いじめのトラウマ~心の傷なかなか治りません~

現在、過去にいじめられた経験から悩む、トラウマを抱えている人はいますか。私はその1人です。いじめられたトラウマが走馬灯のように襲ってくることがあるのです。

いじめられた経験から、現在、私が悩んでいることトラウマになっていることを皆さんにお話ししたいと思います。

当時、いじめと認識しなかったこと

私は小学校から高校まで、仲間外れや、無視、嫌われること、悪口を言われることを恐れて、同級生から、されて嫌だと思いながらも我慢していたことがあります。それは、下記の通りです。

冷やかし・からかい

小学校の時から中学校にかけて私の兄が重度自閉症であることで冷やかしやからかいを受けました。

物まねをやらされる、好きではない遊びにつきあわされる、理由をつけて断ると休み時間に行動を監視される、テストの点数を聞かれて、時には周りに言いふらされました。正直、嫌でした。

私はいじめられているのかなと周りにいた人に相談すると、ただからかわれているだけと言われ、いじめと考えることはオーバーだと思っていました。

ぱしり

高校1年生の時に私は、ぱしりにあいました。小学校や中学校の時、私をからかい冷やかしていた同級生はいなくなりました。しかし、同じクラスで、同じ部活の同級生にパシリに使われたのです。

同じ部活という理由で、「今日、部活の買い物を先輩から頼まれたのでつきあって」などいう理由でパシリに使われました。部活の買い物ではなく、同級生自身の買い物につきあわされていたのです。買い物中に同級生の仲が良い友達がきたら、バイバイといって用済みに私はされ、買い物に誘った同級生は別も友達とどこかに行ってしまうことがほとんどでした。

日がたつにつれその頻度は多くなっていきました。当時、運動部と掛け持ちしていた私、運動部でメインに活動し、同級生と一緒に入部した部活は週1の活動という条件で入部したことが間違いでした。

買い物の内容を見ていて、自分自身の買い物をしてる、あやしいと思いましたので、同じ部活の顧問や別の人に聞いたところ、部活の買い物なんて知らないとみんなが答えました。私は、その時パシリに使われていると思いました。

それ以来、私はその部活をやめ、買い物に頻繁につきあってと言ってくる同級生と縁を切りました。だた、同じクラスだったので学年が終わるまで同じ教室内で過ごすことに苦痛でした。

いじめと認識したのは

昔から、家庭環境のことで同級生や先生から、いろいろと言われる、嫌がらせをされることはありました。物を隠す、暴力を振るう、仲間外れ、無視などのわかりやすいいじめもあれば、冷やかし・からかい、ぱしりなどわかりにくいいじめもあります。

大学になって、教職課程を勉強することがありました。その時、私がされていたことは相手が嫌であると思ったらいじめであることを初めて認識したのです。同級生から、冷やかし、からかい、ぱしりをされたとき、すごい嫌な気持ちになりました。

冷やかし、からかい、ぱしりをやっている人はいじめではないというかもしれませんが、やられている人が嫌だと思ったらいじめになるのです。

私は、大学になって、教職課程を勉強することで、私は結構、同級生からいじめられてきたと思うようになったのです。

私のいじめの2次被害

人付き合いに臆病

嫌な思いをさせたくないという気持ちはありますが、人に対して、本心から関われないのです。信じられない、心を開けない、苛められた過去をどこかで、いつまでも引きずってしまっている自分を感じてしまうことがあるのです。心から優しく純粋な気持ちで接したいと思いつつ、何処かで、壁を作って身構えてしまっているのです。

言葉に敏感

周りの人は自分の悪口を言っていないかなど必要以上にまわりの目を気にしてしまいます。時にはそれがストレスです。

自分に自信が持てない

いじめられた経験から、私がいじめられたのは自分の能力が劣っていると相手に感じられたのではないか?自分の容姿が劣っていると相手に感じられたのではないかなどと考えてしまいます。

子どもの友達関係が気になってしまう

長女は、内弁慶の性格をしています。だから、なかなか自分から友達を誘うことができません。放課後遊びに行かない長女に対して、長女の意思に反してつい友達関係にうるさくなったりするのです。

まとめ

いじめられるといじめられた時だけの被害ではなく、後々になって被害が出てくることをおわかりいただけたでしょうか?いじめられている時、いじめられる側は嫌だと思っていても自分はいじめられていないと思うし、いじめられていないと言うこともあるのです。

しかし、後々、いじめられた側は、いじめられていたことを認識する、嫌だと思ったことを思い出し、人間関係に臆病になるなど被害が出てくることを忘れないでください。

いじめられてから、長い年月がたちました。しかし、いじめられた心の傷はいえることがないのです。

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