ワーキングママにオススメ!小学生の放課後の過ごし方

もうすぐ、次女が小学校1年生になります。
ワーキングママにとって小学校は保育園ほど預かってくれる時間が少ないので、子どもの放課後の過ごし方に頭を抱えるのではないでしょうか。また、専業主婦の方でも、家にいるより放課後は同じ年頃のお友達とたくさん遊んでほしいと考えている方がいるのではないでしょうか。

今回はそんな悩みを解決してくれる施設のメリットとデメリットを紹介したいと思います。

学童保育

まず、ワーキングママが考えるのは子どもの放課後の過ごし方です。
放課後の過ごし方としての選択肢の1つに学童がありますが、学童には公立と民間があります。

公立の学童

自治体が運営する『公立』です。

●メリット
1.料金が安い!
1カ月で平均5,000円から7,000円という料金は、民間学童保育の約10分の1の料金です。ただし、地域による差も大きく、無料の自治体もあれば、10,000円をこえるところもあるので、入会の前にしっかり確認しておきましょう。ちなみに私が暮らす自治体では学童の基本料金は4500円です。

2.小学校の中や児童館にある場合が多く、終業後に移動する必要がない
約7割が小学校の中に設置されており、残りは児童館、公民館などです。子ども1人で長距離を歩いて通う心配がないのもうれしいです。

3.校庭や児童館の遊具で遊べる
学校の校庭や、児童館の庭で遊べるのも大きなメリットです。民間学童保育はビルの中にあることも多いため、公立ならではの魅力です。

●デメリット
1.大人数で指導員の目が届きにくい
子ども人数が多いところでは80人から100人ぐらいいるので指導員の目が届きにくいです。

2.子どもの自由度が高く、勉強の面倒が見きれない
公立学童保育の児童指導員は、学習指導の専門家ではありません。また、宿題の時間が終われば自由時間なので、勉強するもしないも本人しだいで指導員が勉強を強制することはありません。人数が多い分宿題を細かくチェックしてくれません。

3.預かり時間が短い
公立学童の預かり時間は、基本的に18時まです。19時までの延長保育を実施しているところも増えてはいますが、全体としては少ないです。

民間の学童

企業やNPO法人が運営する『民間』です。

●メリット
1.早朝や夜遅くまでフレキシブルに対応
ほとんどが延長保育を取り入れ、22時まで預かるところや、都心では24時間対応の学童もあります。

2.宿題など勉強やさまざまなプログラムがあり、学習習慣が身につく
英語の時間や運動の時間、ダンスの時間など、ほとんどの民間学童で独自の教育プログラムを取り入れています。なかには、すべての会話が英語というところもあるほどです。それぞれの専門家が教育しますので、学習習慣が身に付きやすい環境と言えます。

3.夕食が出る、送り迎え、入浴などもしてくれる
遅くなるときは夕食が出る、お風呂に入れる、学校・学童・自宅の間だけでなく、習い事への送迎バスを用意しているところもあります。

●デメリット
1.料金が高い
民間学童の料金は1カ月間で平均4万円から7万円と、公立の10倍前後が一般的です。高度な教育を実施している学童では、10万円をこえるところもあります。

2.先生の出入りが頻繁にある
先生が良く入れ替わります。最悪の場合3カ月から半年で入れ替わる場合があります。

発達など気になる子どもには放課後等ディサービス

ワーキングママは、学童は子どもの性格や金銭面からして少し違うなと考える方や専業主婦の方、放課後は同世代の子どもと遊んでほしいと思っていても子どもがおとなしい性格で自分から積極的に遊びに行こうとしないでお悩みの方におすすめは放課後等ディサービスです。

また、子どもの発達が気になる方で放課後は集団の中で過ごしてほしいと考える方もおすすめです。

ちなみに、私の長女も放課後等ディサービスを利用しています。

おとなしい性格なので放課後はお友達と仲良く遊んでほしいと思い放課後等ディサービスに通わせています。

6歳~18歳までの障がいのあるお子さんや発達に特性のあるお子さんが、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。個別療育や集団活動を通して、家と学校いがいの居場所やお友だちをつくることができるので “発達に特性がある子の学童”とも表現されます。

●メリット
1.少人数で安く利用できる。
公立学童だと値段が安いけど大人数で子どもが落ち着かない、民間はお金がかかるので板挟み。そんな悩みを抱えている方は、放課後等デイサービスがおすすめです。少人数で安価な値段で利用できます。

2.支援プログラムが充実
施設によっては学習療育や運動療育、または就労準備など、いろいろな支援やプログラムがあり、社会に必要な訓練も受けられます。将来の子どもの自立が不安なママにとって、とても心強いです。

3.保護者が就労してなくても利用できる。
誰でも子どもの発達で気になるところが多少あると思われます。しかし、中には認知や運動は問題なくても、社会性発達が気になる場合があります。社会性を高めるために子どもを長い時間集団で過ごさせたい親が多いのではないでしょうか。
しかし、公立学童は就労を条件としているところが多い、民間は専業主婦ではお金が高いと考える人が多いのではないでしょうか。そんな時に利用できるのが放課後等デイサービスです。

●デメリット
1.障がい者になってしまうという不安感が芽生える。
障がいや療育手帳の場合、手帳を取得することで、心理的な不安感を生み出すことがあります。自分は障がい者なんだという感情が、不安感や抵抗感を生み出し、ストレスの引き金にもなることもあります。受給者証においても、同じように思う方がいらっしゃるようです。

2.手続きに手間がかかる
受給者証をもらう場合、お子さんの将来の支援計画書を作ったりする手間がかかります。支援計画書は、相談支援員を間にはさんで作ってもらうケースが多いです。ただ、その分時間がかかりますので、働くママにとってはストレスになることもあります。

実は、計画書は家族が作成して申請することも可能です。この場合、ダイレクトに自治体とやり取りができますので、手続きもスムーズに完結していきます。

3.周りの視線が変わる
お子さんが放課後等デイサービスに通っていることが周囲の人に知られてしまうと、「あの子何か障がいをもっているんだ」というふうに思われる可能性もあります。それにより、周りの人たちの態度が変わることが恐れられます、それもデメリットになるでしょう。

4.定員が満員のところが多く、なかなかは入れない。
たいがいの事業者は一日定員10人までと決められて、6歳から18歳まで利用できます。定員が満員で利用者がやめなければ放課後等デイサービス希望者は、事業所を利用できません。

その他

放課後クラブ

専業主婦の方で家と学校だけの往復では物足りないと感じる方におすすめなのが放課後クラブです。

子どもたちに安全・安心な居場所を提供し、地域の方の協力のもと学習やスポーツ、文化活動などを支援するためのものです。

●メリット
1.誰でも利用できる
授業後の空き教室などを利用して全児童を対象にするため、学童のように審査で落ちることはありません。

2.料金が無料
自治体にもよりますが、基本的に無料です。ただし、おやつを出したり、工作教室などを行ったりする場合は、実費を負担することもあります。

3.地域との交流
指導員はボランティアで参加する地域の方々、お菓子屋さんがお菓子作りを教えるなど、得意なことをいかして教室を開催することもあります。そのため、子どもにとって地域住民との交流の場になることが期待できます。地域によっては交流時間の差が大きいです。

●デメリット
1.預かり時間は厳守で、時間の延長はほぼ対応していません。そのため、フルタイムで働くご両親が学童の役割を期待するのは難しいです。

2.宿題やおやつの時間がない
基本的にはすべての時間が『自由時間』で、独自に取り入れている自治体を除き、『宿題』や『おやつ』の時間はありません。学習については、公立学童以上に本人次第という側面があります。

3.子どもに目が届きづらい
全児童が対象で人数が多いうえに、指導員はボランティアの方で、1人ひとりの子どもを見守ることは必然的に難しくなります。

まとめ

小学生の放課後の過ごし方を今回紹介しました。ひと昔は、放課後近所の子どもと外で遊ぶこが日常でしたが、現在地域の安全性や子どもの学力の低下など、子どもをめぐる社会環境の変化によるさまざまな問題が指摘されてきました。

こんな問題を解決してくれるのが、学童や放課後等デイサービス、放課後クラブなどがあります。安全性の問題が指摘される世の中です。今回コラムで紹介した過ごし方があると頭に置きながら、自分たちの生活スタイルにあった子どもの放課後の過ごし方を検討してみてください。

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