なが~い春休み
こんにちは。
イラストレーター、絵本創作家のはっとりまりです。
すっかり暖かくなってきました。町の中にもすみれ、チューリップ、沈丁花、たんぽぽ、ムスカリなど春の花々が顔を出し始めました。桜も開花しましたね。色彩豊かな上によい匂いがして、気持ちが華やぎます。
それなのに、新型コロナウィルスの影響で手放しで春を楽しめないのは、寂しいものです。
学校もお休みになり、長女にとっては長い春休みです。
私たち親は、突然の長期休みをどのように過ごしたらよいか、考えさせられますね。
勉強はどうなるのか、子どもにどのような経験をさせたらよいのか、体がなまってしまうのはないか…。
知っているお母さん方に会うたびに様々な悩みや気苦労などの話題があがり、話はつきません。
夫婦間でもいろいろと話し合いました。
我が家の答えは、突然の長期休みを楽しめるよう、今できる体験をしようです。
そんなわけなので、手洗い・うがいの徹底をしつつ、できるだけ普段の休みと変わらずに過ごすことにしました。
春休み!
長期休みが決まったら、長女は「春休みだー!」と喜んでいました。1年生らしい、素直な感想なのかな、と笑ってしまいました。
午前中、長女の宿題や家庭学習が済んだら、私・長女・赤ん坊の3人で公園に行き、昼頃帰宅して昼食を摂ります。その後赤ん坊はお昼寝してしまいます。私は赤ん坊の昼寝の時間を仕事の時間にあてていますので、その間長女は本を読んだり、工作をしたり、絵を描いたり・・・。好きなことをじっくりやる時間にしているようです。
赤ん坊が目覚めたらおやつの時間です。夕方は近所を散歩をすることが多いです。
春の花を見つけることもしばしばです。
夫が休みの日は、レンタカーを借りて、海へ磯遊びをしに行ったりもしました。近所の公園でザリガニ釣りもしました。
先日は祖母の家にも遊びに行って、いとことお泊り会を楽しんでいました。
長女は毎日楽しく過ごしているようですが、本当に長い春休みです。まだあと2週間はあります。何ができるかな。
いやだ~が始まりました。
「春休み」の間中ずっと、きょうだい一緒に過ごしているせいか、赤ん坊の発達が著しいです。長女のすること、使う言葉をどんどん吸収しているのだと思います。
赤ん坊の語彙が増え、表現力もアップしました。いよいよ「いやだ」と言うようにもなりました。
近頃は、困ったことに手を洗うのを嫌がります。「おてて洗おう。」と言うと必ず「いやだ~。」と返ってきます。
「いや」の表現も首を横に振って、いかにも「いや」という顔をするのでおもしろいです。
反対にしたいことを表現できるようにもなってきました。「かきかき~(おえかきする)。」、「ぺったんぺったん(シールを貼りたい)。」、「とことこと(靴を履いて歩きたい)。」、「まんまんま(ごはんたべたい)。」などなどです。
まだまだ始まったばかりのいやいや期。今はまだかわいいものですが、この先どうなるのかなとドキドキです。
もんもんもん
さて。
長期休みが続いて、気づいたら24時間ずっと子どもたちと一緒の日々でした。それでふと気づいたときには心身ともにずいぶん疲れがたまっていました。そんな時、親しい友人が遊びに来てくれ、久しぶりに夫に子どもたちを預けてご飯を食べに(吞みに?)行きました。
大いにしゃべり、おいしいものを食べて、あっという間でしたがとても楽しい時間でした。
彼女のほうも、子育ての合間のつかの間のお休みでした。
この頃私は閉塞的な空気にもんもんとした気持ちが芽生え、些細なことでいらいらしてしまいがちでしたが、なんとかリフレッシュできました。
時には子どもと離れて、というのは本当に大切だなあと思います。
夫への感謝の気持ちも自然とわきました。どうやらもんもんの芽は、つまんで捨てられたようです。
が、解決していないもう1つの大問題。新型コロナウイルスさん、一刻も早く終息してほしいと切に願います。