バランスボールで叱らないしつけ
ある日家の中で、子どもの姿勢の様子を観察したことがありました。
テレビ、ゲーム、食事、読書そして勉強中でさえ姿勢が悪いのが確認できました。背筋がフニャフニャとして定まらず、せめて食事中だけでもと注意しても一時もすればすぐ元通り。どうしたものかと頭を悩ましておりました。
そんな折ネットで見つけたのが子ども用バランスボールでした。
バランスボールと言えばフィットネスやヨガ等運動で使用するものという印象が私は強いのですが、調べてみると家の中でも色々な用途で使えることがわかりました。
バランスボールに座ることによって
子どもは常にフラフラとしてじっとしていることが苦手です。バランスボールに座ると上手くバランスを取らなければフラフラしてしまします。コツをつかめれば、転ばないようにフラフラすることができます。そして上下に軽くジャンプすることもできるようになるでしょう。それに飽きればバランスボールの上で静かに座ってテレビを見たりするかもしれません。
この時、お子さんの様子を見てみると背筋がピンと伸びているのがわかるでしょう。フラフラと落ち着きが無いように見えますがバランスボールの上でバランスを取るために無理せず、意識せず体幹を鍛えている証拠です。
体幹を鍛えることにより体の内側から筋力がつくので、いずれバランスボールを使わなくても良い姿勢を保てることが期待できます。
家庭でバランスボール
例えばゲームをしながら、テレビや雑誌を見ながらリビングで。小さな支えが付いた、転がらないバランスボールもあるので小学生以上ならいつものイス代わりに勉強机で、または食事時のテーブルで。
一日一度でも座る機会を作ってみます。
幼児用に持ち手の付いたバランスボールがあります。これはバランスが取りやすく、上下にジャンプしやすいので落ち着きの無い息子にピッタリ。
テレビを見る時のこの姿勢、お母さんは大好きです。
調子に乗って自発的に色々な事を試しています。お母さんの狙い通りです。よしよし。
バランスボールを使った時のしつけのこつ
家庭の中で全く背中を伸ばす機会が無かった子どもが、バランスボールを使っている時間だけでも良い姿勢をしています。
一日に一度でも良い姿勢が保てることを良しとして、その他の時に例え猫背になっていても気にしないようにしてみましょう。
また、体幹を鍛えることはダイエットにも有効です。お子さんと一緒に親子でバランスボールに座って楽しんでみてはいかがでしょう。
一緒に楽しむことによって、お子さんを叱る機会が減ることになれば幸いです。