絵本がしつけをサポート!上手な使い方
子育ては、日々色々な出来事や悩みが沢山ありますよね!
その中でも『しつけ』はどんなママやパパでも必ず悩んでしまう子育て。
そんな『しつけ』を子どもに楽しく心に響くように伝えるツールとして『絵本』を活用してみましょう!!
今回は、絵本を上手に活用する方法をご紹介します。
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絵本は親から子への魔法の言葉
絵本には素晴らしい世界観の想像力と生活習慣・相手とのコミュニケーション力など、選ぶ絵本によって身に付けられます。
ママやパパが口うるさく伝えても、『イヤ』の気持ちが先に出るので心に響きにくいですよね。
しかし、絵本のストーリーや世界観の中にママやパパが伝えたい事が入っている物を選ぶことにより、楽しく身に付きそして、体験したときにその絵本の出来事がフラッシュバックし子ども自身で対応できるようになったりするのです。
※個人差はあります。
我が家の三姉妹エピソード
次女が2歳半の出来事です。
食事の時必ず立ち歩いたり、手でつかんで食べたりといつもすごいボロボロになります。
そこで、私はこの『いただきまあす』を読んでみました。
絵本のストーリーは、幼いくまくんが上手に食べることができず散らかしてしまうという絵本です。お行儀マナーを学ぶ絵本ではありませんが、実はここに隠されているポイントがありました。
この絵本を何度か読むにつれて次女は自分でぐちゃぐちゃは嫌だな、楽しそうだけど気持ちよくないなと学んだようです。うまく食べれない時に『あーどうすればいいのか?』と絵本の中にあるフレーズを言ったりします。
助けてもらうコミュニケーション力とそうなりたくないと思う気持ち≪お行儀マナーの第一歩≫を自ら絵本の世界で学んだエピソードでした。
『いただきまあす』
文:わたなべしげお・絵:おおともやすお 出版社:福音館書店
絵本でどんな効果があるのか?
想像力・知的好奇心が育つ
乳児期・幼児期は言葉などは理解できていなくても変わる絵や色などで興味を持ち始めていきます。
言葉が解るようになると、物語の先を考えてワクワクしたり、ドキドキしたりと想像力がドンドン豊かになっていき、さらに物語を通して思いやりの心や優しい心なども育っていきます。本の先のストーリーや、自分ならこうした!などの空想などで発想力が向上します。また、選ぶ本によって意外な事実を知り喜びを感じることができます。これによって知的好奇心が育ちます。この知的好奇心が後の学習意欲の源になるのです。
集中力がつく
言葉があまり理解できない年齢だったり、動くのが大好きだったりと、読み聞かせに慣れていないお子さんの場合は、最初は読み聞かせていても次のページをどんどんめくっていったり、飽きて途中でどこかへ行ってしまうことがあります。
そこで「うちの子本が嫌いみたい」と思う必要は全くありません。初めはそういうお子さんも、翌日また読んであげる、ダメなら次の日も…と繰り返すうちに、だんだんと絵本に興味を持ってきます。個人差もありますので、ママやパパの粘りも必要になりますね。
お話がわかるようになる頃には集中力もつき、物語に入りこんでまるで主人公になったかのように、色々なことを感じていくことができるようになります。
語彙が沢山インプット
読み聞かせで色々なお話を聞くことにより、お子さんは自然とたくさんの言葉に出会います。日常では使わない言葉も知ることができ、そのうちに自分でも使うようになっていきます。
こうして語彙が豊富になると会話も上手になり、コミュニケーション能力が増します。
小学校入学後の児童の学習理解には、語彙力と文章理解力が関係します!入学後のお子さんの成績向上に、小さい頃からの読み聞かせはとても有効なのです。
親子のコミュニケーションが生まれる
絵本の読み聞かせは、親にとっては確かにちょっと大変なことかもしれませんが、親子の絆を作るのには最適なことです。
様々な困難を乗り越える鍵を本の中から見つけ出すチャンスにも恵まれます。そのため思春期などの親とのコミュニケーションが少なくなる時期も、本からも生きるためのヒントを沢山吸収できるので、安心して見守ることができます。
そして、子どもが安心して話を聞くことができる時間は、親子の信頼関係を深めます。子どもがまだ小さいうちから、こうした絆をつくることができると、素敵な親子関係がずっと続いていくのではないでしょうか。また、読み聞かせ後にバグをしおやすみと声をかけるだけで数倍、心の安定が保たれると言われています。
「想像力」は、相手の気持ちを想像し、理解出来るようになります。
「語彙力」は、自分の気持ちをより正しく、豊かに表現する事が出来るようになります。この2つは社会に適用するにあたり、とても必要なコミュニケーション力につながるのです。
上手な使い方は?
まず、注意しなければいけない2項目があります。
1・無理に絵本を読まない。
親はどうしても子どもに、そうあってほしいという要求が先に出てしまう為、無理に絵本を読んであげようとしてしまいます。しかし、子どもはとても敏感。絵本を読まれるのが嫌になり絵本嫌いになってしまいます。
2・絵本を読んだ後にどんなお話だったのかテストしない事。
せっかく、興味を持ち読んでもらったのに最後に『どんなお話だった?』『〇〇は最後どうなったかな?』など質問されると、嫌になったりめんどくさかったり。
わかってなくてもいいのです。自ら体験する事で思い出したり、絵本を聞くきっかけでいいのだと思いましょう。
この上記2項目を注意しながら進めていきましょう。
ステップ1【絵本に興味を持たせる】
絵本は『与えるもの』ではなく、子どもと親が一緒に楽しむ事です。
まずは、子どもと一緒に絵本を選びます。『どんな絵本を読みたい』など楽しみながら選びましょう。
この時はしつけなど考えてはいけません。まずは、絵本だいすきにさせてあげて下さい。
文字がない物でもいいのです。子ども自ら選び楽しむことを優先します。
ステップ2【子どもから絵本を読んでほしいと要求したら】
チャンス到来☆読んであげましょう!そして、新しい絵本(親が読んであげたい絵本)との出会いをさせてあげます。この時、『次、これ読んでみる?』と聞いてあげましょう。
その時、拒否してしまったら一度やめましょう。少し経ってからママやパパがその本を読むフリをし、楽しそうな姿を見せれば、子どもはきっとぞきこんでくるはずです。
ステップ3【置き場所に工夫しましょう】
絵本を読むことに興味が出始めたら、子どもが毎日の生活で目につき、持ってこれる場所に配置します。
興味が持てていない時期に配置してしまうと、ただのおもちゃになってしまったり、ただの風景となり絵本への興味が持ちにくくなってしまいます。
また、手にしてほしい本はインテリアのような見せる収納で目に入りやすくするのも一つの方法かもしれませんね。
まとめ
しつけのサポート絵本は、強制になってはいけません。共感しながら絵本で伝えていける事がベストです。
そして、すぐには身に付くものでもありませんので、一つのスキンシップの場そして、おまけとして子ども自らマナーやコミュニケーション力、想像力・集中力を養っていく長い目線でみるしつけサポート絵本だと理解していただければと思います。
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