コロナ禍で働く妊娠中の女性を守る「母性健康管理措置による休暇取得支援助成金」
すでに妊娠をしており、これから第一子、あるいは第二子を出産する予定の働くママの場合、条件を満たすことで「休暇取得支援助成金」と対象となり、休みやすくなる制度が5月7日からスタートしています。
妊娠しているけれど、金銭的に働かなければ生活ができない――という不安がある方は、アナタの上司や事業主に対して「休暇取得支援助成金」があることを伝えましょう。
母性健康管理措置による休暇取得支援助成金とは?
画像出典:PhotoACより
新型コロナウイルス感染症対策として、妊娠中の働く女性を守るために「母性健康管理措置による休暇取得支援助成金」が取得しやすくなりました。
これは企業で働く妊娠中の女性が対象です。
(医師、または助産師の指導により、休業が必要とされた妊娠中の女性労働者が対象)
ただし、この助成金の申請を行うのは、アナタではなく”アナタが働く会社”です。
また、この制度は「正規雇用」の場合も「非正規雇用」の場合も関係なく、助成金を受け取ることが出来ます。
だから「正規雇用じゃないから……」と諦める必要はありません!
母性健康管理措置による休暇取得支援助成金の支給金額3>
母性健康管理措置による休暇取得支援助成金は次のように、次のように支給される金額が定まっています。
・有給休暇 計5日以上20日未満:25万円
・以降20日ごとに15万円加算(上限額:100万円)
また母性健康管理措置による休暇取得支援助成金の支給金を事業主が受け取る際には「有給休暇を5日以上取得させる」ことが条件となります。
母性健康管理措置による休暇取得支援助成金の支給金がもらえるかどうか心配!3>
母性健康管理措置による休暇取得支援助成金は、当事者である妊娠中の働くママではなく、アナタを雇っている事業主が申請すべき助成金です。
もしかすると、現時点でも助成金を受け取っていない方がいらっしゃるかもしれません。
その場合は最寄りの「都道府県労働局雇用環境・均等部室」やお住まい地域の自治体に相談することをオススメします。
一部の地域では、妊婦さんを対象に特別給付金が給付される場合も
今回ご紹介した妊娠中の働く女性を対象とした母性健康管理措置による休暇取得支援助成金はありますが、2020年6月20日現在、国が行っている妊婦を対象とした給付金は、今のところありません。
ただし、一部の地域では働いている、働いていないに関わらず妊婦さんを対象とした給付金を支給している自治体もあるので、念の為アナタが住んでいる地域にも妊婦を対象とした給付金や助成制度などがないかを確認してみてくださいね!