子どもから教えてもらった、寝かしつけのヒント
こんにちは、道産子生まれの、現在は鹿児島で三姉妹の母しております。
三人娘、色とりどりの子育て!
何もしなくても、まるで電池が切れるようにパタリ!と寝てしまう赤ちゃん、羨ましぃ~と正直思います。
残念ながら、我が家の娘たちはそうではないようです。
今回は、「寝かしつけのヒント」をくれた1歳8か月の三女のお話をご紹介したいと思います。
子どもの行動を観察
生まれたばかりの時は、よく寝る子でした。
寝かせることに、さほど苦労もせず、ミルクを飲んでお腹が一杯になればスヤスヤ・・・。
だんだん知恵もついてくると、ただ布団に入るだけでは寝てくれない。
疲れて寝てくれる時もあるけど、夜泣きの繰り返しで、とにかく抱っこ、ミルクをあげ、お腹を満たしてあげていました。
ただ、忙しい時間、グズるたびに抱っこやミルクではなかなか家事ができず。
眠たさのあまり、泣き叫び、「そんなに眠たいなら寝てくれればいいのに~」といつも思っていました。
ある時、自分の服の袖を引っ張る、引っ張っては口元に持っていくという行動が見られ、時には袖を引っ張りすぎて、遠山の金さん状態になっていました。
何故、そこまで袖が好きなの?
勿論、袖はよだれでビチョビチョに・・・。
しばらく様子を見てみることに。
テレビを見てる時、椅子の上でご飯を待っているとき、布団に入った時、ふと見ると結構な頻度で袖をしゃぶっています。
最初は、変わった癖だな~と。
子どもが教えてくれた
時間が経つにつれ、もしかしてこの子にとって袖はおしゃぶり?と。
袖をしゃぶることで、落ち着けるのかな?と思うようになり、私は考えました。
この子は服の繊維が好き、だからといって毛が沢山ある服や、ゴワゴワしたものは嫌がるし、口に入れても大丈夫なもので洗えるものと。
ためしにと、保育園でもよく使うガーゼを渡してみると。なんとっ、袖と同じようにしゃぶったのです!
おっ!ガーゼさまさまと私は喜びました。
それからは、グズりだすな!と感じたらすぐさまガーゼを渡すと、目がトロンとしてきて、そのままパタリと。
夜泣きの時も、今までは抱っこしたり、水分をあげたりと起きていましたが、今では100均の帽子クリップを使い、ガーゼと服につけ、常に子どもとガーゼは一心同体!
深夜の暗い中でも、ササッと口元に持っていけばガーゼをしゃぶりながら、再び眠りについてくれます。
勿論、外出時もかかせません。
全てのしぐさに意味がある
今回はガーゼのお話でしたが、赤ちゃんは十人十色だと思うので、おしゃぶりで落ち着く子、ぬいぐるみやお気に入りの玩具など色々ありますが、赤ちゃんは言葉が話せない分、動作やしぐさで私たちにヒントをくれているのだと私は気付かされました。
私は、袖をしゃぶることに何の意味があるのだろうと?
最初の頃は、ビチョビチョになってしまうし、着替えばかりで大変でした。
子育てをしている中で、疑問をもつことは多々ありますよね?
離乳食を作っても食べてくれない、なぜ食べてくれないのか?
泣き止まない、何をしてほしくて泣いてるのかがわからないなど・・・。
これかな?あれかな?次は食べてくれるかな?など、お母さん達は試行錯誤を重ねて、日々奮闘していますよね。
私は日々、子どもたちにクイズを出されているような気持になります。
私はどうしたら、ご飯を食べると思いますか?
私はどうしたら、寝ると思いますか?
私はどうしたら、歯磨きをすると思いますか?
その中で、きっと小さい小さいヒントではあるけれど、子どもなりにサインを出しているのかもしれないと。
その答えは、もしかしたらとても身近なところにあるかもしれないし、わからないまま時間が過ぎていくのかもしれませんが、ほんの少し肩の力を抜いて、寄り添うことができれば子育ても楽しくなりますよね。