発熱時のホームケア
子どもがな発熱や夜間の発熱はママやパパの不安や心配が募る症状の1つですよね。
子どもは、よく発熱します。特に乳幼児は体温調整が未熟なため、外気温に影響されやすいそうです。
室温に問題がなく体が熱い時、一般的には37.5℃以上が発熱と言われています。
今回は、急な発熱時のケアをまとめてみました。
なぜ熱が出るの?
ウイルスや細菌の増殖を抑える為の防御反応で発熱します。体温を上げてウイルスと戦っています。
病気に勝つために熱を出しているんですね。
お家で出来る事は?
まずは、◆お子さんの観察ですね。
観察POINT
①発熱以外の症状はありませんか?(咳・嘔吐・機嫌・発疹)
②水分はとれていますか?
③おしっこはでていますか?
熱の高さと病気の重さは、必ずしも一致しませんよ。高熱でも機嫌がよく、水分がとれていれば慌てず様子を見てみるのを良いでしょう。
病院が開いていれば受診も良いでしょう。
◆過ごしやすい環境を整えましょう。
〇夏の室温は25~27℃
〇冬の室温は20℃ぐらいに温めましょう。
湿度は50~60%に保ちましょう。
熱さや寒さがわからないお子さんには、顔色や手足の温度で判断してみるのもいいでしょう。
◆洋服の調整をしてあげましょう。
〇寒がる時(悪寒)・・・体温の上がり始めなので、冷やすのを一度止め掛け物や衣服を増やし調整しましょう。
〇熱い時・・・体温がピークに上がっている時です。顔も赤くなり、手足が温かくなります。
その時は、冷やしてあげましょう。掛け物や衣服を減らし、涼しくしましょう。
汗を書いたら着替えをさせましょう。
◆食事の取り方
熱があるとなかなかお腹が空かないですよね!食欲がなければ、無理に食事をさせず、水分をこまめに取らせましょう。
※熱があると体から水分が失われるので、何でも良いので水分はとりましょう。水分を摂りたがらない場合は、シャーベットやアイス、ゼリーなどでも構いません。
食欲があるなら食べたいものを与えても大丈夫だそうです。
◆体の冷やし方
・首の両サイド
・わきの下
・足の付け根
それらの部位は比較的皮膚に近いところに太い血管が走っています。血管を冷やすことで体を体温を下げる効果が得られます。
POINT
・冷やすのが苦手なお子さんもいますよね。そんな時は無理に冷やす必要はありません。
・肌に直接冷やすのは避けましょう。低温やけどをするので着衣の上からにしましょう。
☆注意☆
市販の冷却シートは、熱を下げる効果はありませんが気分は違います。しかし、汗などで剥がれやすくなるため、お子さんの口や鼻を塞ぎ、窒息の危険があるため、使用時は目を離さないようにしましょう。
受診の際のPOINT
お熱の経過やお子さんの様子を体温表などに記入しておきましょう。
記入の経過を見る事でお子さんの全身状態の把握ができます。お医者さんも診断に助かるアイテムにもなります。
参考書
日本外来小児科学会編・お母さんに伝えたい子どもの病気ホームガイド
横田俊一郎【総監修】症状ことに『見てわかる!』病気新百科:2015
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