雨の日、外に行きたいと言われたら
雨だけど…
我が家には小学6年生と2年生の兄弟がいます。お兄ちゃんは歩けるようになる前からほぼ毎日朝から公園へ遊びに行っていました。
雨の日、公園へ行けないお兄ちゃん。家でおもちゃで遊んだり、テレビを見ては見たものの、だんだんお外へ行きたくてソワソワしてきます。
このままではお外へ行きたい思いが爆発してお家怪獣が出てきてしまいます。
そんな時は、雨の日のお散歩へ出掛けます。
レインコートでトコトコと
まだ2歳前のお兄ちゃん。傘は重くて上手にさせません。なのでレインコートを着せます。家の中で黄色いレインコートを見せるとお兄ちゃんも嬉しくてニコニコご機嫌になります。カサカサと音のなるレインコートと長靴にとっても満足顔のお兄ちゃん。いざ外へいくとレインコートにあたる雨の音にテンションがどんどん上がっていきます。
近くの緑道へ行く道をトコトコト。少し歩いては立ち止まり、水溜まりを見つけてパシャパシャ入っていきます。
夏には毎日水遊びをした水の流れていた溝にも楽しそうに入ります。濡れちゃいけないなんて、そんなのお構いなしにしゃがんだり座ったり自由に動き回ります。
帰る頃には自由に座ったお尻は濡れて、パシャパシャ水溜まりに入った長靴の中も濡れています。それでも1時間ほど歩くと大満足で大人しく帰ります。
傘がさせるようになったら
少し大きくなったら、雨の日は傘をさす練習をするチャンスです。長い時間は上手にさせないので、お散歩をしながら近くのスーパーに向かいます。
2階の薬局で買い物がてら仲良くなったお姉さんとお話をしたり、売り場を邪魔にならないように歩きます。開店直後のスーパーの2階はまだ人がそれほどいないので色々な商品を見ながらこんなのもあるね、あんなのもあるね、とお話をしながら見て回ります。
一通り2階を見終わったら薬局のお姉さんにまた来るね、と挨拶をして1階のスーパーへ。お買い物をしてからここでも知り合いの店員さんに挨拶をして帰ります。
帰宅までの短い道を傘をさして、前向いてね、傘まっすぐさしてね!といいながら歩きます。途中立ち止まり傘にあたる雨の音を聞いたり、雨が弱くなっていたら傘をたたんで、傘を引っ張りながら道路に擦れる音を楽しんだり。簡単には帰りませんがそんな雨の日も楽しい思い出です。
雨の日の外
雨の日はママも子どもも楽しくお外で遊べないのでストレスが溜まります。 車があればいいのですが、運転ができない私は、当時の移動手段がベビーカーか歩きのみでした。なので雨の日のお出かけは歩くしかありません。
普段から毎日外へ行き、お散歩も大好きなお兄ちゃんなので安全な道を選んであげることで、私もいちいち注意をするストレスもなく見ていられました。
レインコートを着ても、長靴を履いていても、傘をさしていても小さな子どもなので自由に歩けば濡れてしまいます。雨の日なのに洗濯物も増えて大変ですが、嬉しそうにしている姿を見ると、まあいっか、と思えます。
時にはカタツムリを見つけたり、アメンボを見つけたりと楽しい発見もありました。
現在はお兄ちゃんと一緒にお出かけをしても当たり前のように普通に傘をさして歩きます。もう、小さい頃のようにニコニコ雨の音を聞いたりすることもありません。
少し大変ですが、小さい子どもとの雨の日のお散歩は、私にとっても楽しい思い出となりました。