発達障害の子とコロナとの付き合い方
コロナのせいで日常生活は一変しました。
そして、その被害を一番受けているのは、もしかしたら子どもたちかもしれません。
特に子どもたちの中でも「発達障害」と思われる子どもたちにとって、コロナはただでさえ生きにくい生活を生きにくくするモノでしかありません。
私たちは、そんな発達障害の子どもたちに対して、どのように接すれば良いのでしょうか?
不安が苦手な発達障害の子どもに合わせた説明の仕方を
画像出典:PhotoACより
発達障害の子どもたちは、症状の大きい小さいはありますが、現状を理解することが苦手です。
だからこそ、世の中の変化をどのように受け入れれば良いのか。そして、変化にどう対応すれば良いかがわかりません。
そんな子どもたちを安心させるためには、ママやパパが子どもの”理解度”に合わせて、わかりやすく説明してあげること。
また、新型コロナウイルス感染症はしっかりと予防すれば、決して危険な病気でないことを伝えてあげてください。
ママやパパたちからすると辛いことかもしれませんが、発達障害の子どもたちは周りの大人を頼らざるを得ない状況も手伝って、普通の子どもよりも、ママやパパの不安や感情に敏感です。
難しいことかもしれませんが「新型コロナウイルス感染症を正しく恐れる」ためにも、ママやパパも毅然とした態度を子どもに見せ、それを説明することが重要です。
療育や発達相談に行っても大丈夫?
少しずつですが、世界は日常を取り戻しつつあります。
しかし、もしも新型コロナウイルス感染症に感染することが不安なら、無理して療育や発達相談に行く必要はありません。
風邪や下痢、ぜんそくなどの急性の病気は、すぐに病院での治療が必要になりますが、療育はしがらくおやすみしても、大きな変化は現れないからです。
むしろ、病院に行くことで新型コロナウイルス感染症に感染してしまう可能性も否めません。
また発達相談に関しては、今は自治体によっては電話での相談が出来るようになっているところもあります。
「行けないから」と諦めずに、まずは最寄りの自治体や以前通っていいた発達相談に関する専門の機関に問い合わせをしてみてはいかがでしょう?
散歩やお出かけは決して悪いことではありませんよ!
緊急事態宣言が発令されたばかりの状況と7月現在では、世間の状況も大きく変わっています。
もちろん、依然として新型コロナウイルス感染症の猛威は収まってはいませんが、新しい生活様式に従って行動することによって、新型コロナウイルスに感染するリスクを低く抑えられることはハッキリとしています。
だから、発達障害の子どもの気持ちが落ち着かないときには、マスクは必要かもしれませんが少し散歩に出かけてみたり、県内をドライブしたりすることは決して悪いことではありません。
3密を避けつつも、子どもも、ママやパパもストレスが少ない環境を作ることで、結果的に子どもの心が守られて子どもは安心して育つことが出来るようになりますよ!