幼児は1日どのくらい砂糖を摂ってもよいの?

1日に摂ってよい砂糖の量は?

1日に摂ってよい砂糖の量は?

3~5歳の子どもの砂糖の摂取量は1日15~18g以内が望ましい!

どもでも食べやすいスティックパン

3歳位になると、だんだん大人と同じ物を食べることも多くなり、自分でも食べたい物を主張するようになってきますよね。
大人と同じ物を食べら
れるとは言っても子どもに食べさせるときは味付けを薄くしたり、甘いお菓子は与えすぎないようにしたりと気を使ってらっしゃる方は多いと思います。    

では、3~5歳位の幼児は1日にどの位砂糖を摂っても良いのでしょうか。

WHOは砂糖の摂取量は1日の摂取カロリーの5%未満が望ましいとの指針を出しています。
3~5歳児の1日のエネルギー必要量1250~1400kcalなので砂糖からのエネルギー摂取は62.5~70kcal未満が理想です。
砂糖は1g当たり約4kcalななので、1日当たりの砂糖の摂取量の目安は15~18gということになります。

 

調べてびっくり砂糖の使用量!

普段私たちが口にしている食品にはどの位の砂糖が含まれているのでしょうか?
食品のパッケージの裏を見ると栄養成分表が載っていたり、レストランのメニューもホームページを見ると栄養成分が掲載されていることが多いです。
栄養成分表は一般的に炭水化物、脂質、たんぱく質、塩分などの項目が記載されていることが多いです。
砂糖は炭水化物に含まれますが、例え
ばパンだとパンには小麦粉が使われており、小麦粉も炭水化物に当たるのでパン全体の炭水化物量の量が分かってもそのうち何gが砂糖なのかが分かりません。

 

そこで、今回子どもの朝食などに手軽に食べさせられるミニサイズのスティックパンと、幼児向けのビスケットについて実際に使われている砂糖の量を調べてみました。

その結果、ミニサイズのスティックパン1本に約2.6gの砂糖が使われていました。

ビスケットは幼児が1回で食べる程度の1袋35g入りのものに7.6gの砂糖が使われていることが分かりました。
幼児向けとして売られている商品は薄味で甘さ控えめのイメージですが、ビスケット1袋に1日の摂取量の半分の砂糖が含まれていました。

 

幼児向け食品の食べ過ぎに注意しよう

例えば朝食にスティックパンを3本食べて10時のおやつにビスケットを1袋食べると15g以上の砂糖を摂ったことになりそれだけで1日の摂取量に達してしまいます。

私自身も子どもが一人で食べやすい、食べた後の汚れが少ない、外出先に持っていきやすいなどの理由で子ども向けのスティックパンやビスケットを食べさせていました。

でも調べてみると知らず知らずのうちに目安量より多く砂糖を摂ってしまっているということが分かりました。

子どもの事を考えて、朝食でのパンの回数を減らして代わりにおにぎりにしたり、おやつをバナナなどの果物に変えたり、できる範囲で子どもが口にする砂糖の量を意識することが大切だと思います。

 

 

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