ワンランク上の”プロ級”の写真を撮影する5つのテクニック
子どもの写真を取るのに慣れて来たけれど、もうワンランク上のプロ級なキレイな写真を撮影したい……そんな風にお考えの方は、これからご紹介する“プロ”のテクニックを学んでみませんか!
ワンランク上のキレイな写真をより美しく撮影するためには、どうすれば良いのか。
ちょっと専門的な内容になりますがママコラムに掲載する、ワンランク上のステキな写真を撮影する方法をご紹介させて頂きます。
ワンランク上の写真を撮影する5つのプロテクニック
- 太陽光を利用する
- シズル感を意識する
- 子どもにカメラを意識させない
- アクセントポイントを見極める
- あえて写真の中にスペースを作る
最近では、スマホのカメラの性能も上がっているため、デジカメや一眼レフがなかったとしても、テクニック次第でワンランク上の写真を撮影することができます!
そして、上記5つのテクニックはスマホでも十分応用可能。
それではプロカメラマン顔負けのキレイな写真の撮影方法を1つずつ詳しく解説して参りましょう。
1.太陽光を利用する
被写体にあわせて光を調整する、というのはキレイに写真を撮影するための初歩的なテクニックです。
しかし、それよりもワンランク上の撮影テクニックが「太陽光」を利用する――味方にするということです。
光には「順光」「サイド光」「逆光」の3つがあり、撮影したい写真の雰囲気に合わせた太陽光を上手に使うと同じ場所の写真でも、ガラリと雰囲気を変えることが出来ます。
1.順光
「順光」とは被写体の正面に光が当たっている状態のこと。
被写体に直接光が当たるため、鮮やかで被写体の細部までしっかりと撮れます。
お子さんの写真をハッキリ撮影したい時には、順光になるようにしましょう。
2.サイド光
被写体の横に太陽がある状態のこと。
順光と異なりサイド光は被写体に影が強く出やすく、被写体の明暗がはっきりするという特徴があります。
被写体にメリハリを与えたかったり、被写体に影を付けて立体的に見せたりしたい時にはサイド光になるようにすることをおすすめします。
3.逆光
何かと嫌われモノな「逆光」は、その名の通り被写体の真後ろから光があたっている状態のことです。
逆光はレンズに向かって強い光が入るため、被写体が暗くなりがち!
しかし、逆光も上手に使えば、料理をおいしそうに見せたり、被写体の雰囲気を和らげたりすることが出来ます。
もちろん“あえて”逆光を使って、被写体全体を影で隠す……という方法もありますよ。
2.シズル感を意識する
「シズル感」って、ご存知でしょうか?
思わずよだれが滴り落ちてしまうほど、美味しそ~な写真をシズル感と呼びます。
このシズル感を利用することで、自分がつくった離乳食や時短レシピも、他の人が見て「美味しそ~!」と思える写真に撮影することが出来ます。
シズル感のある料理の写真を撮影するための方法は以下の通りです。
- 料理のメイン部分をアップに
- 料理のアピールポイントを意識する
- 逆光になるように撮影する
- 料理の手前にピントをあわせる
1.料理のメイン部分をアップに
シズル感のある写真をより高めるためのテクニックの1つは、料理のメイン部分をアップにすること。
例えば、ステーキの写真ならば肉部分をアップで撮影することで、シズル感が増しますし。
チャーハンなどのご飯ものの際には、パラパラなご飯をレンゲですくって撮影する――など料理のメイン部分をアップで撮影することで美味しそ~な写真を手軽に撮影することが出来ますよ!
2.料理のアピールポイントを意識する
料理ごとに「ココを見せたい!」というポイントは実は異なります。先にも触れた料理ステーキの写真は”肉感”です。
ステーキの場合は、鉄板の上でジュージュー焼かれる肉がアピールポイントです。
それではミートスパゲティの場合は、どうでしょう?
小さなお子さんが大好きなミートスパゲティは、トマトソースとパスタ面のコントラストが料理のアピールポイントです。
このように同じ料理と言えど、アピールポイントはお料理ごとに異なります。
自分が作った料理であっても、アピールポイントはお料理ごとに違うので、ワンランク上の写真を撮影したいなら「この料理のアピールポイントは、どこだろう?」と意識するようにしましょう。
3.逆光になるように撮影する
料理は色味が多く、まとまりのある写真にするためには光の調整が必要不可欠です。
ただ全体的にシズル感溢れる料理の写真にしたいのならば被写体である料理にとって“逆光”になるようにするべし。
たったこれだけのことですが、料理の陰影が強調されて、ぐっとお料理のダイナミックさが増します!
4.料理の手前にピントをあわせる
子どもの写真と違って、料理ってどこにピントを合わせたら良いのか分かりづらいですよね?
鉄板的なピント合わせのコツは、料理のちょっと手前ぐらい。
また思い切って真上から料理の撮影をするのも1つの撮影テクニックなので参考にしてください。
3.子どもにカメラを意識させない
カメラ目線でバッチリこちらを見ているお子さんの写真も可愛いですが、ワンランク上の写真を撮影するために、カメラ目線の写真は卒業しませんか?
同じ子どもの写真でも、カメラ目線と自然な動きの中で撮影された写真では、受け手の印象はまったく異なります。
カメラ目線の写真は「撮影されているな」感がありますが自然な動きの中で撮影された写真は映画のワンシーンのように「臨場感」があります。
この”差”って、写真を見る側からすると結構大きい。
だからワンランク上の写真を撮影したいと思うならお子さんにカメラを意識させないように、写真を撮影しましょう!
(カンタンな方法はカメラの方向を見させないことです♪)
4.アクセントポイントを見極める
「シズル感を意識する」でもご紹介しましたがプロのカメラマンは、被写体のイメージを受け手に連想させるために、その写真の中で伝えたいメッセージが伝わるように、アクセントポイントを意識して撮影します。
例えば、お子さんが走っている場面をよりキレイに撮影する際には「どこで」「どんな風に」走っているかが、写真のアクセントポイントです。
子どもが走っている場所、子どもの走り方がフレームの中に収まるように子どもを写真の中心に置きつつも運動会などの情景がわかるように“引き”で撮影する必要があります。
また、お子さんの寝顔を撮影したいならば、アクセントポイントは「可愛い寝顔」ですよね?
ココはあえて全体が写るように撮影してしまうと、子どもの寝顔が目立たなくなってしまうので「お子さんの寝顔のアップ」を撮影するべきでしょう。
逆に子どものおかしな寝相を撮影したいのならば、運動会の写真と同じように、布団で寝ている所がわかるように引きで撮影すべき。
このように撮影するシーンのアクセントポイントを考えながら撮影することで、ワンランク上のキレイでダイナミックな写真を撮影することが出来るようになります。
5.あえて写真の中にスペースを作る
カメラ初心者がやりがちなミスとして、被写体をフレームいっぱいに撮影してしまう、というものがあります。
もちろん撮影するシーンによっては、フレームの中いっぱい被写体が写っている方が良いものもありますが、ワンランク上のキレイな写真を取りたいのなら、写真の中にわざと“無駄なスペース”を作る必要があります。
写真の中に、無駄とも思えるスペースを作ることで、写真の中にドラマ性が生まれることもある。
また広い無駄なスペースがある方が、被写体を目立たせることにつながる場合も!
カメラ初心者としては、どうして無駄なスペースを無くしてしまいたいモノですが、ココはぐっとこらえて無駄なスペースを活かす写真を撮影してみませんか?
アナタの写真をワンランク上にするプロ級の写真は意外にカンタン!
「もっとキレイな写真を撮影するためには、どうすれば良いんだろう……」と思われているかも知れませんが、プロ級の写真を取るコツは意外にカンタン。
ご紹介したテクニックは今すぐ実践できるものばかり。
ただ、アナタが満足するクオリティの写真が撮影できるようになるまでには、トライ・アンド・エラーの精神で、何度もテクニックを試すのが大事!
ぜび、ご紹介したワンランク上の写真を撮影するテクニックを実践して、ママコラムを記載内容と共に写真もハイクオリティなモノを目指してみませんか?
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