子どもの感性が育つ「土の中が見える畑」を作りたい!商品化プロジェクト
突然ですが、みなさんに質問です。
野菜の中でも「根菜(こんさい)」と呼ばれる大根やニンジン。
そもそも、なんで根菜っていうんでしょう?
「そりゃ、土の中で根が育って食べられるから根菜(根の野菜)っていうんだよ」
なるほど。
じゃ、その食べられる根ってどんな感じで育っていくんでしょう?
その様子を観察したことがあるっていう人はおそらくあまりいないのでは?
「土の中」ですし…。
でも、確実に育っていくんです。それもダイナミックに!
いつもより、すこ~しだけ深く考えて想像してみると…「あれ?見てみたい!」ってちょっとワクワクしてきません?
*このプロジェクトは終了しています。皆様、ご支援ご協力頂き誠にありがとうございます。
大・大・大興奮!私たち、”摩訶フシギ”なプランターで育ててます!
唐突に鼻息が荒くてすみません…笑
そう、ラディッシュ(二十日大根)を、おうちで育てているのです。
根菜の成長過程を真横から観察できる”摩訶フシギ”なプランターで。
つまりそれって何?ですよね。
親子の時間研究所はこれまでに「親子が楽しみながら学べる」をテーマに「触れる図鑑」というシリーズのものづくりをしてきました。
今回はその触れる図鑑の新商品として考えているもので、冒頭に書いたように全ての始まりは私たちものづくり部の「根菜は土の中でどのように育っていくのだろう?」というふとした疑問、そして「実際に見てみたい!」という探究心からでした。
根菜が育って行く、土の中の様子が真横から見ることができたら面白いのではないか?
そんな商品を作ってみよう!
触れる図鑑の新しい企画、その名も「土の中が見える畑」!!
(そのままやん!という声が聞こえてきそうですが…笑)
土の中を観察するにはどうしたら?
横から見えるようにすればいいのでは。。。
じゃあ、横から見るにはどうしたらいいんだろう。
普通の畑では無理だし…
そして熟考を重ねてできあがったひとつの形がこれ!ででん!
(注:イメージです)
うーん、とりあえず形はできたけど、ちゃんと育つのかな~
ただ観察するだけでなく、楽しんでもらえるものになるのだろうか?
まずはプランターの試作を作ってみて、実際にこれで根菜を育ててみないことには何もわからないじゃないか。
ということで2017年の春から、期待と不安が入り交じるなか摩訶フシギな形のプランターで根菜を育てるという「土の中が見える畑」の開発が始まりました。
開発期間はすでに1年と半年以上が経過し、これまでに色々な環境で試して育ててみて、実はもう何度か無事にラディッシュの収穫を終えています。
詳しくは下記の記事で紹介していますよ~♪
■vol.2 自分で野菜を育てて食べるのってこんなに面白くて楽しい!スタッフの栽培記録
https://oyakonojikanlabo.jp/hatake_project_02/
その収穫したラディッシュがこちらです!どどーん!愛おしい!
※何度か収穫しましたが、これはメンバーのよっちゃんによる力作です
ここに至るまで、失敗もたくさん経験しました。。
でも、何よりこんなに立派に成長してくれたラディッシュちゃん。
じぶんで育てた野菜が獲れたーっ!!まじでウレシイ!やったぜ!
もう、ほんとに、ほんとに嬉しいのだ!
みんなで、大興奮!ふんふん!(鼻息)
もちろん成長過程もしっかり観察できました。
当初は、広大な畑などではなく、各家庭の小さなスペースの一角という環境で本当に育つのかな?とメンバーも半信半疑。
オリジナル設計のプランターに最適な種と培土の組み合わせを実験したり…初めてのことだらけでしたが、専門家の方々のお力も借りながらなんとか「育てて、収穫して、食べる」というところまでいくことができた…!すごい!
ちゃんと生き物を育てるって結構大変なこと。でも確かに「大変」ではあるけれど、この「土の中が見える畑」は、そういったことを含めてたくさんの「新しくて面白い体験」をもたらしてくれることを確信しました。
親子の時間研究所のものづくり部として、子どもが「自分で発見すること」や「楽しさ」を見出してくれる内容にするために、メンバーはいま現在もなおラディッシュの育成観察を続けています。
一度は商品化を見送り…そしてふたたび。新たなトライ!
本当ならば1年の開発期間を経て、この「土の中が見える畑」は2018年の春には発売される予定でした。
でも、商品化できなかった。。それはなぜか?
そこには越えなければいけない、いくつかのハードルが。
この記事を読んで頂いているみなさんに、正直な想いをお話ししたいと思います。
原因①:商品のサイズ
市販でペットボトルなどで育てられるコンパクトな栽培キットも売られているけど、触れる図鑑シリーズの本質である「遊んで学ぶ」、そして「根菜を育て、観察し、食べる」といった目的をしっかり果たすために、プランターのサイズが店頭に置かれる通常の規定サイズよりも大きくなってしまったこと。
原因②:プランター製作のコスト
何よりも安心・安全であること、できるだけコンパクトで子どもでも扱いやすいこと、それでいて観察がしやすいこと。こうしたことをしっかりカバーした上で設計したプランターの製作にコストがかかってしまうこと。
どんなに「これは絶対に面白いゾ!」と思った企画でも、これまでこうした理由で埋もれてしまい、子どもたちに届けることができなかった企画が他にもあったりします。
でも、これまでは私たちだけの力では越えられなかったハードルも、今は「クラウドファンディング」というプラットフォームを通じて共感してくださったみなさんと力を合わせれば「一緒に実現できる」、そんな時代が来ています。
「やってみよう!この経験は子どもたち、子どもを持つ親にとって大事なこと!」
じぶんたちが実際にこの「土の中が見える畑」でラディッシュを育ててみて感じた、この「大事なこと」を胸に、多くの子どもたちにさらなる体験や新しい価値を届けたい、その想いを信じてクラウドファンディングでの「商品化プロジェクト」をスタートすることにしました。
ぜひ皆さんの力をお貸しください。未来の子どもたちに必要な、身近でできるリアルな体験を!
これから未来を生きる子どもたちにとって絶対的に必要な「自分で発見する力」や「考える力」。
それは、かつて子どもだった私たちにも、もう一度取り戻して後世に繋いでいかなくてはならないもの。
自然体験から学びとって感じてほしいことを、まずは身近なところから。
ぜひ知ってもらいたいです。あなたの周りの方にも。
いろいろな理由で、埋もれてしまっている新しい価値を届けられる手段があるということを。
子どもの可能性を広げる明るい未来を、一緒に作ることができるんだということを。
クラウドファンディング「READYFOR」でのプロジェクトスタートは12月10日(月)から。
このプロジェクトを支援してくださったみなさんに、私たちから最大限のお礼をさせてもらえたらと思います!
ちょっと?いや、結構うれしい(と思う…笑!)READYFOR限定のセットを作ってみました。
大きいことはできませんが、みなさんの力があれば、何か少し世の中が変わるはず。
そのための、小さいけれど大きな一歩になると思います。
ぜひご支援のほど、よろしくお願いします!
■クラウドファンディングREADYFOR「土の中が見える畑」