マスクで熱中症?
スポーツ庁では体育時に熱中症リスクを考慮して、体育の授業中のマスクの必要はないという事務連絡を各都道府県の教育委員会などに行いました。
逆に言えば、マスクを付けていると熱中症のリスクがあるということでもありますが、どうしてなのでしょうか?
外気を取り入れることで身体の熱を下げている!
画像出典:PhotoACより
私たちの身体は体温より、低い冷たい空気を吸って、身体の中で温められた息を出し。体温が必要以上に上がりすぎないようになっています。
しかし、夏場にマスクをしていると、どうしてもマスクの中で温まった空気をそのまま吸ってしまうので、体温が下がりにくくなってしまい結果として熱中症になってしまう危険性が高まるのです!
またマスクをして呼吸をしていると、大人でも息苦しいですよね?
これは運動中と同じく、マスクを付けて呼吸をしている状態は横隔膜などを必要以上に動かしており、運動しているのに近い状態になってしまいます。
普通の呼吸よりも、運動をしている状態に近い呼吸をするのですから、エネルギーを使うので、体温が上がりやすくなり、やはり熱中症のリスクが上がってしまうのです。
夏場のマスク時の4つの熱中症対策
- ・なるべく外出を控える
- ・いつも以上にこまめに水分を取る
- ・マスクを付けて少しずつ散歩して身体を慣らす
- ・冷房を使って室内を涼しくしておく
2020年の夏は、マスクをして外出をする夏になってしまいそうです。
そんな夏で、少しでも子どもの熱中症を予防するためには上記の4つのことを心がけてください。
そもそも、コロナウイルスの感染リスクがゼロではない現状で、さらに熱中症のリスクを高まっている状態です。
お外でめいいっぱい遊びたいかもしれませんが、感染予防の観点からなるべく外出は控えるようにしましょう。
また、マスクをすることで熱がこもりやすくなっています、体温を下げるためにも、今まで以上にこまめに水分を取ることも大切です。
そして、今のうちに本格的な夏に備えて、マスクを付けた状態でベランダに出たり、周囲を少し散歩したりして、身体を少しずつ慣らしていきましょう。
最後に、熱中症予防の基本ではありますが、室内にいるときは冷房をつけるようにしておくのも大切です。
息苦しいときは人のいない場所でマスクを外そう!
熱中症のように身体が熱く、どうしても息苦しいというときはマスクを外しても構いません。
またこまめに人がいない場所に行き、マスクを外して外気を吸って、一息休憩することでもある程度熱中症を予防することができます。
大切なのは「無理をしないこと!」です。特に子どもは大人以上に体温調節が難しいので「息苦しそうだな?」とママが感じたら、人がいない木陰でマスクを外してあげてくださいね。
[参考1]『マスクで熱中症、本当になる? まさかの予防メリットも』朝日新聞より