことではなく、作り話をしたときの子どもの気持ちです。

例えば友だちと遊んだときに、違う惑星で遊んだとか、ママと電車で移動中に架空のキャラクターが現れたり――とか、これらは「楽しかった思い出」という現実と子どもの中にある「想像」が混ざりあってしまったからなのです。

親からすると「大丈夫なの?」と思ってしまうようなお話ですが、子どもの中では楽しかった思い出が強く残っているだけなので、必要以上に不安になる必要はありませんよ。

また4歳ぐらいまでは、子どもは現実と空想の区別が上手くつきません。

まだ小さい子どもが空想の話をしたとしても「そういう時期なんだ」と思うと不安な気持ちも和らぐかもしれません。

大人の嘘と子どもの嘘は違います!

子どもの嘘――特に、作り話は、現実と空想がごっちゃになってしまっているだけで、本人は嘘をついている自覚もありません。

だから、先にも触れましたが必要以上に不安になる必要はありませんよ。

ただし、人を傷つけるような嘘や人に意地悪するような嘘をついた場合は、子どものためにもきちんと叱った方が良いですよ!

[参考1]『叱る? 叱らない? 子どものウソ』|すくすく子育て

ある程度の年齢になると、子どもは嘘をつくことを覚えます。
嘘は良くないことだし、出来ればついて欲しくない……。

そんな嘘をついたり、ごまかす子どもに対してどう接すれば良いのでしょうか?

嘘をついた! でも、大切なのは嘘の裏にある本当の気持ち


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幼稚園に行きたくないから「お腹が痛い」と嘘をつくことがありますよね?
でも、それが嘘か本当かは、いくら親でも100%はわかりません。

仮にそれが嘘であったとしても、大切なのは「嘘をついた理由」です。

例えば、嘘をついたのは子どもが幼稚園に行くことが不安だからかもしれないし、なにか嫌なことが幼稚園であるあるからかもしれません。

どうしても「嘘をついた!」ということばかりを意識してしまいがちですが、大切なのは「どうして嘘をついたのか?」という嘘をつくに至った”子どもの心”です。

「また嘘をついて!」と子どもの嘘を追求するのではなく、嘘の中にある子どもの不安や甘えたい気持ち、心のざわざわ――などの嘘に隠れた「本当の気持ち」を読み取って、子どもの心に寄り添うようにしてあげてくださいね。

「嘘をついてごめんなさい」と言うときは、あえて褒めてあげましょう。

「お腹いたい……」と嘘をついた子どもと話していると、子どもが「お腹が痛いのは嘘だったの、ごめんなさい……」と自分の嘘を告白することがあります。

そんな時、ついつい「子どもに嘘をつかれた」という事実に対して、カーッとなって叱ってしまうことがありますよね。

確かに、嘘をつくことは決して良いことではありません。
でも、子どもからすると「せっかく勇気を出して、嘘を告白したのに怒られてしまった」とますます正直なことを言わなくなってしまいます。

だから、カーッとなった気持ちを抑えて「本当のことを言ってくれてありがとう」と褒めてあげてください。

もし、嘘をついた子どもを褒めることが無理なら、せめて「そういう時は嘘をつかずに、ちゃんと話してくれたら大丈夫だよ」と対応してあげると、少しずつ子どもは嘘をつかなくなりますよ。

子どもの気持ちに寄り添って、逃げ場を与えてあげて!

大人だって、つまらない事で嘘をつきます。大人の嘘に比べれば、子どもの嘘はまだ可愛いものです!

そして、子どもの嘘には理由があります。
難しいことかもしれませんが、まずは嘘をついた子どもの気持ちに寄り添ってあげること。

そして、嘘をついたことがわかったり、正直に嘘を告白したとしても、必要以上に怒らず「逃げ場を与えてあげる」ということです。

だって、大人だって正直に告白したのに、烈火の如く怒られたら「この人には本当のことを言うのをやめよう!」と思ってしまうでしょ?

だから子どもを正直な子に育てるためにも「嘘を告白しても怒らない」ということを意識してみてくださいね。

[参考1]『叱る? 叱らない? 子どものウソ』|すくすく子育て