ただの知恵熱かと思ったら…まさかの手足口病!!
はじめまして。現在、2歳の息子を育てている1児の母です。
今回は、思い込みから生じた看病のエピソードをお話しします。
突然の発熱
その日は、2か月に一度、私が美容院に行く日でした。
実は、息子は今まで一度も人に預けたことがなく、短時間でも母親の私から離れると大泣きしてしまいます。かといって、美容院に一緒に連れていくわけにもいかないので、「美容院に行く日=旦那が息子を連れて実家に遊びに行く日」として決めていました。
美容院に到着し、久々の一人の時間を満喫しようとワクワクしているところに、旦那からLINEが・・・。
「38度の発熱をした!」とのこと。
直前まで元気いっぱいだった息子。咄嗟に頭をよぎったことは、母子分離によるストレスで発熱したのでは?ということでした。
心配でしたが、美容院を途中で止めて帰るわけにもいかず、旦那からも「とりあえず様子をみる」とのことだったので、ここは旦那に任せることにしました。
突然の嘔吐、そして病院へ
息子の様子が気になって、いつもなら楽しみにしている美容師さん達との会話も上の空だったとき、「熱が39度。そしてさっき嘔吐した」という旦那からのメッセージが・・・!
その日は日曜日でしたので、かかりつけの小児科はお休み。急遽探した日曜診療をしている病院に、美容院の後すぐに向かい、そこで旦那、息子と合流しました。ぐったりとしている息子、きっとそのとき、熱は39度を超えていたと思います。
さすがに母子分離のストレスでここまでの高熱は出ないのではないか?と思って診察したいただいた結果、喉も特に腫れた様子はなく、咳や鼻水の症状もないため、「風邪の引き始めではないか」という診断で解熱剤が処方されただけでした。
大量の発疹
息子の高熱は2日間続きましたが、3日目には嘘のように熱が下がり、もとの元気な息子に戻りました。
しかし安心したのも束の間・・・息子の首筋、両腕、両足(特に裏太もも)、お尻、足の裏に大量の発疹が出現。
実は発熱する3日前、お尻に気になる発疹があったため、皮膚科に連れて行ったところ、「水いぼ」という診断をもらっていました。
1週間後に水いぼを取る治療をする予定だったため、水いぼは残っている状態でした。
そのため、高熱で免疫が下がり、水いぼが一気に増えてしまった・・と咄嗟に思い、これ以上水いぼが増えるとピンセットで取る箇所が多くなり、息子に負担がかかると思いました。
あいにくその日は、かかりつけの皮膚科がお休み。そのため、初診で別の皮膚科に息子を連れていったのです。問診票に「水いぼの治療をして欲しい」と記載し、やっと診てもらった診断結果はなんと・・・
手足口病!!!
この診断結果を聞かされたときの衝撃は、今でも忘れることができません。
手足口病はもちろん聞いたことがある病気でしたが、保育園に通っていない息子がまさかかかるわけがない、と思い込んでいたのです。確かに息子の症状は、手足口病そのものの症状で受け入れるしかない状況でした。
どんなときでも、初心忘れるべからず
今回の一件で私が強く感じたこと、それは「初心忘るべからず」です。
息子が産まれから、初めての育児で当初はどんなに小さいことでも、調べて・確認して・教えてもらっていました。それがいつの日からか、だんだんと手がかからなくなり、病気も滅多にしない息子に安心しきっていたことが、「思い込み」に繋がりました。
今回はたまたま大事には至りませんでしたが、こういった「思い込み」がいつの日が取り返しのつかない失敗の予備軍に直結していると感じています。
日頃、元気な子供の笑顔に溢れた幸せな毎日を送っているとつい忘れがちになってしまうこともあるかと思いますが、今回のエピソードを通じて、少しでも原点に立ち返るきっかけになってくれれば幸いです。