3歳から読める!お料理の本!
子供にやさしいレシピ本「キッチンであそぼ」
くるくるまぜまぜ。トントントン・・♪♪
キッチンは子供にとって、実験室のようなとっても魅力的な場所。
私も小さい頃、母の包丁さばきを見てこんな風にお料理したいと憧れたものでした。
今回はそんなお料理に興味が出てきた子供にぴったりの、なぎさなおこさん著「キッチンであそぼ!」をご紹介したいと思います。
出版社:経済界 著者:なぎさなおこ
まずは絵本をよんでみよう!
まず最初のページを開くと、調理器具のイラストが所狭しと登場します。
ワイワイ楽しそうな調理道具に、子どものお料理したい気分が盛り上がります。お料理大好きな娘は大興奮です。
そして、この本。対象年齢は「3歳以上みんな」
3歳から!?本当につくれるの?…なんて思ったのですが、読み進めていくとその理由が分かりました。
写真が多く、作り方の説明がほとんどひらがなで書かれているんです。
お料理が初めての子どもにも分かりやすい短い言葉で、ひとつひとつの工程を優しくポイントを絞って説明してくれています。
確かに、これなら小さい子でも作れそう。
また、紹介されているレシピは炊き込みご飯やハンバーグなど子供が大好きなメニューが並びます。野菜を多く取り入れているレシピばかりなので栄養もたっぷり。
自分で作れば野菜嫌いの子も食べてくれるかもしれませんね。
キッチンで楽しく遊んじゃおう♪
作りたいレシピを選んだら、さぁ料理開始です。
今回娘(5歳)が選んだのはチャーハン。
私は助手に徹し、娘が助けを求めてくるとき以外は見守ることにしました。目の前に本を置き、工程をチェックしながら作っていました。
ハムを切ったり、卵を割ったりと、大人にとっては簡単ですが子供にとっては難しい作業の連続です。
「ハムってどうやって切ればいいの?」「フライパン熱くてこわいよ」と試行錯誤したり、火は熱くて危ないことを知ったり、手を切らないように食材を切ることを、発見しながら調理をしました。
世界に一つだけのレシピをつくる
そして、このレシピ本の凄いところは「読んで作ったら終わり」ではないこと。
レシピ通りに作れるようになったら、次は好きな材料を入れたり、好きな味付けにしたり、自分だけのマイレシピを「考えて書いて」マイレシピノートに記入していきます。
作ったことで得た経験やヒントから、自分だけのレシピにチャレンジできるんです。子どもが考える料理ってとっても興味ありませんか?
娘にレシピを書いてみてね、というと「やったー!!こんなことがしてみたかったの!」とまたまた大喜び。
まさに世界に一冊だけしかないレシピ本です。
まとめ
最初に本の目次を見た時に、決して多いとは言えないレシピの数の本に戸惑った私。
でも隣で何を作ろうかと楽しそうに迷う娘を見て気づきました。
ありすぎても選びきれません。子ども目線で見たらこのくらいの選択肢が集中して選べるちょうど良い品数なのだと思います。
また、10品なら全てチャレンジ出来そうな気がしませんか?子どもにとって達成感を味わえるちょうど良い数だとも思うのです。
親目線から見ると、沢山のレシピが載っているのは嬉しい。でも子供どもにとってたくさんレシピがあるのは重要なことではないんですね。
作ってみたいと思う気持ちにさせてくれたり、レシピを考えるという探究心をくすぐってくれる要素の数の方が大事なのだなと思いました。
この本には自分で料理を作りたいという「自主性」と「自信」がつくヒントが沢山散りばめられてたように感じます。
失敗したって大丈夫☆ママだって小さい頃はそうだったんだから。子どもの好奇心を応援できるよう、どんどん挑戦させてあげたいですね。