楽しくかけ算~幼稚園のうちに九九を覚えた弟の方法~
塾も通信教育も何にもしてません
我が家には小学6年生と2年生の兄弟がいます。
小学2年生になると、みんなかけ算の九九を習います。お兄ちゃんも学校で習いました。元々字を書くのはものすごく苦手なお兄ちゃんですが、興味を持ったこことを覚えるのは早く、九九も私が教えることもなくいつの間にかできるようになりました。
学校で習うことなので焦ることはないと思いつつ、弟が年中の頃小さい子どもが九九を言えたらおもしろそうと思いたち、嫌がらなければ教えてみることにしました。
この頃の弟は、ひらがなは全然読めませんし書けません。数字も書けません。通信教育も習い事もしてません。
そんな弟が、幼稚園を卒園する頃にはすべての九九を覚えることができました。
3の段と4の段から、そのわけは…
弟は無理やりしなさいと言われても素直にする性格ではありません。もちろん、お勉強だよ、と言って大人しく座っている子どもでもありません。
私が始めたのはママの言った後を繰り返し言うこと。これだけです。ただし、楽しくしなくてはいけません。
先ずは「ねえねえ、年中さんで九九が言えたらかっこよくない?」と持ちかけ、「ママの後言ってみて~」と誘いました。1の段2の段5の段は、小学校で習えばすぐに覚えられるだろうと思い、とりあえず3の段からリズムに乗って言うことから始めました。弟も楽しそうにふざけながら繰り返します。
これを毎日繰り返し、今度は私は答えを言わず「3×1が~」とだけ言い弟に答えを言ってもらいます。答えが言えたらとにかくほめます。「凄いじゃーん!かっこいい~!」とお兄ちゃんと一緒にほめまくりました。
これを毎日繰り返しているといつの間にか3の段を覚えることができました。
この調子で4の段を覚えたあと、他の段はどうしようかと考え言えるなら覚えてもらおうかと思い、6の段を私の後に繰り返して言ってもらったところ、どうにもこうにも口が回らず言えません。思った以上に言えなくて、それがおかしくてお兄ちゃんも交えて皆で笑ってしまいました。
無理やりさせるものではないので年中の時は3の段と4の段を言えたところで終わりました。
残りの九九
残りの九九も覚えていて損はないと、弟と一緒にお風呂に入るときなど繰り返し呪文のように唱えてはいました。
年長になってもひらがなには興味がなく、それならばと数字のドリルを買ってみました。それがとても楽しかったらしく毎日夢中でドリルをするようになりました。
だんだんと口も回るようになり九九の再開です。その頃には簡単な足し算もできるようになっていたので九九の意味を教えながら進めました。
何度も何度も私の後を繰り返すことで、リズムや音の響きとして耳に入っていきます。気分が乗らないときは無理やりやらせないこと、嫌にならせないことに気を付けて卒園までに九九を覚えることができました。
幼稚園から九九を覚えさせるためには、できなくて当たり前。できたら儲けもの。
ほめてほめてほめまくることで自信もつき、楽しく覚えていけました。焦るものでもなく覚えていたら楽だろうなと、気楽な気持ちで始めることが成功への近道だと思います。
2年生の授業で勉強として覚えなくてはいけないときに、お兄ちゃんはたまたま興味を持って覚えてくれましたが苦手な子どももいます。そんな時、親も何でできないの?と焦ってしまいます。
なので、余裕を持ってリズムや遊びとして覚えられるうちに覚えてしまうのも1つの手かもしれません。