英語を始めるのは何歳から?むしろ焦りは禁物かも?
英語を勉強するのは早ければ速いほど良い――と言いますが、果たして本当なのでしょうか?
小さなお子さんの英語学習について、今回はご紹介させて頂きます。
英語学習は焦る必要はない?9~10歳までは日本語をしっかり!
画像出典:NHK:英語 始めたほうがいい?
英語学習は早ければ、速いほどよいと勘違いされがちですが、実際に英語を効率よく身につけられるようになるのは、9、10歳以降からだとされています。
小さな子どもは9~10歳まで、日常話すことばを身につけるなど読み書きの基礎をひと通り習得し、母語(子どもが最初に接する言語)で作文やより高い読解力を身につけ、母語の基礎を学びます。
そして、その基礎を学んだ段階で同時に英語を学ぶことで、学習効率が良いとさまざまな研究で言われています。
だから、無理をして英語を早い段階から勉強させる必要は、どうやらないようです!
また、カナダの研究では「9歳まで母語のみを学習し、その後外国語を勉強し出した子ども」と「小さい頃からバイリンガルな環境にいた子ども」を比較した結果、なんと「9歳まで母語のみを学習し、その後外国語を勉強し出した子ども」の方が外国語を習得するのが早かったという研究結果があります。
残念ながら「英語を小さい時から勉強すれば、英語力が上がる」とは限らないようです。
英語を学ばせたいなら、とりあえず焦らず楽しみながら勉強させる環境を!
「小さいうちから英語を勉強させて、海外でも通用する人間に!」と親御さんは、ついつい考えてしまいがちですが、ご紹介したように早くから英語を勉強したとしても、必ずしも結果が伴うとは限りません。
「英語を学習させたい!」と思うなら、まずは焦らず、小さなお子さんが嫌にならないように「英語って、楽しいな!」と思える環境づくりが大事です。
大人と同じく、子どもも「興味を持って取り組む」ときが1番伸びる時なんですよ~!