おうちで手作り縁日

はじめに

新型コロナウイルスの影響により、幼稚園や保育園の納涼祭をはじめ、各地で夏祭りや秋祭りの中止が相次いでいます。

親子で楽しみにしていたのに、とがっかりされている方も多いのではないでしょうか。私の地元でも、例年松の内に開催されていた縁日が中止になるという知らせがありました。縁日というのは、子どもだけでなく大人も郷愁を誘われる特別なもの。

童心に返って思い切り楽しみたかったのに、と淋しくなってしまいますね。それでも、まだできることはあるのです。
今回は、自宅でも簡単にできる、手作り縁日のアイディアをご紹介します。

飾りつけとBGM

縁日といえば、提灯などの飾り付けが目を引きます。
我が家では、色画用紙を使って手作りしてみました。赤い色画用紙の上下を残して切り込みを入れ、輪の形にするだけ。百円ショップのもので手軽に作ることができます。

上下に黒い線を入れ、「祭」や「迎春」などの文字を入れれば完成。雰囲気満点の、手作り提灯の出来上がりです。
また、BGMもお祭りの必須アイテム。笛や太鼓、お琴など、和の雰囲気を味わえるものが良いですね。ポップスやアニメソングでも、和風のアレンジがされているものもあります。好みのBGMで、雰囲気を盛り上げてしまいましょう。

お祭りメニュー

キャラクターもののわたあめにりんご飴、たこ焼き、チョコバナナなど、屋台には食欲をそそられる美味しいものがたくさん並んでいます。お小遣いを握りしめて、どれを食べようか迷った思い出のある方も多いのではないでしょうか。

我が家では、たこ焼きと焼きそばを買い、ラムネやかき氷はゼリーとアイスキャンディで代用しました。それにとうもろこしを足し、ウインナーを楊枝に刺して焼いたミニフランクフルトとチョコバナナを手作りすれば完成です。余裕があればクレープを焼いて、お子さん好みのトッピングをしても良いでしょう。無理なく、簡単に、自分も楽しめることが肝心です。

ゲーム大会

縁日といえば、輪投げや射的などのゲームです。一等賞の大きなおもちゃはなかなか当たらないものの、参加すること自体が楽しかったりします。

我が家でも、残念賞のガムを食べた後、包装紙を大切そうにしまっている息子を見て、子どもの感性とはそういうものなのかと、自分の小さかった頃を思い起こしたものでした。今年は、水風船・スーパーボールすくいと輪投げを自宅で楽しみました。百円ショップの水風船とスーパーボールを湯船に浮かべ、プラスチックコップですくうというものです。
入浴タイムを兼ねられるというのも、自宅ならではです。

輪投げでは、朝顔の支柱の輪の部分を利用しました。景品には、駄菓子コーナーの紙風船や飴玉など、昔ながらのものを用意。子どもも大人も夢中になり、手作りの縁日を楽しみました。

おわりに

安全第一と分かっていても、相次ぐイベントの中止は気が滅入ってしまうものです。

そんな時だからこそ、できる楽しみに目を向けてみてはいかがでしょうか。企画や準備から参加する縁日というのは、考えようによってはなかなか体験できないものです。足りない部分や、小さな失敗があってもご愛敬。帰りの時間を気にせず、水遊びから上がって寝てしまえるのも大きな魅力です。

ここでご紹介したほかにも、割り箸のゴム鉄砲を使った射的、けん玉、だるま落としなど、その時その時の季節感あふれる遊びを取り入れても良いでしょう。皆さんもコロナに負けず、手作り感あふれる自宅での縁日、ぜひ楽しんでみてくださいね。

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