【私の出産】誘発分娩体験
現在、1歳3ヶ月になる息子を育てています。
予定日から10日超過して出産した私の体験についてお話しします。
つわりとは無縁の妊娠期間
つわりになる気がしない、そんな漠然とした自信があった妊娠前。
母と姉は食べづわりがあったとのことでしたが普段から大食いだった私は、これはつわりなのか、いつも通りなのか全く分かりませんでした。
唯一感じたのは、『眠気』だけでした。
ですので、産休に入るまでフルタイムで働くことができました。
強靭な子宮口
予定日を過ぎても、まるで開いていない子宮口。
かなり胎動も強く、嘔吐するほどでした。
お腹は下がってきたか ?と聞かれてもとくに変化はなく、赤ちゃんの体重と私の体重はどんどん増える一方。
毎日約5キロは歩いていたのですが、びくともしてくれませんでした。
誘発入院
主治医より、もう少し陣痛を待ってみるか促進剤を使うかの提案があり、待ってられなかったので促進剤での出産を選択しました。
*1日目
まずは子宮口を柔らかくする錠剤とバルーンの処置でした。
陣痛室で過ごしたのですが、お腹にモニターを装着しているので身動きとれず・・・
バルーンで陣痛に繋がることもあるので、促進剤は様子を見て午後からの投与でした。
呑気に豪華なお昼ご飯にワクワクし、ひたすらにTVを見て過ごしました。
逐一、助産師さんが様子を見にきてくれるのですが、申し訳ないくらい陣痛はなく、子宮口も開かず。
たた張りがあるだけでした。
17時で促進剤の投与を切り上げ病室へ帰りました。
この後、陣痛が自然に来る方もいるそうですが20時ごろにNSTをしましたが、まるで凪。
促進剤で誘発しても、なかなか来ないものは来ないと分かってはいたけど痛感しました。
*2日目
またバルーンから始めるか、即促進剤かを聞かれ促進剤を選びました。
この日も昼間まで変化はありませんでした。
見兼ねた先生が俗に言う内診ぐりぐり、さらには人工破膜(棒?でついて破水させる)をした所、30分ほどで陣痛が来ました。
お昼ご飯なんて食べる余裕もなく、あれよあれよと子宮口が5〜6cmになったときがとても辛かったです。
まだいきんではダメですが、すごい勢いで下がってくる赤ちゃん。
いきみ逃しをしていたつもりでしたが全くできず・・・
助産師さん曰く、この時が一番上手くいきんでいたそう。
正直、赤ちゃんとは別のものが出そうな感覚だったので「それは出してはいけない!」と葛藤しておりました。
まだ分娩室でしたが、冷静に処理して頂けるので気にせず産みましょう!
いざ分娩台へ
破水してから、子宮口が全開になるまでは早かったのですが、分娩台へ移動してから上手くいきむことができませんでした。
前日も誘発のために寝たきりな上、急な陣痛で体力はほぼ消耗しきっていました。
「赤ちゃんに酸素を送らないと」と過呼吸気味になり、子宮弛緩になりそうだったとのことでした。
最終的には助産師さんが馬乗りになってお腹を押すという、想像もしていなかった出産となりました。
破水から出産まで、約3時間というなかなかのスピードでした。
誘発の良いところ
出産するぞ!と意気込めるのと、自分できちんと用意して入院できるのが一番です。
周りもいよいよか、と心の準備ができたそうです。
とくに里帰り出産で、パパが産院まで来るのに時間がかかる場合は、仕事の調整もできるので心強いです。
過強陣痛等のリスクもありますが、出産においては全てにリスクが伴っています。
私も実際に、破水させた時に羊水が濁り始めていたので、あのまま気ままに陣痛を待っていたら・・・と思うと、医師の判断には頭が上がりません!
また入院することでしっかり管理されるのも妊婦には心強く感じます。
私の体験が、これから出産するママのお役にたちますように。