自分は大丈夫?誰でも可能性はある産後うつ
産後うつとは?
「産後うつ」という言葉。
聞いた事のある方は多いのではないでしょうか。
妊娠中のママたちは産後うつになってしまうのではないかと心配な方もいると思います。
女性は妊娠してからお腹には小さな命が宿り、守っていかなくてはいけないという責任感が生まれます。
お腹が大きくなっていくにつれ、母親になることを実感し、うまく子供を育てることができるかなどの不安がでてきます。
そして、出産後は体力を使い、なれない育児に寝不足続きで精神的に不安定になりうつ病の1種である「産後うつ」になってしまうのです。
1人で家事や育児を抱え込み、自分がやらなければと強い責任感をもつ人は要注意です。
初めての妊娠初めての育児で毎日不安で悩んで泣いて葛藤してる時に支えてもくれない大事にもしてくれなかった旦那の事なんてその後周りから羨まれる位の旦那になろうが大切になんて思えない!妊婦時代と子供が1歳位なるまでどんだけ大事にしてもらったかでその後旦那に対する愛情って左右されると思う
— 育児クラブ (@ikujiclub) August 20, 2020
どれくらいなっちゃうの?
では、産後うつは産後いつからはじまりいつまで続くのでしょうか。
産後の女性の5%~10%は産後うつを発症し、なる時期や長さには個人差があります。
産後2~4週間ころに発症することが多いようですが、1ヶ月~3ヶ月を過ぎてから発症する方もみえるそうです。
また、重症化してしまうと治るまでに1年以上かかってしまうこともあるため早めに医師の診断を受けることが大切です。
ホルモンや環境の変化が重なると誰でもなってしまう可能性のあるうつ病です。
これは産後うつ?セルフチェック!
私も実際に育児をして産後うつに近い症状になってしまいました。
当時、里帰りをしないまま我が家に戻りました。
私の母は「帰っておいで」と言ってくれていましたが、主人は家事を全くやらない人だったため、家が心配で戻ることにしたのです。
我が家に戻ってすぐ、すやすや寝ている子供の寝顔を見て泣けてきたり、家事をしてるときに突然泣けてきてボロボロ泣いてしまったり…
可愛いわが子を見れば見るほど育児への不安や、私は寝不足なのに隣で爆睡している主人をみて悲しくなったり、ほとんど毎日泣けてきました。
私の姉や母が手伝いに来てくれたり、買い出しをしてくれたりなど本当に助けてくれてました。
その優しさにも泣けてくることが多かったです。
主人と付き合いだしたころから泣くことなんてほとんどなかったのになんでこんなに泣けてしまうのか。
心が不安でいっぱいなのか…
ふと、産後うつの言葉が頭をよぎり、セルフチェックをしてみたのです。
【セルフチェック】
〇わけもなくイライラして落ち着かない
〇気分が落ち込み涙が出る
〇考えがまとまらず、家事にやたらと時間がかかる
〇以前は好きだったものを楽しめない
〇寝つきが悪かったり、眠すぎたりしてしまう
〇食欲がない、または食べすぎてしまう
〇赤ちゃんや夫につらくあたってしまう
〇何事も自分が悪いと考えてしまう
〇漠然と不安になる
〇他人との交流を面倒に感じる
〇頭痛や動悸、息苦しさ、肩こりなどがひどい
3つか4つほど当てはまっていました。
周りの助けもあったため、そんなにひどくはなかったと思います。
今では泣くこともなく可愛すぎる子供と一緒にいて幸せです。
なぜか泣けてきてしまうママはセルフチェックをしてみてください。
産後うつになりにくくするには?
産後うつはなりなくないからならないものではないです。
私は自分自身、メンタルが強い方だと勝手に思っていたため、産後うつなんてならないと思い込んでいました。
家事も育児も自分がやらなくちゃいけないことは出産前から分かっていました。
そして、私ならできると思っていました。
しかし、そんなことないんです。
頑張りすぎて自分を追い詰めてしまってたのかもしれないですね。
産後うつから抜け出せたきっかけは、1ヶ月検診の時の先生のある一言でした。
産後うつのチェックを病院でした時に先生が
「子供が泣いとったってちょっとくらいほっとけばええねん。まだ生まれて1ヶ月の子供は言葉が話せんからどんだけ頑張ったってありがとうは言ってくれんし覚えてもないんや。やったら自分が楽なように育児したって問題ないんや。ちょっとくらい泣かせたところで死ぬわけじゃない。泣くのが仕事や!」
関西の方だったので、気楽な感じに言ってくれたのですが、この言葉が私にとっては救いになりました。
泣いてて簡単にほっとくことはできませんが、何だか荷が軽くなった気がしました。
それからは育児が負担に感じず、子供の体重もしっかり増えてることもあり、楽に育児がこなせるようになりました。
他にもママの気持ちを少しでも軽くする方法を考えてみました。
頼れるならとことん頼る!
産後は産褥期といい、ママの体力などを戻すのに1ヶ月ほどかかります。
まだ完全に体力が戻ってないまま家事や育児に追われる日々。
すごく大変で、パパたちには分からない領域です。
しかし、全部やろうとしないでください。
パパに少し子供を見てもらいママはその間寝かせてもらったり、家族にスーパーの買い出しなど行ってもらったり、頼れるところは頼りましょう。
甘えすぎ?
そんな事ありません。
甘えすぎくらいがちょうどいいのです。
悩みすぎない!
今の世の中、ネットに溢れていて、なんでもすぐに調べることができます。
確かに便利な世の中にはなりましたが、いろいろな情報があるのでなにが正解なのか、周りのママより全然できてないなど悩んでしまうことがありませんか?
結局ネットの情報から育児の方法を変えて、神経質になってしまうこともあると思います。
でも、ネットの情報が100%ではないですよ。
自分の生活リズムなどに合わせて育児をしていけばいいのです。
子供だって心配なら病院で先生に看てもらった方が安心します。
ネットの情報を信じ込みすぎずに、まずは自分の母親に相談したり、先生に相談していきましょう。
ネットで調べながら1人で悩んでしまうことも自分の負担になってしまいます。
完璧じゃなくていいってことを知ってくださいね。
頑張りすぎない!
家事も育児も毎日続けることは大変です。
ずっと子供だけをみてたいのですが、そうもいきませんよね。
毎日毎日、〇時にミルク、その後掃除、ご飯の準備…などたくさんやることがあります。
子供は泣くことが多いのであやしたりなど、ママの休憩って少ないのです。
さらには睡眠時間も少なく、疲れて当然です。
でも、全部完璧にやる必要はないんじゃないでしょうか。
洗濯を干してる時に子供が泣いてもとりあえず泣かせておいたり、可能であれば1日家事お休みする日をつくってみたり。
私はおしゃぶりにも頼ってました。
とりあえずこれ吸っといて〜!って感じで口に突っ込んでましたね。
もちろん毎回上手くいくわけではないですが、結構助かりましたよ。
家事をしない日を作るためには前の日の夜に主人にこの日だけ寝かしつけを頼み、その間にトイレなど夜にできる家事をしてしまいます。
当時は大人2人と赤ちゃんだったので、1日洗濯を回さなくても問題はありませんでしたので次の日の洗濯はお休みしました。
家事をしない日はほんとに最高ですね!
子供がお昼寝したら今まではその間に家事だったのが自分も一緒に寝れるのですから!
もし可能ならほんとにおすすめです。
育児が大変な時は家事は適当でいいんじゃないでしょうか。
もしご主人に怒られたらこれだけ大変だと言うことを伝えてあげましょう。
これは怠けてるわけではありませんよ!
不安を話す!
正直相手は誰でもいいんです!
私の場合は友達でした。
たまたま友達が同じタイミングでママになっていったので、友達や先輩に子育ての不安やアドバイスをもらったり、主人への不満をぶっちゃけたりしてました。
母親や兄弟にも話してました。
すごくスッキリします。
そして、話すことで冷静になりなにをそんなにイライラしてたんだろうと自分ではっとすることも少なくなかったです。
女性は話すことが好きな方だと思います。
話すことでストレス発散にもなるので友達や家族に不安を打ち明けて見てください。
意外とみんな不安に思っていることが多いみたいで自分だけじゃないようですよ。
子育て中のママたちへ
たくさんの方が同じように育児に対して不安を抱えています。
子育てをしているといろいろなことが起こりますよね。
子供が熱を出したり、汗疹ができたり、オムツかぶれをしたり…
でも、自分せいだとか、もっとちゃんとしなくてはなど自分を責めないでください。
1人の子供を育て上げることは容易ではありません。
全てママがやらないといけないわけではないのです。
周りの方にもっと頼っていいんですよ。
無理をしないで、まずは深呼吸して気楽に育児を楽しんでください。