排卵日を予測して妊活に役立てよう!排卵日の計算方法と排卵日の症状について
排卵日の計算は基礎体温を利用する方法とオギノ式で計算する2パターンあります。排卵日と危険日を予測すると自分に合った性生活を送ることができますから、妊娠を望む・望まないに関わらず把握しておきたいもの。排卵日の計算方法と排卵日に起こる症状を紹介します。
基礎体温を利用した排卵日の計算法
基礎体温を測ったことがあるでしょうか。基礎体温は朝、目が覚めた時に起き上がることなく布団の中で婦人体温計を使って測定する体温のこと。基礎体温は36.02℃というように小数点第二位まで測定します。
女性の基礎体温は低い時期(低温期)と高い時期(高温期)に分かれます。生理開始日~排卵日までが低温期で、排卵日~次の生理開始前日までが高温期。低温期と高温期の差は大体0.3~0.6℃くらいです。
排卵日を境に体温がグッと高くなるので日々の基礎体温を折れ線グラフにしておくとその変化がよく分かります。
大体、3回の性周期分の基礎体温をグラフにしておけば生理開始日から大体何日目に排卵が起こるペースになっているのかが分かります。記録として長く残せば残すほど、自分の性周期や排卵日をより正確に把握できるようになりますので、継続して基礎体温を測って記録しましょう。
オギノ式を利用した排卵日の計算法
もうひとつの排卵日の計算法はオギノ式という計算方法です。オギノ式は生理予定日から12~16日前に排卵が起こる、という考え方で、自分の性周期が分かっていれば簡単に排卵日が計算できます。
女性の生理開始日~次の生理開始日前日までを性周期といい、25~38日が一般的です。まず、スケジュール帳やカレンダーに自分の生理開始日を書き込んでください。生理開始日~次の生理開始日前日までの日数を数え、自分の性周期を把握しましょう。
もし、自分の性周期が28日だった場合、今回の生理開始日から28日後が次の生理開始日になります。そして、次の生理開始日から12~16日さかのぼった日を赤く塗っておきましょう。ここが排卵予定日(妊娠しやすい日)になります。
こちらの計算方法は毎日こまめに基礎体温を測る必要がありません。生理日をチェックしておけばOKという簡単な方法なので毎日、基礎体温を測れる自信がない方はぜひ、チェックしてください。筆者もオギノ式で計算することが多いです。
排卵の時に感じる症状(排卵痛と出血)
実は、排卵が起こる日や起こった後に現れる症状があり、それで自分の排卵日を把握する人が居ます。
まず、排卵日が近づくとおりものの量がかなり増えます。さらに、そのおりものもゼリー状のドロッとしたものに変化。
次に、排卵が起こると痛みを感じる人が居ます。排卵痛といわれる痛みは、短くて直ぐに治まる痛みだったり、お腹に違和感を感じるといった症状で、人によって様々。
そして、ほんの少しですが出血する方も居ます。排卵が終わった後、少し経ってからおりものに血が混ざったり、下着に血がつくことがあるんです。
ただ、この排卵痛や出血は起こらない人も多く、筆者は二児の母ですが一度も気付いたことがありません。
排卵の時の症状は気付ける方と気付けない方がいるので必ずしも排卵日を把握できる症状ではありませんから、この症状に頼りすぎないでください。
妊娠を望まないなら排卵日前後1週間は要注意!
妊娠を望む方は勿論、妊娠を望まない方も必ず排卵日は計算して把握しておくようにしましょう。というのも、排卵日前後はとても妊娠しやすいんです!
妊娠は精子と卵子が出会って受精卵ができ、受精卵が子宮内膜に潜り込んで定着することで成立します。
精子の寿命は数日~7日程度ですが、卵子の寿命は24時間ほどしかありません。最も妊娠する確率が高いのは女性の体内に活力がある精子が存在する状態で排卵が起こること! このため、排卵予定日前日に関係を持つのが最も妊娠する確率が高いと言われています。
生理最終日に「まだ排卵日じゃないから」と避妊せずに関係を持った場合、精子が一週間近く女性の体内で生き続け、排卵すると同時に受精卵が誕生! という可能性があります。
しかも、排卵日は前後することがしばしば! このため、妊娠を希望しない場合は排卵予定日を計算したらその前後一週間は必ず避妊するようにしてください。
排卵日を計算して関係を持っているのに妊娠しないと不妊?
妊娠を望んでいる場合、排卵日を計算しタイミングを合わせてパートナーと関係を持ちますよね。もし、それでも妊娠しないなら不妊? と不安になるもの。
まず、排卵日を計算したら排卵日の前日か前々日から関係を持つのがベスト! 排卵が起こった時に元気な精子が女性の体内に居ると妊娠する確率が高いので「排卵日前」に関係を持つようにしてみてください。
そして、妊娠しない期間が6カ月続いても普通だと思って大丈夫。タイミングが合っていたとしても、妊娠する確率は20代で30%、30代で20%くらい。妊娠が成立するのは3~5回に1回の確率で、性周期が長い女性の場合は妊娠するのに数カ月かかることも珍しくありません。
不妊というのはタイミングを合わせて避妊せずに関係を持っているのに1年以上妊娠しない場合です。神経質になりすぎてもいけませんが、一応、1年を目安に考えるといいですね。
排卵日は基礎体温から把握する方法と、オギノ式で計算する方法があります。低温期と高温期の境が排卵日であり、生理予定日から12~16日前が排卵日になります。排卵時に精子が待機している状態が妊娠する確率が高いので、妊娠を望む方も望まない方も排卵日とその前後一週間に注意してください。タイミングが合っているのに1年以上妊娠しない場合は不妊を考え、専門家に相談するのがベストです。