数あそび ~身近なものを使って算数センスを育てよう~

算数センスを楽しみながら育てる方法があります!
就学前のお子さんから小学校低学年くらいまでのお子さん向けに、身近なものを使った「数あそび」を紹介します。
自分が算数は苦手だったので、子どもには得意になってほしいと思ってる方や、算数ってセンスよねとどこか諦めてしまっている方におすすめです。
子どもがだんだん大きくなって、「何を、どう学ばせるか」迷ったら、ぜひ参考にしてみて下さい。

準備~卵パックが算数脳を育てる⁉~

昔から、分からない時は「実物を使うと良い」と言われます。
しかもゲームであれば、子どもは喜んで飛びつきます。
でも知育玩具・ゲームを買ってきても、すぐに飽きてしまうなんてこともよくあることです。

そこで、家にあるもので数遊びゲームを作りましょう。
捨ててしまうものを使うのでお金をかけることなく始められ、意外と子どもの食いつきが良いです。

今回使うのは、「卵パック」と「ペットボトルキャップ」です!
卵パックは、10を作る練習に使える優秀な廃材です。
1と9、2と8、3と7、と素早く10になる補数がイメージできる練習に使います。

●卵パック 1つ(ふたの部分を外して2つに分ける。手を切りそうなところがあればマスキングテープなどで保護する。)
●ペットボトルキャップ 20個(よく洗って乾かす。カラフルだと喜びます!20個揃わない時はスーパーボールや飴でもOK。)

●シール 12個(0~9の数字と、星マーク2個を書く。)
●サイコロ 2個(1つ目に、1~5と星を貼る。2つ目に6~9と0と星を貼る。)

遊び方~10を作るだけの簡単な計算ゲーム~

2人で遊びます。
1、じゃんけんで順番を決めます。
2、勝った人からサイコロを2個同時にふります。2回目以降はサイコロは2個でも、どちらか1個でもOK。
3、出た目の数だけ、卵パックにキャップを入れます。星マークは自分の好きな数字にしてOK。
4、10を超えてしまう数が出てしまっても大丈夫、キャップはそのまま動かさず、次の人の番になります。
5、サイコロをふり続け、先に卵パックにキャップを10個揃えた人の勝ちです。

8+1+1、6+2+2、といったように10にするにはあといくつ足りないと、サイコロとにらめっこしながら頭の中で考えます。
サイコロひと振りで、星マークが出るのも盛り上がります。(例:7+星マーク=10、2+星マーク=10)

はじめのうちは、大人が「あといくつで10になるかな?」とぽつりとつぶやいてみたり、考えたりするふりをしながら遊ぶのがコツです。
遊んでいくうちに、1と9、2と8、3と7、と素早く10になる補数がイメージできるようになってくるのが分かると思います。

数の世界は楽しい

10になる数字の組み合わせを素早く言えるようになると、たし算の繰り上がりや、ひき算の繰り下がりにすんなり入れます。
繰り返してトレーニングすることが必要ですが、今回紹介したように遊びながら身に着けてしまうのが一石二鳥です。

算数がキライというお子さんの中には、算数の勉強はつらいものと感じているかもしれません。
「数字っておもしろいね~」「すごい!算数の問題が得意だね~」
といった雰囲気づくりが家庭では必要なのかもしれませんね。
親子一緒になって、数の世界を楽しんでみませんか?

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