追い込まない教育をしましょう

目標をしっかり考える

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子どもが大人になった時、どんな大人になって欲しいと考えていますか?

まず目標を考えてみて下さい。
次に1年後、2年後、更に10年後の子どもの姿を想像してみて下さい。

どんな姿でしょうか?

子どもの人生は子どものものなので親の望むようにはいきませんが、道から外れそうになった時に引き戻すためにも、ある程度イメージしておくととてもいいですよ。
私はまだ6歳と、4歳の二人の母親ですので、自分の子育て体験ではありませんが、自分の経験をもとにお伝えします。

自分や他人と比べない

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まずは私の幼い頃の生い立ちからお伝えします。

なぜ私の生い立ちを語るかと言いますと、子育てには自分自身の生い立ちや親からの関わりが強く影響するからです。

私はよく母と比べられてきました。
これは特別でもなんでもなく女子ならではの“あるある”ではないでしょうか。

自信のない人が子育てする場合は、子どもが女の子であれば特に自分の姿を投影しがちだと思っています。
プライドが高い上に劣等感の強い母にとって私の出来は自分の評価に直結するので私に頑張らせたかったのだと思いますが、私はそこまでガツガツした性格ではないので、とてもしんどかったです。
けれど、母は私が勉強しようとするタイミングで邪魔しました。
おそらく自分より下でいて欲しかったのでしょう。
生き方も価値観も全て自分を基準にし、上でも下でも許さない。そんな感じです。

本人は全くの無自覚ですけど、私は母の違和感に気付きました。

私が気付かずそのまま子育てしていたら、子どもを苦しめていただろうと今では思います。

自分の努力が足りないと言われて当時は自分もそうだと思っていましたが、勉強嫌いにしたのは両親の言葉です。それだけ親の存在は強大です。

私は両親を反面教師にすることにしました。

母親の過去のことを子どもに語るのはいいことですが、押し付けたり、子ども本人の気持ちを無視してしまうと心の成長が止まります。
ちなみに私は8歳で時が止まっています。
劣等感から負けるものかと踏ん張って成長する子も居るでしょうし、人の数だけ性格があり環境や保護者との関係にもよりますが、ほとんどの場合は否定されると落ち込んで終わりです。

子どもを責める前に、自分が言える立場にあるかどうかをまず見返しすように心がけてはいますが、咄嗟には判断できない、それが子育てですよね。
けれど、「ごめん言い過ぎた」というその一言が、きちんと子どもには届くんです。
これは全部私の経験ですけどね。

伝わらない親心

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親であれば子どもの将来を楽しみにしているし、素晴らしい人生を送って欲しいと考えるのは当然のことですよね。

しかし、「親の気持ち」は子どもに分かる言葉でないと思ったように伝わりません。

ニュアンスで「なんとなく」「わかるでしょ?」と言ったところで、ほぼ伝わらないものです。

最終目標は、大学でもなく、就職でもなく、『親元から離れて自分の力で生きていける力をつけさせること。』じゃないでしょうか。

ひとつお伝えしておきますが、就職が最終ゴールというのは本当のことですし、大学に行くメリットも大きいので、
勉強しなくていいことなんて一つもありません。しないよりはした方がいいんです。

ほとんどのご家庭で勉強に重きを置いていると思いますので、なぜ勉強しないといけないのか、なぜしたくないのかしっかり子どもと向き合って、伝わる言葉で話してあげて欲しいと思います。

私は親から「ロクな大人にならない」と言われても将来のことなんてよく分かりませんでした。
ロクな大人ってどんな大人?
ダメな人生て何?どんな人がだめなの?
というところまで突っ込んで教えて欲しかったなと感じました。

何のため、誰のためかを考えさせる

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私は子どもには小学校入学前に、「何のために勉強するのか」や「勉強の意味」を就学前に伝えていますが、子どもが一筋縄でいかないことを頭の片隅に置いていて、もしこう言ったらこうしよう、などあらゆる可能性を用意しています。

『想定内』であれば慌てなくていいですよね。

私は勉強から逃げた人間なので子どもに偉そうに言える立場ではありませんが、学のない私でも今してあげられることは、“分かないことをそのままにしない”ことです。
知らないことを知るのは楽しいことだと親が態度で示すと、子どもは真似をし始めます。

知識を得るには図鑑などがいいのは確かですが、とても高いんですよね。全種類なんて揃えられません。
なので、我が家では子どもから疑問が飛んできたら即スマホで調べています。

そして、次に私はリビングでくつろぐ際、出来るだけ本を読む時間を増やしました。
私が読んでる本がなんの本か興味のある娘は、「何が書いてあるの?」と聞いてきて、読みかじった言葉を娘に分かりやすく伝えるとまた考え方の幅が広がり、言葉が増えます。

難しくなくてもいいですし、読みやすい本でいいですので、勉強する姿を見せることをしてみて下さい。
子どもは隣で絵本を読んだり、ひらがなを書いたりして勝手にやっています。

最後に

いかがだったでしょうか。

しつけは大切ですが、厳しすぎてもダメだし、ただ楽しければいいってだけでもダメで、正解・不正解がないので難しいですよね。
だからこそ、ご自分で納得できる方法で子育てするのが一番なんです。
色々なことを試ししてみて下さいね。

 

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