ママのお悩み聞きます!育児と自身への悩み

「親子の時間研究所」で連載コラムを担当している研究員の上野里江さん。

そんな上野さんの子育て術が詰まった『連載コラム がんばりすぎない育児』 全10話。
読んでくださった方も多いと思います。

今回は、子育てのプロフェッショナル 上野さんにママの悩みを相談してみました!

上野さんの笑顔あふれるコミュニケーション術で、ママの悩みを解決します。


ママの悩み 赤ちゃん時期の悩み

~東京都 Iさん 30歳~

育児と自身への悩み

出産前は赤ちゃんに会えるのを毎日楽しみにしていたけど、いざ出産して家に帰ってからが大変で、なかなか泣き止まなかったり、寝てくれなかったり、家事も育児も上手くできない。
何もかも上手くいかない状況に私は、この先大丈夫なのかと不安になってしまいます。
私は子育てできるのでしょうか?

ご相談、ありがとうございます。

 

赤ちゃんのいる生活が始まったのですね。

 

私も出産前、赤ちゃんが産まれたら毎日笑顔で幸せで!なんて思っていたら、現実は寝不足でフラフラになり、我が子は泣いてばかりで、思わず一緒に涙。

何で泣き止まないの?私が悪いの?と自分を責めてはイライラしていました。

 

あなたの今の不安な気持ち、よくわかります。

 

でもね。

 

お母さん一年生ですもの。

 

何でも初めてのことは難しいけど、繰り返しているうちに出来るようになっていく。
子育ても同じだと思うのです。

 

 

赤ちゃんと一緒に母になる

私がお母さん一年生の時のこと。

 

赤ちゃんの頃から怖がりだった息子は、お風呂に入れようとすると大暴れ!私はひとりで息子を支えることができなくて、ベビーバスを置いたテーブルはびしょびしょになる始末。泣きたいのは私のほうよ!と、息子に怒ってもどうにもならず…。
仕方なく夫が帰ってくるのを待って、2人がかりでお風呂に入れていました。

 

その後、どうしたら暴れないかを先輩ママに聞いたり、調べたりして、ガーゼを身体に巻くと落ち着くことを発見。毎日繰り返しているうちに息子もだんだんお風呂に慣れていき、何より私も気持ちに余裕が持てるようになっていきました。

 

「赤ちゃん自身も、色々な初めてのことに慣れるまでは大変なんだろうなぁ」と思います。

 

初めはどうなることかと不安でいっぱいだったけど、毎日の繰り返しの中で赤ちゃんと一緒に母になる。

振り返ると、そう思います。

 

大丈夫!

赤ちゃんが泣き止まないのも寝てくれないのも、あなたのせいではないのです。

 

 

頼ることは甘えではない

母親なんだから、ちゃんとやらなきゃ!

母親なんだから、がんばらなくちゃ!

と、ひとりで抱えず周りにいる家族や使えるサービス(保健所や子育て相談など)をどんどん頼ってくださいね。きっと喜んで力になってくれると思います。

 

本当の意味で「自立」というのは、人に助けを求めたり頼ったりすることが出来る、ということだと思うのです。

頼ることは甘えではないのですよ。

 

 

あなたの笑顔のために

 赤ちゃんがいると自分の時間は持てないし、やりたいこと、やろうとしたことがことごとくさえぎられてしまいますよね。
私は、泣き続ける息子を布団に投げたくなることもありました。(もちろん投げてはいませんが…)

そんな毎日は、知らない間にストレスが溜まってしまうこともあるようです。

 

ある時、私は夫にお願いしてひとりで買い物に出かける時間をもらいました。ひとりで街を歩くのは久しぶり、自分の買い物をするのも久しぶり。息子のことを気にしながらも気持ちがリフレッシュしたのを覚えています。

 

赤ちゃんがいるから…と、すべての時間を赤ちゃんに使うのではなく、あなたが笑顔になることを少しずつ実現することが、赤ちゃんのためにも家族のためにも大事なことなのではと思っています。

 

不安なことも困ったことも、ひとりでなんとかしようとがんばらないでくださいね。

あなたの周りには、あなたと赤ちゃんの成長を見守っている人が必ずいますよ!

 

まとめ

大丈夫!

赤ちゃんの成長と一緒にあなたも一歩ずつ母になっていくから。

不安な時、困った時は、ひとりで頑張らずにまわりを頼ってね。

ママになって体験することは、全て初めての経験です。できなくても自分を責めないでくださいね。

 

 

●プロフィール
保育・子育てアドバイザー
上野里江
HP:http://smiley-ai.com

アメブロ https://ameblo.jp/mamavita-ai/

保育士歴30年。保育園、幼稚園、子ども園で3000人以上の親子と関わり、その後3年間療育に携わる。
子どもに関わる大人を元気に笑顔に!をモットーに、コミュニケーション講座や相談を行なっている。

 

上野研究員のコラムはこちら

 

 

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