ラン活 ランドセルの選び方。
過熱傾向の「ラン活」。
近年、ランドセル購入のための活動を「ラン活」と呼ぶようになりました。
日本社会は少子化と言われていますが、ラン活は年々過熱しているそうです。
今年は4月、新1年生が入学式を終えた頃から、すでに来春入学予定の子どもたち向けにランドセルのテレビCMが流れ始めていました。
お母さんたちと話をしていても「人気のモデルは早期に品切れになる」という声をよく聞きます。
「早く買わないといいものがなくなる」という心理が働き、それが近年の「ラン活」過熱を招いていると考えられます。
それだけランドセル選びに対して保護者の関心が高いとも言えます。
子どもが6年間使うランドセル。
よりよいものを選びたい、という気持ちは誰にでもあります。
お友達が「もう買った」と言った話を聞くと、出遅れたら大変!という焦りにも繋がりますが、後悔しないためにも落ち着いて納得したものを購入するようにしましょう。
人気は工房ランドセル、高級ランドセル。
よい素材を使い、職人さんが1個ずつ手縫いで作ったランドセルなどは人気が高いです。
手作業で作ったランドセルは数に限りがあるので、人気工房の商品の場合は早期に完売することもあります。
購入を決めている方は、工房のサイトなどでいつから販売がスタートするのか、など事前に調べておきましょう。
百貨店、ショッピングセンターなどで選ぶ。
ランドセル売り場が設けられて、いろいろなメーカーのランドセルが置かれています。
限定商品などは早期に売り切れになってしまうこともあるようです。
店舗にもよりますが、早期購入割引などを行っている店舗もあります。
ランドセル合同展示会などに行くのが負担な場合は、
百貨店やショッピングセンターでいろいろ見て決めてもいいと思います。
選び方のコツ。
デザインや色に注目しがちになるランドセルですが、6年間安心して使えるものがよいと思います。
背負ってみたときの背負い心地、フックや金具などにも気をつけましょう。
1、ランドセルの重さ
ランドセルに教科書などを入れて背負うと、かなりの重さになります。
家から学校までの距離が遠い場合は、軽いランドセルがよいかもしれません。
メーカー、モデル、素材によってランドセルの重さは違うので、実際に見に行ったときは重さにも注目して選択項目の1つとして考えるとよいと思います。
2、A4が入るか。サイズはどうか。
小学校は教科書のほかに体操服や上履きなど、荷物が多い日があり、ランドセルに入りきらない。ということもたびたびあります。
容量が大きい方がよい、という意見をよく聞きます。
3、6年保証の有無を確認。
最近は6年保証のランドセルが多くなりましたが、
どういう場合が保証の対象になるかも確認しておきましょう。
また修理が必要となった場合の修理期間や、修理期間中の代わりのランドセル貸し出しなどの有無も確認しておくとよいと思います。
最後に。
過熱している「ラン活」ですが、大手メーカーの商品などの場合は年間を通じて販売されていますし、慌てることはないと思います。
周囲に惑わされることなく、親子で自分たちのタイミングで、素敵なランドセルを選択できるといいと思います。