育児ストレス、溜まってない?ストレスチェックや解消法を解説!

 

育児ストレスは現代のママにとって深刻な問題。このコラムではストレス危険度チェックや効果的な解消法を解説していきます。

育児ストレスは社会問題になりうる要因

育児の大変さ、楽しさはママだからこそ実感できるもの、といえば聞こえはいいですが、実際のところ初めての育児は本当に初めてづくし。
まだ人として何もできない赤ちゃんを相手に、全てを自分の裁量でこなすのは不安とともにものすごいストレスがかかるものですよね。育児ノイローゼで自殺してしまう、、、なんて不穏なニュースもメディアを騒がせています。
とても悲しいことです。自殺するほど追い詰められるために子どもを産むママなんていないはず。
育児はもっと希望に満ちた、有意義な女性の仕事であるべきです。しかし近年、育児ノイローゼというのは深刻な問題になっています。社会問題ともいえますね。
核家族化にともない、育児の大先輩であるおばあちゃんおじいちゃんは離れた場所に住んでいて、不安な事や初めての経験であってもタイムリーに相談する相手がいない、いわば孤立した環境にいるママはたくさんいると思うんです。とある統計によると、約半数のママが過度の育児ストレスにより「自分は育児ノイローゼではないか?」と考えたことがあるそうです。それほど、育児というのはママにとっては大きなタスク、強大な任務です。

育児ストレスは放置すると育児ノイローゼになる?

 

寝かしつけ、夜泣き、授乳など、育児など思い通りにならずに、子育てに関するストレスを「育児ストレス」と呼びます。

ママの7割以上が「子どもを叱りすぎて後悔したことがある」との統計もあり、ストレスが溜まりすぎて感情が抑えられなくなってしまって、子どもを叱りすぎて自己嫌悪、、、そしてまたストレスと
悪循環に陥ってしまう。

 

子どもを愛しているのに、愛しているからこそ一生懸命やろうとして、一生懸命だからこそうまくいかないと怒ってしまう、、、、
そんな辛い胸の内を抱えるママは多いと思います。進んでいくと育児ノイローゼになってしまう、、、。

 

まず、育児ノイローゼの定義を確認してみましょう。
育児ストレスと育児ノイローゼは違います。育児ノイローゼは正確には過度のストレスからくる一過性の神経症です。

そう、育児ノイローゼの引き金になるのは育児ストレスの蓄積です。
育児ストレスと育児ノイローゼの症状のボーダーは微妙なラインなので、育児ノイローゼを自分で自覚するのはなかなか難しいのが現状です。グラデーションのように、蓄積されたストレスで徐々にノイローゼになってしまうというのが正しいと思います。

育児ストレスが溜まり、自分の心や体がコントロールができなくなってしまうと「育児ノイローゼ(神経症)」になります。

育児ノイローゼの危険度チェックリスト

 

育児ノイローゼの代表的な症状をあげてみました。以下の状態が常に続いているあなたは要注意です!

 

  • 1.なんでもないことで妙にイライラする
  • 2.疲れが取れない日が続く
  • 3.旦那や子どものなんでもない言動にイラつく
  • 4.寝つきが悪く、夢見が悪い、睡眠不足
  • 5.食欲がない、胸焼けがする
  • 6.原因はわからないが体調が優れない日が続く
  • 7.倦怠感が続き、家事をする気になれない
  • 8.悲観的になり、興味があるものに対しても心が動かなくなる
  • 9.怒鳴ってしまったり、叩いてしまったり、過剰に子どもを叱って止められなくなる
  • 10.全てを放棄したくなり、自殺なども考えてしまう。

自分で思っているよりも深刻なケースがあり、完璧主義で無理をしてしまう真面目なママほどストレスの負のスパイラルに陥ってしまうんですね。

育児ストレスは早め早めの発散が大切!

育児ストレスを付き合いながら上手に子育てできるママは、育児ストレスを上手にコンスタンスに解消していると思います。と、いう事で育児ストレスをうまく消化すべく、育児ストレス発散方法を探ってみました!

 

旦那に理解を求める

子育ては一人でできるもの?答えは否!と声を大にして言いたいです。
ママの9割以上が「育児ノイローゼ解消には夫の協力が必要」と回答しているとの統計もあるんです。

育児は女の仕事と昔から言いますが、時代が変わりママと子どもを取り巻く環境も変化していってるんです。
昔のように頼れる子育ての先輩が側にいつもいてくれるママばかりじゃないし、働きながら育児をするママだっていると思います。

旦那さんに、いかに自分が辛い状況にあるかを理解してもらうことから始めてみるのもいいと思います。
可能ならば育児の仕事をある程度分担してもらうことも大切ですね。

「子育ては女の仕事、母親がいれば充分!」という考え方は甘いと、私は思います。
子育ては夫婦共通の仕事であり、男は外で働いてさえいれば子育てはパスしてもいいと思っているタイプの旦那さんには、理詰めで自身の家事と育児のウェイトをきっちり説明する!双方のワークウェイトについて徹底的に話したほうがいいです。
喧嘩してもいいじゃないですか!取り返しのつかない状況になるよりよっぽどマシです。

 

周りに助けを求める

自分の親に助けてもらえるのが一番理想的ですよね。ですが物理的に遠くに住んでいるなどでそれもかなわない状況の場合は、近所でも友達でもいいので今の自分の辛い状況をとにかくわかってもらうことからはじめてみましょう。

できれば子育ての先輩か、同じように育児中の女性がいいと思います。
女性は話すことでストレスを発散する生き物なので、具体的に手伝ってもらわなくても、状況をわかってもらうだけでストレスが発散できるケースもあります。

 

外の空気を吸いにいく


家の中に閉じこもって家事と育児のルーティンは一番危険な状況です。閉塞感と孤立感でますます気分が落ち込んで行きます。
育児中でも買い物や散歩で頻繁に外に出る方がいいです。
ベビーカーに乗せてちょっと近所でも散歩に出るなど、赤ちゃん連れでちょっと大変かもしれませんが、自分の精神衛生のために時には外で気分転換しましょう。

 

室内でできる趣味に没頭する

外に気分転換に行くのが難しい場合、室内でできる気分転換を考えてみましょう。
人間の脳というのは面白いもので、全く違うことに1時でも集中すると、切り替わってまた集中力を取り戻すことができるんですね。

室内で子どものそばで、集中して脳みそを切り替えられるような趣味を見つけることも有効です。

ジグソーパズルや、世界観たっぷりのドラマや映画、本など、今の現状から脳をリフレッシュさせることが目的なので、短い時間でも集中できるものがおすすめです。
隙あらば少しでも多く寝たい、、、と思う気持ちもわかりますが、たまには別のことに集中するのもリフレッシュになりますよ!

 

体を思いっきり動かす


過度の運動は体力を消耗しますが、適度な運動にはストレス解消の効果があるんです。
散歩などのウォーキング、短時間のジョギングなど、少しの空き時間に体を動かすとストレス発散になります。
旦那さんが家にいる週末などを利用して、時間を決めて思いっきり運動してみるのもいいストレス解消になります。
疲れ切ってそんな気にならない、、、と思っても、少しでいいのでコンスタンスに体を動かすと、あとあと気分的に全然違いますよ!

 

たまには子どもと離れてみる

短時間でも子どもを預かってくれるベビーシッターサービスなどを上手に利用して、子どもを短時間でも預かってもらい一人になる時間を定期的に確保するのも効果的です。
地域によって色々な便利なサービスも増えてきているので、ママの強い味方になってくれます。

一人の時間で、育児中はできなかった事をしたり、いけなかった所に行ったりして存分にリフレッシュすると、また新しい気持ちで育児に向き合えると思います。

まとめ:育児は一人でするものじゃない。育児ストレスは上手に発散して!

何かとストレスを溜め込みやすい育児真っ最中のママに今一度理解して欲しいのは、「育児を一人でするのは正しい状態ではなく、一人でできなくて当たり前」という事。

うまくいかない事でイライラして、うまくできない自分を責めてしまうのは逆効果ですし、そういう気負いがまた大きなストレスです。

失敗してもいい、親は最初から親なのではなく、子どもと一緒に成長しながら親になるんだという事を忘れず、自分を追い込んでしまわないように、と声を大にして言いたいです。
周りに助けを求めることは恥ずかしい事ではないです。我慢することで育児ノイローゼになっていってしまう事の方が怖い事です。

 

自分の心が壊れてしまえば、子どもにも悪影響が及んで、誰も幸せにならないですよね。
いつも自分の心を見つめて、ストレスを溜め込まず、時には誰かに助けを求めたり、時々は育児を忘れて全く違う事をやってストレスを発散する自分を許してあげることが大切だと思うんです。

 

 

  • 育児ストレス、溜まってない?ストレスチェックや解消法を解説! まとめ
  • 育児ストレスは現代では急増している問題である
  • 育児ストレスの代表的な症状を確認、必要ならば専門家を頼るのも大切
  • 育児ストレスは溜め込みすぎずに、発散や逃げ道を探して上手に発散しよう
  • 育児は一人ではできない。時には自分のために時間を使って育児ストレスを発散する自分を許してあげよう。

 

 

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