キャスリングとかなコロンで見守り上手になる方法

前回は「小川式:見守り手帳」がどんなきっかけで生まれたのかお伺いしました。

今回は、キャスリングとかなコロンの生みの親である遠山彬彦さんと小川大介先生が思う、それぞれのお気に入りのポイントについてのお話です。


松倉弥生

キャスリングとかなコロンの生みの親でもあるお2人ですが
それぞれオススメな点、気に入っている点
お伝えしたい点などはありますか?

遠山彬彦さん
小川先生がおっしゃってくれていたとおり、
僕はトランプのように、それを使って他の遊びをしやすいとか
こんなものがあればもっと遊びに幅が出るな、ということを考えて形にしていくので
そういう意味では、かなコロン
僕が小さいころに持っていたら、すごい楽しかっただろうなと思います。

キャスリングは、大人と子どもが混ざって遊んだ時に、
ちょっとゲームに慣れてきた子どもならば、大人と同等かそれ以上に戦えるゲームなので、
フラットに親子で遊べる部分がすごくいいなと思っています。

松倉弥生
小川先生は何か気に入った点などありますか?

小川大介先生
今回二つのタイプを出していることがすごく良くて
かなコロンの方は、言葉とか音に反応する子が遊びやすい
記憶力を使いたい子が遊びやすいと思うし
キャスリングは映像イメージが好きな子にいいし。

共通して言えるのは手触り。
なんとか予算を抑えながらも手触り良く仕上げようとしてくれている結果
子どもたちが共通して持っている
”触る”という身体感覚という部分は満たされた上で
こっち(かなコロン)が言語情報、聴覚情報
こっち(キャスリング)が視覚情報が得意な子にあっていると思う。
なので子どもたちそれぞれが遊びを選びやすいし、
視覚情報をあんまり使わない子が
キャスリングで遊ぶことによって、物事を見ることに興味を持ち始めるだろうし、
その逆もあるだろうし。そこで2つのチョイスがあるのが良かった。
かつ見守り手帳に関して言うと
これは遠山さん自身がいろんなところでイベントを行ったりして
子どもがちが実際に遊んでいる所のシーンをできるだけ出してもらっている。
リアルなシーンなんです。

リアルだからこそ、こういうふうに遊ぶんじゃないかと大人が勝手に想像したんじゃなくて
こんな子がいます、
こんな子がいます、
こんな子もいます、に対して僕が
その子はこういう子ですよ。
その子はこういう力をきっと使っているね。という説明を加えたんです。
だからおそらくこの商品を手に取ったご家庭も

ページをめくっていると「あ、今この子これかも」と近しいシーンに出会える。

全部を網羅することはもちろんできないんだけど、見守り手帳のポイントは
ふとした子どもの姿の中に、その子のメッセージが隠れていて
それを見つけてみよう、理解してみようというのが醍醐味なので
「あ!これだ!」と(見つけてみて、)読んでみたら、
その子に隠れている力を説明しているから悪い気はしない。
そしてまた次の遊んでいる様子を見てみよう。としているうちに、見守り上手になる。
なぜなら子どもが遊んでいるところに手を出さず、こっち(見守り手帳)を見ているから。

松倉弥生
そうですね!
本当に遠目から観察するようになります!

小川大介先生
そうそう。

佐藤亜希さん
子どもの姿にすごく興味がわくようになります。

小川大介先生
そうですね。
そうすると、この時間以外にも興味をもつようになる。
ごはんの時なんかもそう。
そうして一歩引くと、話を聞いてあげられるようになった。と言われる。
というのが良さですね。
どっち(のゲーム)も、結構やり始めると難しいから。

松倉弥生
確かに、夢中になります!

小川大介先生
そう、夢中になる。
だからその姿が見えていい。
質の良いものの特性です。

遠山彬彦さん
上手いこと言いますね。

 

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今回はキャスリングとかなコロンの生みの親であるお2人に、お気に入りのポイントについて教えていただきました。
それぞれ視点が違うので、いろんな点から特徴をお伝えいただけて嬉しいです。

次回は「笑顔が生まれるボードゲームを作りたい」というボードゲーム作家遠山彬彦さんの、意外な過去について伺います。
次回もぜひお楽しみください。

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