読み聞かせで育てる読み書き力
絵本の読み聞かせ
ある司書の友人に、言われた言葉があります。
「子どもの背丈と同じくらい本を読み聞かせしてあげなさい」
本を積み上げて、子どもと同じ背丈分の本を読み聞かせしてあげることが子どもにとって大事なんだそうです。
子どもの脳はとても柔軟で、たくさんの言葉や表現、感情などあらゆるものを本から吸収することが出来ます。
なので、最低でも子どもの背丈分は絵本を読んであげて、ということでした。
実践してみた結果
我が家の娘が生後半年の頃から、寝る前に必ず一冊以上、絵本を読み聞かせしています。
絵本が大好きで、わかるようになってからは何冊もせがまれ、一~二時間くらい読み続けた事もありました。
じっくり聞いてくれるので、指で読んでいる所をなぞりながら読み聞かせしていたら、二歳過ぎた頃にはだいたいの文字が読めるようになりました。
好きな絵本は暗記していて、読み始めると一緒に声に出して読んでいたので、子どもの記憶力ってすごいなと感じていました。
そして三歳になる前には、自分で文字を思い出しながら何字か書くことも出来るようになり、文字を見ながら書くことも楽しんでいたようです。
5歳過ぎると絵本をすらすら読めるようになり、今は簡単な漢字が少し混ざっている絵本も読めるようになりました。
ちなみに、2歳半になる下の子にも絵本を読み聞かせしているのですが、「これなに?」攻撃で絵本が次のページに進まないため、指でなぞって読み聞かせは出来ていません。
なのでまだ字は一字も覚えていませんが、、これなにに全部付き合っているので、色んなものを覚えてとてもよくおしゃべりしています。
読み聞かせることの大切さ
小さな頃から絵本を読み聞かせることによって、言葉の豊かさや理解力を伸ばしてあげることができ、さらに親子のコミュニケーションもとれるので、ぜひたくさん読み聞かせてあげてください。
絵本に興味がなくて聞いていない子でも、無理やり絵本を見せるのではなく、お母さんがそばで読んでいるだけでいつかは興味を持って耳を傾けてくれるはずです。
オーバーリアクションで楽しく読んでみたら、面白そうと興味が沸いて最後まできいてくれることもありますよ。
絵本が好きになったらそのうち自分で読むようになり、自然と読む力や書く力が身につきます。
興味のある文字を自分で書き始めたらたくさんほめて、書き順はこうやってみてとさりげなく教えてあげましょう。
絵本を読むことや字を書くことが楽しいと感じれば、自ら読み書きしてくれるようになるでしょう。