親子の時間研究所

お母さんにオススメ!ちょっと切なくなる絵本「もしもしおかあさん」

つい子どもにイライラしてしまう、なんだか優しい気持ちになれない...そんな時にお母さんにオススメの絵本です。

 

「もしもしおかあさん」金の星社 久保喬/作 いもとようこ/絵

・あらすじ

ゆみちゃんとけんちゃんの家に3匹のこねこが産まれました。3匹のこねこたちはそれぞれミケ、トラ、クロと名付けられました。
おかあさん猫は3匹を愛情たっぷりに育てていました。
ところが、ある日の朝、3匹のこねこたちはおかあさん猫の前から姿を消してしまいました。それぞれ別々の家にもらわれていってしまったのです。
おかあさん猫はこねこたちを探し回りますが見つけることはできず、なき疲れて眠ってしまいます。
その真夜中、おかあさん猫は不思議な夢を見ます。夢の中で、もらわれていったこねこたちと電話をするのです。

 

親子だからって、ずっと一緒にいられるわけではない

こねこたちはもらわれた家での生活をおかあさんに電話で報告します。それぞれの家で、可愛がられたりお手伝いをしたりと新しい生活を順調に送っていました。
こねこたちと話したあと、夜が明けておかあさん猫に朝日が差し込む場面で絵本は終わります。
しかし、その前におかあさん猫が暗闇の中で大きくため息をつく描写が入ります。

この絵本を初めて読んだときの私は幼稚園児で、この暗闇の中のおかあさん猫のシーンはよく意味が分かりませんでした。
分からないのに、とても印象的なシーンでずっと心に残っていました。

ところが大人になって、母親になってこの絵本をもう一度読んだとき、すとん、とこのおかあさん猫の気持ちが理解できました。

ああ、子どもたちは自分とは別の道を歩いていくんだな、寂しいけど受け入れなくてはいけないんだな。
そういう気持ちだったんだろうな、と。

保育園や幼稚園、兼業や専業主婦、子どもの年齢…様々な違いはありますが、この記事を読まれるお母さんたちは今現在子育ての真っ只中でほぼ毎日子どもたちと一緒に過ごしていることは同じだと思います。
毎日一緒にいると忘れてしまいがちですが、私たちの子どももこの絵本のこねこたちのように、いつかは自分の決めた道を歩んでいくんですよね。
早起きしない、身支度に時間がかかる、イヤイヤのスイッチがわけわからない、延々と同じ遊びを要求される…私自身、イラッとしてしまう瞬間がたくさんあります。

でも、親子で一緒にいる時間はずっとは続かない。イラッとしてしまうのがもったいない。今のうちに愛情を子どもに注ぎたい。

この絵本を読むと、おかあさん猫に自分を重ねてなんだか切なくなってくるのです。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
普段は子どものために絵本を選ぶことが多い毎日ですが、たまには自分の心を整えるために、お母さんのためにという目線で絵本を選んでみると新しい発見があるかもしれませんね。

絵本は子どもたちが読むだけではありません。
ママやパパが忘れかけた大切な気持ちを思い出させてくれることもあります。

ぜひ、お子さんと一緒に読みながら、少しゆとりのある時間と気持ちを持ってもらえる作品に出合えたらと思います。

私たちもそうですが、いつかは親元から旅立つ日が来るのです。
子育ての時間は本当に短い時間です。
大切なお子さんとママが、より素敵な時間を過ごせるように思わせてくれる、そんなママにオススメの絵本です。

 

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