子どもの脊柱側わん症について 思春期の女の子に多い病気について
子どもの100人に1人、特に女の子にかかる確率が高い「子どもの脊柱側わん症」って、ご存知ですか?
特に思春期ごろの女の子に多く発症する病気で、脊柱にねじれを伴った変形が起こり、肋骨の変形や上半身全体の骨格の異常を招くこともある病気です。
子どもの脊柱側わん症の原因は?
画像出典:NHK:子どもの脊柱側わん症より
脊柱側わん症は背骨がねじれてしまったり、身体に変形が起きる病気です。
病気が発症する原因は、未だに不明です。
「姿勢が悪いから」「カルシウム不足が原因では?」と勘違いされる方も多いですが、残念ながら脊柱側わん症とこれらの関係は証明されておらず、ハッキリとした予防法がないのが現状です。
子どもが脊柱側わん症になってしまったら?
仮に子どもが脊柱側わん症ってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
まずは整形外科でしっかりとした診断をしてもらい、その子の成長にあわせた治療が必要です。
症状の重さによって治療法は異なりますが、症状が悪化していくと入浴時以外にコルセットを着用し続けたり、重度の場合は手術が必要になることもあります。
大切なのは早期発見と正しい治療!
子どもの脊柱側わん症予防は、未だにその方法が確立されておらず、大切なのは、これ以上脊柱側わん症を悪化させないように早期発見することです。
もし可能であるなら、思春期に入る少し前(9~10歳ぐらい)から「立ち姿勢のチェック」を行い。
肩の高さや肩甲骨、ウエストラインのバランス。肩甲骨、肋骨、腰などの隆起(りゅうき)がないかを定期的にチェックしてください。
また「なにか、おかしいな?」と感じたら、すぐさま医療機関へ受診し。症状が軽度なうちから医師によるチェックと治療を行い、お子さんの症状が悪化しないように注意をするべきです!